https://www.bbc.com/japanese/45027899

米ワシントン州シアトルの連邦地裁は31日、
3Dプリンターで銃が造れるソフトウエアについて、一般への公開差し止めを命じた。

銃所持の権利を訴える団体「ディフェンス・ディストリビューテッド」は今年6月に、
銃の製造方法をインターネット上に公表する許可をめぐる訴訟でトランプ政権と和解し、
1日にソフトウエアのダウンロードを可能にする予定だった。

しかし、8つの州および首都ワシントンのコロンビア特別区は、
連邦政府による許可の差し止めを求めて先月30日に提訴。
追跡不可能な銃が出回ることは安全を脅かすと主張した。
シアトル連邦地裁のロバート・ラズニック判事は、ソフトウエアが
悪の手に渡る可能性があるとして、日付が公開予定日の8月1日に変わる数時間前に
暫定的差し止め命令を出した。
ラズニック判事は、「3Dプリンターは公立大学や一般に公開された場所に存在しており、
取り返しの付かない損害を生じさせる可能性がある」と述べた。

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