南雲忠一中将を再評価するスレ(江)
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南雲長官はもっと評価されるべき(35代目)
前スレ
[34代]南雲忠一中将を再評価するスレ(己)
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1515058374/
(>>326〜 三空母撃破後の米空母側情勢判断、>>721〜 米海軍の組織力考察の章)
過去スレとテンプレはまとめwikiを参照されたし
admiralnagumo@ウィキ
http://www10.atwiki.jp/admiralnagumo
戦史検証が中心になるので、雑談は支隊スレへどうぞ
【飛越し着艦】本日の南雲部隊司令部 1AF【離着艦】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1384660511/ >>306
いや。
北アフリカ上陸作戦は、海軍のキングだけでなく陸軍のマーシャルも反対していたのが、
中間選挙の人気取りのため、ルーズベルトが陸海軍両首脳の反対を押し切って、
チャーチルの希望を叶えたものなんだが。 >>312 ありがとうございます。
>ルーズベルトが陸海軍両首脳の反対を押し切って、
そうでしたか
『モリソン戦史』(第4巻p221)には
「アメリカ陸海軍統帥部が、アメリカの参戦する以前に
早くも同意していた”ヒトラー打倒第一主義”という決定」
とあるので、
トーチ作戦も、その延長線上の規定路線かと思っていました。 計器飛行での索敵の座標誤差が起点からの距離の10%くらいだったら
かなり凄腕なんじゃないか? >>313
イギリスがスレッジハンマー作戦を拒否したので、アメリカのJCSでは、
マーシャルもキングも太平洋優先主義に方向転換しようとしたのに対して、
ルーズベルトがこれを拒否し、ハリー・ホプキンス、マーシャル、キングが
ロンドンへ派遣されて、米英の妥協案となったのがトーチ作戦。
下のアメリカ陸軍公刊戦史の12〜14ページ。
http://www.ibiblio.org/hyperwar/USA/USA-MTO-NWA/USA-MTO-NWA-1.html 愚作もなにも1940年のビクトリープランで1943年以降のアメリカの進攻スケジュールはおおまかには決まっていた。
それに必要なハードウェアを1943年までに徹底して標準化し必要な数量を生産したわけだが。 仮に理想的に奇襲が決まってミッドウェイが取れたとして、兵站・連絡線は、結局、マーシャル諸島を経てウェーク島、ミッドウェイとなるわけでしょう。
LOSとしてか細いね。
ハワイの前哨を引き剥がす意義よりも、延々と敵前をミッドウェイまでLOSを引くリスクの方がどう見ても大きいじゃないの。
ウェーク自体も43年ごろには孤立拠点として維持で精一杯になる。
その先にあるミッドウェイはさらに飢餓に陥るのが早かろう。 当時のアメリカは一国で世界中敵に回しても勝てる位の力あるんだから日本ごときが戦争しかける事態無理 この42年の攻防で重油の総備蓄量が三割くらい消し飛び、トラックの備蓄量も底が見える状態になる。(XもしくはY作戦の数回出撃分で終了)
43年後期や44年度は艦隊行動が厳しいほどになり、マーシャル諸島の攻防では「連合艦隊」としての出撃がほとんどできず無抵抗に近い形で失った。
どれでトラックの前哨が剥がされて、T号事件というかスプルーアンスのトラック空襲を受けて、マリアナ作戦前に致命的損害を受ける。
その遠因を辿っていくと、ミッドウェイまでほぼ全艦隊を出撃させた(そして大敗した)このバブリーな御大尽作戦に行着く。
もう連合艦隊という編組自体が有効で無くなってきてた。
日本側も「機動部隊(第3艦隊)」を中核にコンパクトな編合部隊を機敏に運用する時期に来てた。 >>318
そんなことは無い。
両洋の総力戦を戦い抜いたのは装備の標準化努力と生産工学の革新を積んだ結果。
単純な量的国力差だと思考停止してたら未来永劫理解できてきない。
アメリカの国力もけっして無限ではない。
次の世代のベトナムでも挫折してる。
だからWW2の太平洋戦域の戦いが興味深い。 >>314 100浬先の10%と、300浬先の10%は
だいぶ違うと思いますけどね。
>>315 英米も一枚岩ではなかったんですなぁ
>>316 ネタにマジレ(ry
>>317 まぁ、そうなんですけど、
戦略論を語ったところで、答えは出ませんから
ここは南雲スレ! 南雲長官が主役! >>318 まずは『大東亜戦争全史』あたりから
読まれてはいかがですかな
>>319 聯合艦隊がオールスターで総出撃したというのに、
主力部隊が米側に探知されなかったのがもったいない。
日本の戦艦が全部出て来たとなれば、そりゃあ
ミッドウェーのような小島どころの騒ぎではなく、
ハワイ攻略、あるいは西海岸上陸も視野に入っているはず!
