大鳳の例で言えば松本喜太郎氏の資料では外側のタンク(防御板直前の液層部分)は重油タンク兼海水タンク(常時満)とされ、
内側のタンクは単なる重油タンクと明確に区別されています。
 防御用液層は必要に応じて注水する前提であることが見て取れるようです。
 対して内側のタンクは消費すればそのままのようですね。
 八代準氏の艦艇の初期設計でも防御用液層への海水注水についての言及がありました。

 考えて見れば普通のボイラーも定期的に配管洗浄を行ったり適宜水抜きが必要になりますから、
共洗いの要領で行けば海水を排出した後のタンクに燃料を補給しても当座の使用にそれほど神経質になる必要もないのでしょう。
寿命には恐らく良くない影響はあるでしょうけれど。
 

>>919
 エマルジョン燃料のことでしょうか?


>>920
 海水注入後のタンクへの燃料補給について明確に言及していますね。