>>266の続き
レートン情報参謀の自著
『太平洋戦争暗号作戦』
より以下引用。
下巻 P289
「四日の夜遅く、われわれは無電諜報によって、
山本の連合艦隊旗艦が戦艦二戦隊とともに戦場に急行しつつある前兆をとらえていた。
〜略〜
これがあまり突然だったので、われわれは最初、方向探知機が間違ったものと思った。
〜略〜
しかし、ハイポが夜通し位置の測定をするにつれて、
「大和」が西からミッドウェーに近づいていることが確認された。
「なぜ、こんなに突然やってきたのか、説明できるかね。
彼らは真珠湾のときのように本土水域にとどまっている、ときみは言ったはずだが」
と、ニミッツは私に言った。
「ええ、これも無電諜報ゲームの一部ですから。申し訳ありません」
と、私は過ちを認めた。