と、おおいに敵さんを混乱させたことでしょう。
>>320 続きは支隊スレへ→>>1
ここは南雲スレ! 南雲長官が主役! >>311の続き
あまり話題になることも無いですが、
通常の戦記本では、この報告を受けて、
スプルーアンスは直ちに攻撃隊発進を命じた・・・
と、流されてしまうのですが、
本職が米司令官なら、びっくりして、
思わず二度見してしまうところですね。 >>323の続き
この日の朝、PBYからの報告を受けてから約8時間
何の音沙汰もなく、
「日本軍の空母は、残り何隻なんだ?」
とやきもきしていたところに、
いきなり飛び込んできたのが、これですから。
100浬先に敵空母がいるなんて、言わば、
知らぬ間に、懐に飛び込まれたようなものですよ。 >>324の続き
「えっ、そんな近くに居たの?」
「いったい、どこを索敵していたんだよ」
「すぐに次の敵襲がやってくるぞ、上空警戒を厳にせよ」
ちょうど、利根四号機の報告を受けた南雲司令部が
「米空母はまだ200浬以上先か、次の敵襲まで時間があるな」
と余裕をかましていたのとは、正反対の状況です。 >>325の続き
この時の両司令官の心境については、興味深いですが、
とはいえ、報告艦位の誤差がどれだけか、なんて、
当事者には知り得ないことです。
とにかく、索敵報告を信じて、
攻撃隊を出すしかありませんね。
はたして40浬の誤差がある目標に
うまくたどり着けるでしょうか。 >>310
日米とも艦爆は複座だけど隊長機の場合、隊長は操縦席と後部席どちらに座ってるの? アメリカは操縦士が全員士官だから、隊長は操縦士だけれども、
日本海軍の艦爆では、後席の偵察員が隊長の編隊もある。
http://kitabatake.world.coocan.jp/rikukaigun36.html 「飛龍があまりにも愚か」という解釈もあるのでは?
掃討戦段階に入っているのに、掃討される側が接近してきたともとれる。
事実、掃討されてしまうのだが。
残存機数が数えるほどなのに計算されたリスクと言えるかねえ?
小林隊、友永隊の残存を収容した段階で急速離脱という考え方もあったと思う。
頭に血が上った指揮官は迷惑だね。 短絡的に敵艦を沈めることだけではなくて、この段階での航空優勢の期待値も冷静に評価すべきでは。
「戦闘機による航空優勢の争奪」という観点では、最早、決定的にアメリカ側に優位がある。レーダーもあるしね。 >>329
捕虜からの情報で米空母は三隻。その内の二隻はやっつけたので一対一とな
れば指揮官の性格からして突進するわな。 >>331
日本海軍全体への不満として、「撃沈」を目視したわけでもないのに安易に「1対1」とか希望的観測に流れてしまう。
小林隊攻撃直後は深刻に見えた飛行甲板は、パッチでほぼ完全に回復して離発着も可能に。
それが現実。 「沈めた(と思われる)隻数」ではなくて「今現在で残存する隻数」を掴むべきだな。
どんな手を使っても。 >>327 珊瑚海の攻撃隊長は、翔鶴艦爆隊長の高橋赫一少佐
でしたが、少佐の場合は操縦席でしたね。
>>328 後席は偵察員だから、指揮官にはなれないのかな
>>329-331 今はアメリカ側の視点で検証しているので、
「日本軍の空母が、残り何隻か」は、不明ですね。
>>332 いやいや、それは世界共通でしょう。
アメリカだって、存在もしない”戦艦ヒラヌマ”を沈めてますよ。
航空戦での戦果判定は、誤認だらけ。
>>333 それが本編の主題です。
しかし、実に難しい。 >>334
真珠湾攻撃隊の総隊長である淵田美津雄中佐は偵察員ですがな。
偵察員の方が、操縦士より全体を見渡せるから指揮官にはいい、
という説もあるし。 >>332
>日本海軍全体への不満として、「撃沈」を目視したわけでもないのに
そうイメージされがちですが、結構ケースバイケースです。
ジャワ作戦終盤、P40輸送中の水上機母艦ラングレーを陸攻隊を攻撃した際には、
攻撃隊は命中火災により「撃沈確実」を報じていますが、
同隊参謀は「撃沈を目視」していないとして、戦果報告を却下。
(実際には撃沈)
マリアナ沖海戦後の硫黄島再空襲では、
八幡部隊は空母撃沈を報じていますが、
海軍中央は基本的に却下しています。
比較的詳細な戦果報告文ですが、
攻撃隊空母攻撃時から偵察機の「沈没しつつある大型艦らしき艦首を確認」
までの連続視認ができていないためと思われます。
(実際には撃沈艦船無し) >>332
>小林隊攻撃直後は深刻に見えた飛行甲板は、パッチでほぼ完全に回復して離発着も可能に。
>それが現実。
それこそ、この時の日本側が「知り得ない事実」ですよ。
触接機や潜水艦等が、ヨークタウンを連続監視していた訳ではないんですから。 >>329
>「飛龍があまりにも愚か」という解釈もあるのでは?
>小林隊、友永隊の残存を収容した段階で急速離脱という考え方もあったと思う。
仮にこれが批判すべき作戦行動だとするならば、
先ず批判すべきは「南雲長官」です。
山口司令官はその次くらいです。
第一機動部隊の指揮権は、南雲長官が既に回復しているのですから。
論理的ではない南雲びいき、山口びいき、
あるいはその逆の叩きも無意味かと。
(すべての人に意地悪く) >>324
>この日の朝、PBYからの報告を受けてから約8時間
>何の音沙汰もなく、
>「日本軍の空母は、残り何隻なんだ?」
>とやきもきしていたところに、
少なくとも米攻撃隊帰投後には
フレッチャー、スプルーアンスともに水偵を出しても良いと思うんですが、
両司令部は検討とかしたんですかね?
実際に水偵を使用したのは最上、三隈追撃時が最初のようですが。 GF長官氏、ゲショゲショ氏共に米側が水偵を敵空母の捜索に使用してないことを指摘されてますが、
当時の米軍に水偵をそういう用途に使う考えがあったのでしょうか? >>341
当時使用していたOS2Uは、弾着観測や対潜哨戒をこなすのがせいぜいの性能としか思えなくて、
比較的遠距離に進出して敵機との遭遇が予測される任務には適していない機体に見受けられます。 米軍の水偵の運用思想が>>342であれば、そこから外れた運用を現場の指揮官に求めるのは、ちょっと酷ではないでしょうか。
水偵搭乗員の平素の訓練内容もありますし。 >>342
そのためにSBDが有るわけですが、偵察に回すには数が足りなかったのかな? 水上艦の積んでる水上機でも観測機と偵察機は別だよね。
どうしても偵察の方が大型で高速、大航続力。 >>336 いえ、米海軍の話ですよ。
確か向こうは明確に区別されていたような
>>337 いずれにせよ、航空攻撃の戦果判定は難しいですな。
>>338 まぁ、あの修復後の写真を見せられると、
「えっと、どこに爆弾が当たったんだっけ?」
ってなりますよね。 >>339 全く。航空戦は山口少将に一任されていましたが、
作戦全体の指揮は、南雲長官が握っていますからね。
>>340 そういう選択肢もあったかと。
>>341-343 ええ、そこはミッドウェー限定ではなくて、
米海軍全体の欠陥として、指摘したつもりです。
>>344-345 まさに、兵力整備方針自体の欠陥ですな。
索敵と攻撃を兼任させれば、当然そうなることは
十分に想定できたはず。 >>326の続き
もうひとつ重要なのは、敵針・敵速
>on course North speed 20 knots
「20ノットで北上中」
この情報をもとに、未来位置を予測することに
なるのですから、誤差は小さい方がよい。 >>348の続き
20ノットなら、戦闘速度としては平均的な値ですし、
信頼しても問題ないと思われます。
ちなみに、一航艦の戦闘情報によれば、
この時期の筑摩の速力が20ノットと記録されているので、
ぴったり正解ですね。
航空索敵の場合、目標の航跡の長さから
その速力を推測するようですが、実に素晴らしい。 >>349の続き
参考までに、歴史群像には
「敵発見、空母1、戦艦2、重巡2、駆逐艦4、
北緯31度15分・西経175度50分、
15ノットで北上中」
(『日米空母決戦ミッドウェー』)p163 >>350の続き
>>297でも明らかなとおり、
「西経175度50分」は、誤記?ですね。
米空母が西経176度なので、それより東側に
なってしまいます。
さて、このアダムス機の情報をもとに、
攻撃隊の針路を計算してみましょう。 といったものの、明日は飲み会のため
お休みします。
今年の夏は、殺人的な暑さですが、
あと一週間で盆休みだぜい
南方で作戦中は、夜はみんな甲板に出て
寝ていたそうですから、
クーラーがあるだけ有難いと思わねば
それではノシ >>346
ドーントレスの後席は、英語ではradioman-gunners、radio-gunners、
rear-gunnersなどと呼ばれていたそうだ。
https://www.usni.org/magazines/navalhistory/2013-05/rear-seat-gunners-midway
ということは、航法は士官である操縦士が担当すると思われる。 水偵は払暁からの偵察にしか使えないんじゃないか?
シーステート次第では、そもそも着水・離水できないし、30分を争う日中の索敵にはそもそも不適。
艦隊の陣形も乱れるし。利根・筑摩クラスが陣形から離れたら防空上も痛いでしょ。 それ自体に罪はないが、マクラスキーに捕捉されて大惨事になったきっかけも、嵐が対潜戦闘で陣形から離れたらことによる。
嵐の航跡を辿って「敵機直上急降下!」となる。
水偵の発艦・回収もリスクをはらむと思うよ。 珊瑚海の流れからの戦訓の一つは、「空母機から索敵機以外は信頼できない。」
属人的な部分もあろうかと思うが、これが1942年の現実。
だれも「空母対空母」の戦闘んんか経験したことも無いわけです。
水偵の乗員に対空母戦闘の情報の尺度を理解しろと言う方に意味がある。
だから、南雲機動部隊の建制化は急務だったんだ。
連合艦隊の無理解に恨みがつのる。 >>356
MO作戦時、第六戦隊の水偵隊は非常に優秀だったし、逆にネオショーを空母と誤認したのは翔鶴発進の索敵機(艦攻)。 珊瑚海海戦の戦訓をミッドウェーで応用しろって無理じゃね?
5/7,8だろ?
んで南雲機動部隊がミッドウェーに出撃させられるのが5/27
20日前後じゃ到底検討、応用無理だろ アメリカ海軍は珊瑚海海戦の戦訓から、F4Fの機種更新もあって、
ミッドウェーでは空母1隻あたりの戦闘機の数を増やしているがな。 >>342
興味ないことかも知れないけど、あの当時のミッドウェイにOS2U居ないと思うよ
米重巡洋艦搭載の水偵は基本的にSOCだから
米艦艇に搭載している水偵はキングフィッシャーって思っている軍オタ一定数居そうと思ってしまうくらい、日本の軍オタって米水偵に興味無さそうな印象 >>353 ありがとうございます。
面白そうなサイトですねぇ
>航法は士官である操縦士が担当
なんと、操縦しながら航法もできるなんて、
米パイロットは超優秀じゃん!
>>354 むむ、昼間に使用された例は数多あると思いますけど・・・? >>355 そこから前進部隊の発想が出てきたんでしょうな。
水偵搭載の重巡を前に出して、敵の攻撃を吸収させる、と。
>>356 むむ、何を根拠に? →>>357
>>357 全くです。両者の報告の順番が逆だったら、
日本側の思惑とおりに進んだはずなのに! >>358 搭載数5割増しですな。
>>359 同意。本職も野原茂氏の
『アメリカ海軍機1909−1945』
くらいしか知らない・・・教えてエロイ人! しまった、アンカーがひとつずつずれてますね
酔っぱらって、書き込むもんじゃないな・・・orz
>>358 そうですね。
翔鶴らが内地に戻って来たのが、5月17〜19日ですから。
本格的な戦訓検討の時間はないでしょう。 >>364
史上初の空母VS空母の海戦だったのに五航戦が得た所見と戦訓を研究する
暇はなかったのかな?
少なくともMI作戦の発動を遅らせてでもすべきだったけど実際には幹部クラスに
ペーパーが配布されただけだった。
戦史本だと「妾の子(五航戦)ですらあれだけやれたのだから我が一・二航戦
なら米機動部隊など鎧袖一触w」と侮っていてペーパーすら顧みられなかった
らしいけど。 >>361
ドーントレスの後席が航法を担当するなら、
gunnersではなく、observersと呼んだと思われる。
https://en.wikipedia.org/wiki/Observer_Badge >>360
ご指摘ありがとう。日本語版wikiで調べりゃ判る程度のことだったのね…。
穴があったら入りたい。 >>357
個々の水偵には優秀な機はあったかもしれない。
ただし、対空母戦闘で敵空母撃沈(レキシントン、ヨークタウン、ホーネット)に繋がった索敵情報は100%艦上攻撃機、艦上爆撃機の情報による。
(小林隊の攻撃を「索敵攻撃」(事実上のスカウティングボンバー)とみなす。)
この当時の全体システムを見る上で「100%」という事実は無視できないと思う。
純粋インテリジェンスよりも「コンバット・インフォメーション」が実際の撃沈に繋がっているわけです。
専門情報屋への戒めとしたい。 >>358
>>365
日本海軍の本来の姿勢は、戦訓の分析・対策には定評があったはずだ。
(黄海海戦→日本海海戦)
「できる」「できない」というよりも「やれよ」という世界でしょう。作戦の前提だろうと。
どうしても時間的にできないなら、南雲機動部隊の上申通り作戦を延期すべきだった。
光人社「ミッドウェイ海戦」では連合艦隊司令部は「「週間単位」で攻勢作戦を発動しなければならない」という強迫観念をもっていたという。
作戦的な合理性よりも、病理的な分析が必要なんじゃないか?
「ドゥーリトルに帝都を爆撃された」と言っても純軍事的には蚊にさされたようなもので。
これが「本当に」ミッドウェイ作戦の発動要因なら「病気」でしょう。「心の病」系の。 南雲機動部隊司令部も「慢心」と言われるが、草鹿の証言では「南方作戦の戦死者の二階級特進の上申でミッドウェイ作戦の研究どころではなかった。」とあります。
概ね真実じゃないか?
南方作戦の後始末と機動部隊の再編に忙殺されていたと。
友永大尉だって、ミッドウェイ直前に転属してきた転入組だし。
よくぞ短期間で部隊をまとめたと感心するが。
慢心してたのは、もっと「上」だろう。
開戦以来、内地からピクリとも動いていなかった連中。
戦場の匂いを全く嗅いでいない連中が、何故かこのときに限ってしゃしゃり出てきたわけです。
そして全てを台無しにした。 >>368-370
色々突っ込みどころが多い…。
取り敢えず、そもそも利根四号機が敵艦隊を発見できなければ、
最終局面まで米空母の存在に気付けなかった可能性が高いのですが。
>専門情報屋への戒めとしたい。
いまいちピントがわかりませんが、どういうことですかね? >>365 戦訓を研究するといっても、ピンキリですねぇ
>少なくともMI作戦の発動を遅らせてでもすべきだった
それが出来れば苦労はないわけで、
機動部隊の出発が一日遅れたのでさえ、
しぶしぶ認められたというのに、
N日は変更されなかったくらいですから。 >>366 ありがとうございます。
偵察員の資格では、攻撃隊の指揮官にはなれない、で合ってるかな
>>367 本職も確認しました。
シーガルは終戦まで使われていたようですね。
後継機の開発失敗は、どこの国でも同じなのか・・・ >>368 えっと、>>357の後半を読まれました?
それに、
>小林隊の攻撃を「索敵攻撃」とみなす。
小林隊を誘導したのは、筑摩五号機の”正確な報告”
によるものですよ。
>>369-370 月齢とかアリューシャン方面の気象とか
色々ありましてねぇ >>371 なにか信念をお持ちの方のようですな。
ちなみに第二次ソロモン海戦では、
艦攻19機から成る 第一段索敵は失敗し、
別に出していた、筑摩二号機からの報告により、
第一次攻撃隊がエンタープライズ爆撃に成功しています。
こんばっと・いんふぉめーしょん?
最近流行ってるのかな >>351の続き
今回の場合、敵針・敵速は
「20ノットで北上中」
なので、簡単ですね。
会敵までの所要時間をかけてやれば
答えが出ます。 >>376の続き
まず、アダムス機の報告が入ったのは1145時。
ただし、飛龍を発見したのは1130頃と言われています。
次に、位置関係(>>297)を確認すると、
ヨークタウンから見ると、西方に約130浬ですが、
エンタープライズは、さらに東方に居たので、
そこからは、約160浬になります。 >>377の続き
※1度=60分=60浬
つまり海図上は、1分が1浬です。
SBDの巡航速度を130浬とすると、
飛行時間は1時間余り、
攻撃隊発進準備に1時間程度かかるとして、
だいたい2時間後になりますが、
余裕を持たせて、、2時間半後の1400頃に会敵予想
とするのが、妥当でしょう。
(史実もそうなっています) >>378の続き
この間、日本空母が北上を続けるとして、
20x2,5=50
すなわち、現在位置より北に50浬ほど移動している
(北緯32度付近)
ここがアタック・ポイントになります。 [米空母第二次攻撃隊の航法計算]
会敵予想海域(1400頃)
(北緯32度5分・西経179度5分)
×
↑ ←┐
▲ └┐
日本空母の報告艦位(1130頃) └┐
(北緯31度15分・西経179度5分) └┐
└△攻撃隊発進
エンタープライズ(1230頃)
(北緯30度55分・西経176度20分)
※エンタープライズの西北西(293度)・距離180浬 >>373
海軍航空隊のobserver偵察員は士官だけれども、陸軍航空軍の例からいって、
radioman通信士やgunner射手だと下士官か兵と思われる。
だとすれば後席は指揮官になれない。 >>381 情報感謝します。
階級の問題ではないようですね。
となると、複座機なら必然的に
操縦員が航法も担当することになるのか。
米空母機の航法がお粗末な理由が分かってきた気がするぞ! >>367
まあ知ったきっかけは昔にやったwar in the pacificというコンピュータゲームだから俺もあまり偉そうな事は言えないのだけどね
「何で艦種ごとに違うのだろう?ゲームではそうなってるけど実際もそうなのだろうか?」と初めて疑問に思ったし
太平洋戦記とか提督の決断などをやってた時は米軍艦の搭載水偵に全く疑問にすら思わなかったからなあ 艦載機の半数を雷装待機させろと命令されてた件でも、
図上演習でミッド攻撃中に敵艦隊が出現して味方空母が撃沈される結果なった件でも、
なんでミッド攻撃中は敵空母は出てこれないこと前提で作戦立てててこうなる? 南雲機動部隊の半数の搭載機でミッドウェイの航空基地を制圧できるとしたら、完全な払暁奇襲に成功し米側の航空機がウォーミングアップもせずに地上待機している状態のみ。
地上に敵機がおらず、対空砲火も熾烈で、しかも南雲機動部隊にガンガン攻撃隊を送り込んでくる状態で作戦の前提は崩れている。
作戦次元では失敗です。後は戦術次元の損切りの問題で。
この期に及んでも二日後の攻略部隊の上陸作戦がN/Cってどんな拷問かと。
着実に着実に近藤艦隊はミッドウェイに歩を進めているわけでしょ。
誰かが中止命令を出さない限り。 >>384
ミッドウェー海戦だけじゃなく太平洋戦争時の日本海軍は往々にして複雑で時計の針の動きに合わせて刻一刻と多数の部隊艦隊が同時に動いていくような
策士策に溺れるような作戦が多いけど、殆ど敵の存在を無視したものが多いよ。
こちら側の意図した場所と時間に敵が出現する事を前提としたものが多いというか。
捷一号作戦でも敵機動部隊を誘致出来なくても、当初の作戦計画通り全艦隊をそのまま動かしていた可能性高いし
というか作戦どうこうよりあらかじめ決めた行動を取る事は得意でも臨機応変さが必要な場合に対して非常に苦手なのではないだろうか? 海上作戦の分類で言えば、MI作戦は、"forward operations"(ミッドウェイ航空基地の制圧)、"open ocean operations"(位置不明の米空母TFの撃破)を同時に南雲機動部隊に押し付け
しかも、二日後に近藤艦隊のlocal engagement(ミッドウェイ島への上陸作戦)を支援させるという。
海上作戦理論上、完璧に破綻しまくっている悪手。
成立するとしたら、各々の作戦形態ごとに個別に任務部隊を割り当てるしかない。
それだけの戦力優位性と兵站基盤があったかと。
無かったですよね。連合艦隊司令部の頭の中以外は。 戦略次元-作戦次元-戦術次元の階層構造で分析すべきだと思うんだよな。
南雲機動部隊への同情は上位概念の作戦次元の失態を戦術次元で跳ね返せなかったと非難されてることだね。
今なお。
残酷ですよ。 >>386
仙人参謀のそれはそうだけど戦争後期ともなるとそんなご都合主義的な作戦しか
起てようがなかった印象。 >>383 そういうきっかけがあったのですね。
>>384 むむ、これはどっちの話かな。
>>385 ミッドウェー島はN日まで反復空襲して制圧する計画です。
>>386 むしろ逆に聞きたいのですが、米海軍は
>策士策に溺れるような作戦
ではないとでも?
ミッドウェーなんて、暗号解読通りに南雲艦隊が出現してくれないと
破綻する作戦内容ですけど?
珊瑚海でも、1日目はMO機動部隊の位置を把握できないまま、
危ない綱渡りだったと思いますけど? >>391の続き
>策士策に溺れるような作戦
この言葉って、作戦が失敗した時にしか使われないんですよね。
当たり前だけど。
つまり、作戦内容の問題ではなくて、
ただの結果論なのでは?
>>387- 諸君、今から
「おれのかんがえたひっしょうみっどうえいさくせん」
講義が始まるぞ。心して聞けよな! MI作戦では、作戦目的の二重性(島制圧と空母撃滅)が
いつも指摘されるのですが、
攻勢側の作戦はいつだって、この問題から逃れることは出来ません。
マリアナのスプルーアンスも、レイテのハルゼーも、
日本軍の意図を完全に読み違えていますしね。
本職は、GFの作戦は色々な矛盾をはらんでいたとは思いますが、
”最初から破綻していた”とまでは思いません。
>>387氏には、ぜひ正しい「上位概念の作戦次元」とやらを示していただきましょう。
どうすれば、ヒットアンドアウェイを繰り返す米空母を捕捉撃滅できますか?
もちろん、1942年前半の使用兵力の限りでね。 >393 MO作戦に全力投入しておけばミッドウェーでの史実
の 4-1 よりは日本側に面白いスコアになった(それなりに
「捕捉撃滅」)か、あるいは急降下爆撃の威力で南雲機動
部隊の空母6全滅(史実以上に歴史に残り未来の話のネタに
なる)とか、MI作戦やらなかった時間軸の方を見たかった
気もします。
MO作戦の場合は連合国側が戦闘回避する選択できなさそうですしより捕捉撃滅向き? >>392
質問に質問で返して申し訳ないんですが日本海軍側は少しでも敵米軍の暗号解読をしたり動きを知ろうとしたりしてたんでしょうか?
結果論というかミッドウェー島を攻撃占領したら米艦隊が誘致出来ると、何か米側の情報によってそう読んだんでしょうか?
米側も失敗は多いですが暗号解読をしたり情報収集をしたりと根拠のない作戦は立ててない気がするんですが、日本海軍側ってかなり独りよがりな作戦が目につくような。
そこで現場でそれを実行させられる羽目になる南雲長官以下多数の提督は当然にして彼らの努力虚しく大敗をしてしまう。
自分はミッドウェー海戦という戦いは誰が現場で指揮しても現場の努力じゃどうしようもなく負けたと思うんですよね。
つまりは負け戦の現場の指揮をとらなければならなかったのがたまたま南雲長官であったと。 >>394 横からこんにちは
MO作戦に全力投入するなら、印度洋もミッドウェーも不可能なので、
完全に違った未来になりそうですね。
>>395 もちろん、通信諜報や日施哨戒、K作戦など、
情報収集に努めていましたよ。 >>396の続き
>ミッドウェー島を攻撃占領したら米艦隊が誘致出来ると、
>何か米側の情報によってそう読んだんでしょうか?
そんなものは、あるわけがありません。
米空母が出てくるかどうかは、やってみなければ分かりません。
それが”誘出作戦”の本質なのです。
「日本軍は無能」と思考停止するのではなく、まずはご自身で、
>どうすれば、ヒットアンドアウェイを繰り返す米空母を捕捉撃滅できますか?(>>393)
色々と悩んで考えてみられてはいかがですかな。
史実以上の名案が浮かんだら、教えてください。 >>395
>質問に質問で返して申し訳ないんですが日本海軍側は少しでも敵米軍の暗号解読をしたり動きを知ろうとしたりしてたんでしょうか?
してますよ。
日本海軍は戦前から米英の中級外交暗号を概ね解読しており、
米海軍の軍事暗号も断続的に解読しています。
太平洋戦争開戦後は、
米海軍の作戦暗号「スプリット・サイファー」は遂に解読できませんでしたが、
強度の弱い航空暗号はミッドウェー海戦時に2〜3割程度、
8月頃には約9割まで解読しています。
また、連合国商船暗号も解読(乱数はぎ取り)に成功しています。 >>380の続き
ここで最初に戻りますが、
もともとアダムス機の報告艦位(>>297)は、
実際の飛龍の位置よりも、約35浬北に偏していた。
敵針敵速が同じであると仮定すると、
会敵予想海域も、同じく北に35浬ずれてしまいますよね。
、 >>399の続き
当然ながら、エンタープライズの第二次攻撃隊
(ギャラハー大尉)は、そのあたりに到着するのだから、
飛龍を発見することはできずに、
再び、太平洋をさまようことになっていたはず。
ところが、第一攻撃の時のような大迂回をすることもなく、
今回は、すんなりと飛龍を見つけられたようです。 >>400の続き
>>297の「×」印で明らかなように、
飛龍の被弾位置は、ちょうど元の位置から約40浬北
(アダムス機の報告艦位と、ほぼ同じ位置)
ギャラハー大尉は、航法計算上の目標地点よりも
40浬も南の海域に到着したことになります。
また航法を間違えたんでしょうか?
やれやれ、ですね。 >>395
>米側も失敗は多いですが暗号解読をしたり情報収集をしたりと根拠のない作戦は立ててない気がするんですが、
日本側第一段作戦、つまり「開戦前」から決定していた
ウェーク島、ギルバート諸島、ラバウル(ビスマルク諸島)の
各攻略作戦の目的は、純粋に内南洋の防備強化のためです。
緒戦の大戦果を受けて、大本営陸海軍部がFS作戦(戦線拡大)に合意したのは
「開戦後」の1942年1月です。 >>402の続き
しかし米国含む連合国側は、
・ウェークが攻略されると「次はミッドウェー、ハワイが危ない!」
・ギルバートが攻略されると「次はエリス諸島、サモアが危ない!」
(余談ながらこの侵攻ルートは『紺碧の艦隊』で採用されています。)
・ラバウルが攻略されると「次はニューカレドニアが危ない!」
(米豪間でアメリカル師団のニューカレドニア配備が間に合わないかもしれない!とやり取りしてますが、
途中のソロモン諸島、ニューヘブリデス諸島の攻略時間は検討していないようです。
しかも、当時は両諸島に陸上飛行場は無いのですが。)
と日本側の戦力・能力を過大評価し、かつその意志も無い段階で、かってに空回りしています。
これらの情勢判断は根拠に乏しいと言わざるを得ません。
その結果、開戦時に直ちに使用可能な米陸軍兵力の9割を
米本土西岸、ハワイ、南太平洋の守備兵力としたため、
大西洋(対独)優先のレインボー5の実施は一旦頓挫しています。 >>395
>日本海軍側ってかなり独りよがりな作戦が目につくような。
それは結果的に上手く行かなかったからそう見えるのか、
戦況戦力が苦しいからそうせざるを得なかったのか、
そもそもそれは勘違いで軍事的には別に普通の発想の作戦だったのか
どの作戦を言っているのかは知らないけど、どうせこのどれかじゃねえのって気がする
しかも”かなり”と言うけど、一体いくつを思い浮かべたから”かなり”と言ったのかも気になるなあ >>402-403 どうも暗号解読が過大に評価されすぎのように
思いますね。
全通信を解読できるわけではないし、
そもそも、成功した場合にしか表に出てきませんからねぇ。
残り9割?の失敗例を総合しないと、正しい評価はできないでしょう。
>>404 誰もが通る道かと。
そこから一歩進むか、現状に満足するかは本人次第
>>405 字が違ーうw
漢(おとこ)祭りですな! ウホ(ry >>401の続き
まったく、洋上航法もまともに出来ないのに、
よく空母搭乗員になれたもんだな!
と言いたいところですが、
今回の場合は、当てはまらないでしょう。 >>407の続き
もう一度、航法計算の図(>>380)を確認すると、
実際の飛龍は、会敵予想海域より約40浬南方に居るものの、
ギャラハー隊との距離は、徐々に接近してくるので、
発進から約1時間後の1330頃、
ちょうど全行程(180浬)のうち130浬を進出した時点で、
攻撃隊は、北緯31度25分・西経178度20分に達し、 >>408の続き
北上してきた飛龍(北緯30度55分・西経178度30分)を
南南西(200度方向)、距離30浬に発見することになり、
そこで変針して、さらに接近し、1400過ぎの飛龍攻撃に
つながったと予想されます。 [米空母第二次攻撃隊の予想針路]
会敵予想海域(1400頃)
(北緯32度5分・西経179度5分)
×
南南西に飛龍を発見(1330頃)
┌─ ×─┐
←┘ └┐
└┐
↑ └┐
▲ └┐
実際の空母飛龍の位置(1330頃) └┐
(北緯31度00分・西経178度30分) └┐
└△攻撃隊発進
エンタープライズ(1230頃)
(北緯30度55分・西経176度20分) >>410の続き
歴史群像にも、
「1345時(日本時間)、ギャラハー大尉は、
北西の方角・約30浬の地点に艦隊の航跡を発見して、
その方向に転じ、数分後には北西に進む空母1隻と
6隻の警戒艦の姿を確認した」
(『日米空母決戦ミッドウェー』)p164 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています