南雲忠一中将を再評価するスレ(江)
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南雲長官はもっと評価されるべき(35代目)
前スレ
[34代]南雲忠一中将を再評価するスレ(己)
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1515058374/
(>>326〜 三空母撃破後の米空母側情勢判断、>>721〜 米海軍の組織力考察の章)
過去スレとテンプレはまとめwikiを参照されたし
admiralnagumo@ウィキ
http://www10.atwiki.jp/admiralnagumo
戦史検証が中心になるので、雑談は支隊スレへどうぞ
【飛越し着艦】本日の南雲部隊司令部 1AF【離着艦】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1384660511/ >>467
在地撃破は、敵の哨戒機が攻撃隊とすれ違ったりする可能性を考えると
そんな予定は立てられないし一航艦もそうだったと思う
でもどのみち最初の一撃は大事だ
その最初の一撃に同時発進可能数を大きく下回る機数しか出していない
部隊としてのまとまりを考えても加賀から艦攻を出す場合と比べ8機少ない
これでどの程度の戦果を見込んでいたのか知りたいですね
あるいは数や編成が同じでも艦爆隊の損害が出る(1割から2割)のを甘受し
艦爆隊はイースタン島の飛行艇基地、艦攻隊はサンド島の飛行場を攻撃に向かわせる手もある
滑走台や格納庫は艦爆でも破壊可能
滑走路等破壊力が必要な方に艦攻を集中する
あるいは艦攻72〜80機で対空火器の制圧をしながらどちらの施設の破壊に万全を期する
など、ミッドウェーの航空基地の攻撃には様々に改善の余地があると思う >>469
つまり
在地撃破は確実にできる保証なし
次善の策を遂行可能な戦力で飛行場を攻撃すべし
それには艦攻の比率または機数を増やすほかなし
史実の編制は空母攻撃に偏重して戦力不足の弊害あり
または発進前における攻撃目標の指定が雑
産業では無理だった >>452 やはり、そういうことでしたか。
>>454 えっと、”片手間ではできない”といったのは、
可能かどうかだけの話ではなくて、
搭載重量を増やしたら、必ず弊害も生じるので、
総合的に検討する必要があるってことですよ。 >>453 囲碁や将棋をされたことがないのかな。
プロでもアマでも、対局後に”感想戦”というのがあって、
「なぜあの場面で、ああいう手を打ったのか」
を、お互いに検討します。
プロなんかだと、最初から並べ直して
何時間も検討するそうですよ。
「手合に負けたから、バカ手でしたね」では、
その人の成長は、そこで終わりでしょうなぁ >>455 まぁ、ボードゲーム系で
あまり遊んだことがないんでしょうな。
感想戦で、
「あの手には、そういう狙いがあったのか〜、
チクショー!気付かなかったぜっ」とか、
あーだこーだ話すのが楽しいのにねぇ >>456 いえいえ、南雲スレの住人に
必要のない人なんていませんってば
選抜だって、アンダーだって、みんなアイドルなんですっ
それぞれの役割がちゃんとあるんだから! >>457 ありがとうございます。
搭載爆弾を重くしたら、当然行動半径が狭くなりますよね。
特に空母機の場合、機位を失った場合に備えて、
航続力は確保しておきたいというのが、搭乗員の心情だったのでは
>>458- そうですよね。単に爆弾の話だけじゃ
おさまらない内容になりますね。
あとは・・・もはや南雲スレでなくなってきたな。
続きは支隊スレでどぞ→>>1 >>451の続き
スプルーアンス少将もまた、
この難しい宿題の答えを出さなければならない。
どれだけ暗号解読に成功したところで、
「現在、ミッドウェー海域に日本空母が何隻いるのか」
なんて、分かるはずがありません。 >>476の続き
分からないけれども、
これまでの敵情分析から推測を立てて、
追撃か撤退か、あるいはそれ以外の道か、
決断を下さなければならない。
ほんと、前線指揮官って大変な仕事ですよね。 >>477の続き
ただし、スプルーアンスの場合、
まだ恵まれていたほうで、
これまでの索敵および攻撃隊の報告を総合すれば、
ある程度のことは、見えてきます。 [日本空母に関する情報まとめ](6月5日)日本時間
★20度(700浬)
▲20度(250浬)
280度(250浬)
▲ ☆0度(100浬)
◇1400時、日本空母1隻撃破
☆ ×米空母部隊 ☆
270度(100浬) 90度(100浬)
△
0234時★ 0730時
日本空母2隻 日本空母3隻撃破
■ミッドウェー島
<註釈>
★0100時、ミッドウェー島発進のPBY
0234時、日本空母2隻発見
☆0130時、ヨークタウン第一段索敵のSBD10機(敵情を得ず)
△0830時、サッチ少佐の報告(日本空母3隻撃破)
▲0800時、ヨークタウン第二段索敵のSBD10機
1145時、日本空母1隻発見
◇1530時、ギャラハー大尉の報告(日本空母1隻撃破) >>479の続き
全部、詰め込んでみました(汗)
たぶん、わけ分からんと思いますので、
順次説明していきます。
たぶんスプルーアンス少将の頭の中には、
こういう海図が描かれていたのでは
と想像しています。 とはいったものの、
明日は嬢に会いに行くので、お休みです。
久しぶりの同伴ですな
今は、昼間は普通のOLとして働いているので、
お盆などの長期連休中だけ、お店に出ているらしい。
もとより生還は期せず!
それではノシ >>472
プw、まるで囲碁や将棋の世界には「悪手」は存在しない、みたいな言い方だなw 配下に飛行隊規模の偵爆をもちながら彼らを信用できないスプルーアンス
ヨークタウンの連中の方がうまくやってたしぃ、そっちからの情報待った方が、いいしぃ……
みたいな
日本側と違って敵を反復攻撃するために接近
あわよくば水上部隊で討ち取るとか
そんなことを考えられる状況ではない
敵の残存空母が何隻であろうと距離を取るのが最善策かも どうせ夜間は一旦、東に逃げるのだ
だから飛龍を撃破した前後で必要な情報は変わらなくて
放っておいたら黎明までに攻撃隊を放ってき得る空母
すなわち撃破しないと退避が無理そうな近距離の敵空母がいるかどうかわかればいいんだ
索敵線は100〜150浬程度で短くていいから数本、TF16から出して
退避が可能か見ておくべきだったよね
それなら航法に不安のある自前のSBD隊でもできる
レイ、そのくらいは信じてもいい筈だぜ もとより艦隊の全滅を賭して行う任務のないTF16、
戦闘の全局面において、
自らを脅かし得る距離または進路に敵空母がいるかどうか
だけわかればいい
逆に近距離の索敵はしとかないと危なすぎる スプルーアンスの7日の三隈への攻撃も「空母」の誤認から始まってる。
攻撃目標を南雲機動部隊の「空母」とする方針は全くぶれない。
攻撃の実施要領も6日のルーチンに同じ。
(ミッドウェイ島航空戦力(SBD×6、SBU2×6、B-17×8))
空母戦力が生き残っている前提で作戦してる。隙が無い。 GF電令156号(宛 第2艦隊)
○ミッドウェイ、アリューシャンの一時攻略中止
○攻略部隊の戦力終結(C戦法)
○一部戦力によるミッドウェイ砲撃(三隈含む第7戦隊)
↓
GF電令158号(宛 南雲機動部隊)
○攻略部隊、機動部隊残存による敵艦隊攻撃命令
↓
GF電令161号
○ミッドウェイ作戦中止
○全艦隊退避
この朝令暮改の落ち着きの無さ。目的・目標の一貫性の無さ。
病気じゃないか?心の。
三隈は、気の毒だけど「犬死」だな。
全体として意味のあることに「討死」させることが司令官の努めだと思うが。
無能の元では「犬死」を免れない。 「指揮官率先」どころか、はるか後方で一発の実砲も撃ってない連合艦隊主隊の旗艦の艦橋からよ。
この段階で、空母四隻を失った南雲機動部隊をさして「消極的、退廃的」とはどの口で言うか。
滑稽を通り越してもはやグロテスクだろうが。
前線部隊での不確実性や摩擦をまるで理解しない。
戦術レベルの指揮官は常にミスするものです。情報不足で戦闘の各種プレッシャーにさらせれるんだから。旗艦も失うこともある。最悪、死ぬ。
それを作戦全体で調和をとるのが作戦レベルの指揮官ってもんでしょ。
冷静にそれを判断させるために大和の作戦室は空調つきの快適な空間にしてあるはずだ。
態度こそ平静だが、出てくる命令は支離滅裂。「指揮」の名に値しない。 >>482 無事に生還しました。
ふぅ・・、あやうく国葬になるところだったぜぃ
>>483 どこを縦読み?
>>484 まず、考えないといけないのは、
「今何時ですか?」ってところからですね。
>>485-486 言うは易しでして、
>索敵線は100〜150浬程度で短くていいから数本、TF16から出して
具体的に、どの方位に何機出せば良いかまで
考えると面白くなるでしょう。
>>487 ほんとうにそうですかねぇ
>攻撃目標を南雲機動部隊の「空母」とする方針は全くぶれない。
5隻目の空母が明確でない状況で、
手負いの巡洋艦相手に攻撃隊を出す必要があったのでしょうか
>>488-489 まぁ、GFへの文句は別のところで・・・
>>480の続き
こういうのは、大きな海図を机に広げて、
そこに書き込みながら議論するのが、一番良いのですが、
こればかりは、AIがどれだけ発達しても、
紙媒体に追い付けないところでしょう。 >>492の続き
スプルーアンス少将の次の手を考察する上で
この日、朝から入手した敵情をすべて書き出して
分析することが大事ですね。
まず本海戦は、ミッドウェー基地のPBYの日施哨戒から
始まっています。 >>493の続き
すでに前日(6月4日)に、日本軍輸送船団を発見、攻撃しているので、
5日は、日本軍機動部隊を捕捉するのは、ほぼ確実と言え、
その期待通り、アディ大尉機は敵空母を発見。
>>479の通り、ミッドウェー島の北西180浬の海域にあった。
この報告を受けて、基地の航空兵力は、防空用の戦闘機を覗いて、
全機体が、ナグモタスクフォース攻撃に向かいます。 >>492
>AIがどれだけ発達しても紙媒体に追い付けない
クロノロジーだろう。
もう軍事的にも「紙媒介」ではあまり扱わないね。 >>494
>全機体がナグモタスクフォース攻撃に向かう
というよりも、別のPBYの報告により友永隊がミッドウェイに向かっていることを察知して、ありったけの戦闘機26機を上空にあげた。
続いて南雲機動部隊に混成攻撃隊送ったが、基地防空機の発進を優先させたため護衛戦闘機なしで機種ごとのバラバラの攻撃になったと。
全機ではなく予備8機あり。 スプルーアンスから見たクロノロジーは、アディ機ではなくミッドウェイが緊急打電した平文が「南雲機動部隊」の第1報。
傍受したのはミッドウェイ時間0603でアディ機の南雲機動部隊の「空母1発見」から既に30分ロスしてる。 >>495 おおっと、それは勉強不足でしたな。
>もう軍事的にも「紙媒介」ではあまり扱わないね。
本職は前線司令部を想定して書いたのですが、
時代は進んでいるようですね。 >>496 ご指摘ありがとうございます。
>予備8機あり。
予備機の機種は何ですか?後学のために
>基地防空機の発進を優先させたため護衛戦闘機なし
戦闘機を全部防空にあてることは、シマード中佐の
”命令違反”だったと思いますが・・・
>>497 ええ、そのあたりは省略しております。 >>494の続き
このあたりは、当初計画の通りと言えますが、
米空母部隊は、それとは別に、独自に索敵機を出している。
それが、>>479の
>☆0130時、ヨークタウン第一段索敵のSBD10機(敵情を得ず)
ヨークタウンを中心として、北半円(270度〜0度〜90度)に
進出距離100浬で、SBD10機を出している。☆印 >>500の続き
フレッチャー少将の意図は、
PBYの哨戒圏外から敵が接近した場合の対策ですね。
基地からのPBYの哨戒範囲は、200度から20度までの西半円で
ミッドウェー島と、最北の20度線(>>479の★)とを結ぶ線上あたりに
米空母3隻は居た。×印 >>501の続き
このままでは、自身の東半分は索敵圏外になってしまい、
万が一、日本艦隊が真北や東側から回り込んでくるような
場合には、見逃してしまうおそれがある。
結局、このSBDが敵を発見することはなかったのですが、
フレッチャー少将の意図をつかむ上では重要になります。 >>499
>ミッドウェイの予備機
SB2U 5機、SBD3機
(wiki(爆撃王列伝)だけど)
稼働率を考慮してるかは不明。 >>503 ありがとうございます。
>SB2U 5機、SBD3機
モリソン戦史によると、ヘンダーソン海兵少佐のVMSB−241は
SBD16機、SB2U11機で、
攻撃参加機数も同じなので、
てっきり全力出撃したものだと思っていました。 >>502の続き
すでに>>497で指摘いただきましたが、
アディ大尉の「日本空母2隻発見」電は、
直接、米空母部隊には届かなかったものの、
ミッドウェー基地から転電されて、0300過ぎには受信に成功。
0430〜0540にかけて、両任務部隊から
第一次攻撃隊が発進します。 >>505の続き
紆余曲折の後、これらの攻撃隊の一部が
奇襲に成功し、日本空母3隻を戦闘不能にするのですが、
その戦果が判明するよりも前、0800頃から
フレッチャー少将は、控置しておいたヨークタウンSBD隊
(ショート大尉隊)のうち、10機を、第二段索敵として発進させた。 >>506の続き
その意図は明確で、
日本空母部隊の全貌を、明らかにするためですね。
事前の暗号情報は「空母4〜5隻」だったのに対し、
PBYからの報告では「2隻」だけですから、
残りの2〜3隻は、どこに居るんだ?
というわけです。 >>507の続き
ここまでは、真っ当な流れで、
適切な判断だと思いますね。
注目したいのは、その「索敵範囲」です。
フレッチャー少将になりきって、考えてみて欲しいのですが、
自分が司令官なら、2回目の索敵機を、何機使って
どこに向かって出しますか? 日本時間?ミッドウェイ時間?ハワイ時間?
なるべくなら、ミッドウェイ時間の方が明度と一致して戦況をイメージしやすいうおうに思う。 >>509 そうですね。
原則、日本時間で表記していますが、
>「今何時ですか?」ってところからですね。(>>490)
提案した以上、現地時間も併記したいと思います。 >>508の続き
ヨークタウンから見ると、>>479
(1)ミッドウェー基地のPBY(200度〜20度、700浬)
(2)ヨークタウンのSBD(270度〜0度〜90度、100浬)
当日に実施した索敵は、これがすべてで、
入手した敵情は、
「南西(240度)方向に、日本空母2隻」のみ >>511の続き
ミッドウェー島の西方海面は、22機のPBYが
700浬の長距離哨戒、しかも(おそらくは)
時間差で発進した二段索敵を実施しているため、
「これ以上、敵空母は居ない」と判断しても良いでしょう。
ただニミッツ長官の温存方針により、
各飛行艇は触接を行わず、ハワイ方面に避退しているため、
”確証”までは得られませんが、
そこは信じて行動するしかありません。 >>512の続き
やはり心配なのは、北方海面ですね。
PBY哨戒線の最も北側に位置するため、
西方海面のように、復路で隣線の機体同士が、
哨戒区域を重複して確認することも出来ない。
しかも、第一段の(母艦)索敵は、進出距離が
わずか100浬なので、敵空母の所在を判断する材料としては
不十分と言えます。 >>513の続き
ゆえに、フレッチャー少将が第二段索敵として、
北西海面(280度〜20度、250浬)にSBDを出したのは、
妥当な判断だと評価します。
開度100度の扇形海面を、10機で分担すれば、
1機あたりの担当は10度なので、綿密な索敵網ですし、
進出距離250浬も、日本空母機の行動半径を考慮しており、
「この索敵で敵情を得なければ、日本空母は居ない」
とみなしても良いかと。 >>398の続き
さて「米海軍航空部隊一般暗号(日本側呼称:AN103)」は、
航空機と基地間や母艦間の交信みならず、
航空機や航空隊の“航空基地から航空基地”の
飛行移動(フェリー)についても、
基地間相互の発進電・到着電に使用されていました。
(本来、航空基地間の発進電・到着電には強度の弱い航空暗号ではなく、
作戦暗号の使用か専用暗号を別に準備すべきかと思います。)
これにより日本側は多数の通信資料を入手でき、
使用頻度の高い「発(depart)」と「着(arrive)」の推測と、
方位測定を併用して交信局の呼出符号の特定は比較的容易でした。
(太平洋戦域は“島”が基地の単位となる場合が多く、航空基地と交信局は概ね一致する。) >>509-510
使用時刻の問題は
>>515の続きとなります。
日本側は全ての作戦で中央標準時を使用していましたが、
米海軍側はその作戦地域の地方時間を用いるの一般的だったようです。
さて問題です。
米海軍航空隊が地方時間の異なる基地間を長距離移動する場合、
AN103ではどの時刻を使用するのか?
異なる地方時間の併記、ハワイ時間、はたまたワシントン時間か?
この使用時刻の特定が、日本側がAN103を解読する端緒となります。 『戦史叢書 ミッドウェー海戦』(出典は『モリソン戦史』『逆転』)によると、
>>512
>ただニミッツ長官の温存方針により、
>各飛行艇は触接を行わず、ハワイ方面に避退
これはフレンチ・フリゲート礁とありますね。
同地には水上機母艦が配備されていますから、ここでPBYは燃料補給したものと思われます。
>>514
>開度100度の扇形海面を、10機で分担すれば、
>1機あたりの担当は10度なので、綿密な索敵網ですし、
同書では「二機編隊」とありますね。
これだと開度は20度となります。
もしかすると朝の北方索敵も、「二機編隊」の可能性があるかもしれません。 >>515 そうだったのか。
>基地間相互の発進電・到着電に使用されていました。
開戦後も変わらなかったとしたら、お粗末ですねぇ
>>516 むむ・・・正解は(D)のドラえもん時空 >>517 ありがとうございます。
>これはフレンチ・フリゲート礁とありますね。
ミッドウェー基地の戦時日誌によると、
http://www.pby.com/ArchiveDatabase/RG313583397.001-013.061.php?Page=029
パール・ハーメス礁、リシアンスキー礁、レイサン島、
フレンチ・フリゲート礁などの名前が出てきますね。 [太平洋の米海軍基地]
ミッドウェー島
■
■パール・ハーメス礁
■
リシアンスキー島 ■レイサン島
■フレンチ・フリゲート礁
オアフ島■
>>520の続き
ミッドウェー島から一番近いパール・ハーメス礁までは、
ざっと130浬程度なので、結構すぐですね。
>同書では「二機編隊」とありますね。
>これだと開度は20度となります。
これは失礼、見落としていました。
公刊戦史では、発進時刻は0820時で、5線とあるので、
開度20度が正しいですね。
お詫びして訂正します。 >>512の続き
本職自身、開度20度程度が標準なので、
10度は狭すぎるよなぁと思ったのですが、
アダムス機の飛龍発見報告のところで、
僚機の話が出て来ないので、単機だと思い込んでいました。
米空母は二機編隊による索敵が通常のようですね。
>朝の北方索敵も、「二機編隊」の可能性があるかもしれません。 TF17のVS-5による偵察はフレッチャーが運用を決めたのかな。
ミッドウェイと分担しての計画策敵はニミッツがコーディネイトしたんじゃないか?
VSを二単位持ってるTF16から出す選択肢もあったはずだし。
結果的に珊瑚海の経験があるショート大尉のVS-5が策敵に飛んだのはラッキーだったが
ラッキーだけでは片づかずニミッツの意思が介在してた可能性も検 討に値する。
映画では策敵計画を指導してる >>523 第一段の索敵は、わずか100浬なので、
PBYと分担していたってことは無いでしょう。 >>514の続き
問題として挙げなければならないのは、
やはり南西方向、すなわち第一次攻撃隊を出した方角です。
第二段索敵を出した0820(現地時間1120時)の段階では、
まだ詳細な敵情は、把握できていない。
マクラスキー少佐が奇襲直前に打電した、
敵空母発見の報告が、最新情報になりますが、
攻撃の成果は不明のまま >>525の続き
その海域に、索敵機を出していないというのは
大きな痛手ですね。
米空母に「触接継続機」という概念が無かったとしても、
「戦果確認機」として、時間差で出しておけば、
その後の敵情判断に、大いに貢献したことでしょう。 >>526の続き
もちろん戦果報告は、攻撃隊指揮官の仕事であり、
今回の攻撃隊においても、
ヨークタウン戦闘機隊のサッチ少佐、
エンタープライズ艦爆隊のマクラスキー少佐らが
その任をよく果たしたと言えますが、 >>527の続き
隊長が生還する保証は無いですし、
ホーネットのリング中佐のように、
飛行長自らが出撃したのに、迷子になってしまって
手ぶらで帰還するということもあるくらい、
特に航法に心配の残る米空母攻撃隊は、
なおさら二重三重の対策を講じておくべきかと
考えます。 >>528
アメリカ海軍の空母に、日本海軍の飛行長に相当する役職はあったの?
日本海軍の飛行長は、もう飛ばないよ。
アメリカ海軍のCAGは飛ぶけど。 >>526
>「触接継続機」
人命軽視な感じもするんだよね。
航空優勢のエアカバーが無い空域に長時間張り付けるのはいかがなものかと。
事実、かなり撃墜されてる。
アメリカ軍全般で感心することは、情報専属部隊にも戦闘力をもったクイックレスポンスフォースつけて露払させることです。
SBDは、開戦当初は零戦相手でも空中戦闘できると考えられていた。
(それは間違いで珊瑚海でえらいめにあったが。) >>529 モリソン戦史をはじめ、「飛行長」と訳されています。
ちなみに、ヨークタウンはオスカー・ペダーソン中佐、
エンタープライズはマクラスキー少佐です。
当然ながら、日本空母の飛行長とは役割も違うでしょう。
>>530 赤城には3人の飛行隊長が・・・
>>531 人命軽視なんて言うと、そもそも戦争なんて!
戦闘機の護衛もつけずに、攻撃隊を出す米司令官は
よっぽど人命軽視になるでしょう。 >>532
アメリカ海軍では、すでに「空地分離」が出来ていたから、
CAGを「飛行長」と訳すと誤訳に近い。
だからミッドウェー海戦でヨークタウンにサラトガの航空隊を載せられた。
文字通り「○○空母飛行隊(または団・群)長」というようにすしかないと思う。 >>533
日本海軍よりは早いが、アメリカ海軍はガダル時点でも母艦と航空隊は分けてなかったはず。 >>532
それは疑問やの。
あくまで「ヨークタウン航空群」であり、サラトガのVF-3、VB-3、VT-3と自前のVS-5の混成。 どうなんかね。
そっちが優れているというより、エセックスシスターズの登場で
とてもじゃないが各空母航空群と各航空隊の建制に拘ってる場合ではなくなった。
航空要員と艦船搭乗員の間には感情的な対立もあり、別個に切り離すのはリスクもあるよ。
戦死者が出る状況が違う。 >>533- そのあたりはどうなんでしょう。
ミッドウェーの頃は、艦番号(CV-○○)と
飛行隊の番号(VF-○○、VB−○○・・・)は
だいたい一致してますよね。
これは艦固有の航空隊のような気もしますが >>528の続き
ただ米空母の運用思想については、
本職自身、知識不足で、もう少し勉強する必要があると
感じています。
いずれにせよ、フレッチャーやスプルーアンスにとっては
入手した情報から、敵情を判断しなければならない。 >>539の続き
ヨークタウンから第二段索敵機を発進させてから
しばらくして、第一次攻撃隊が帰投を始めた。
ヨークタウン戦闘機隊のサッチ少佐からの報告により、
「日本空母3隻を戦闘不能にした」
ことが明らかになった。
どうやら攻撃は成功したと言えそうです。
更には、この日の朝、PBYが報告した
「日本空母2隻発見」は、3隻以上の誤りだったことも。 >>540の続き
その直後に、ヨークタウンのレーダーが
敵編隊の接近を捕捉。
その来襲方位が、第一次攻撃隊の帰投方位と
一致することから、
「(第一次攻撃隊が向かった)南西方向の日本空母は4隻」
「4隻のうち3隻は撃破。残り1隻は健在」
との推測が成立しますね。>>479 >>541の続き
第一次攻撃隊が帰投した0830時(現地時間1130時)から、
索敵報告が入る1145時(現地時間1445時)までの
3時間余りは、
フレッチャー、スプルーアンス両少将にとって
つらく、苦しい時間帯だったでしょう。 >>542の続き
日本空母4〜5隻のうち、第一次攻撃で3隻を撃破、
健在の残り1隻(乃至2隻)は、
ヨークタウンから出した第二段索敵機が見つけてくれるはず。
その間、敵の健在空母からの攻撃を、
甘んじて受け続けなければならない。 >>543の続き
もし索敵報告が入るまでに被弾してしまったら?
せっかくの大戦果で確保した戦力差の優位を
一挙に失い、
たちまちに互角、あるいは劣勢に追い込まれるかもしれない。
これは時間との勝負ですが、最悪の場合、
索敵機が敵情を得ず、戻って来るという場合も考えられる。 >>544の続き
そんなことになったら、どうすれば良いのでしょうか。
これは取り越し苦労などではなく、
実際にヨークタウンの索敵圏内に、飛龍は入って
いなかったのですから、色々な偶然が重なり、
わずかでも針路が変わっていれば、
アダムス機の報告はなかったという未来も
有り得るのです。 4隻目の空母が発見できなければ、攻撃隊の収容と防空に徹し、収容完了したら東方に20ノットで後退。
それだけでは?
翌朝、再び西進しミッドウェイの航空圏を盾にしつつ日本海軍の空母を索敵。攻撃。 実際は、殊勲のマクラスキー隊の収容がうまくいかず、かなりの機体が着水。
スプルーアンスはTF16の針路変更を攻撃隊に連絡していなかったブローニングにぶちきれ。(伝記)
この時間帯は、TF16の関心事は日本艦隊どころではなかったかと。 艦船の被害とは別に、上空を飛び交う航空機の数から
フレッチャー、スプルーアンスは自軍サイドが航空優勢を確保しつつあるのは把握できていただろう。
友永隊の鬼神を泣かしむる戦果はともかく、作戦的にはアメリカの航空優勢下の無謀な攻撃。
小林、友永両隊長戦死。ヨークタウンの大破と引き換えに飛龍の航空戦力は潰滅。
両軍の戦闘詳報とも艦隊防空戦の戦果はかなり情報として性格。
戦果の水増しも係数倍くらいだしな。
(敵上空への制空侵攻時は10倍単位で水増し) 米側の戦術としては、敵情を得なければ逃げる、
に賛成
それが許されるどころか、無理して空母を失えば責められてしまう
とはいえ飛龍が反撃を急いだのと同様、一度200浬以内まで近づいておいて
航空戦で逃げるのは非常に困難で、空母同士なら相手方を撃破封殺したくなる、
のは当然で逃げる場合でも進出100浬の偵察は継続する必要がある
水偵を使えない米海軍は厳しいな >>549
>一度200浬以内まで近づいておいて航空戦で逃げるのは非常に困難
そうかな。たった1時間で20マイルも位置が変わってしまうんだぜ?
互いに機動すると、さらに倍。
先日来、アメリカ側の報告座標に40マイル誤差があったと延々と責められているが、互いの相対位置はそれくらいは1時間で変動する場合もあると。
30ノット出すのは、さすがに空母機動部隊でもあまりないとは思うが、出てるときは途方もなく速い。
日本側は加賀の27ノットが足枷になるが。 >>549
>水偵
日本側とてクレーン回収時に搭載重巡が輪形陣から脱落すると思うが。
水上艦で優勢といいつつ、肝心の南雲機動部隊の大型戦闘艦は
第三戦隊第一小隊の比叡・霧島、第八戦隊の利根・筑摩のわずか4隻。
水偵の回収で利根、筑摩が頻繁に陣形から外れるのは対空戦の観点からも痛いだろう。 >>546 それだけって・・・なんて安直な
空母戦にとって、最も難しいのは敵空母を発見することで、
史実でも、翌日のスプルーアンス少将自身が、
それを証明してくれていますよね。
今、ヨークタウンが敵襲を受けているということは、
敵空母が200浬以内に存在することの証左であり、
アメリカ側は何が何でも、捕捉攻撃しなければならず、
これを逃せば、次いつ攻撃の機会がおとずれるか分からない。 >>552の続き
>翌朝、再び西進し日本海軍の空母を索敵。攻撃。
なんて気楽に書いてますが、具体的にどの地点から、どの方向に
何機の索敵機を出すつもりですか?
>ミッドウェイの航空圏を盾にしつつ
基地にそれだけの機体が残っていれば良いんですけどねぇ >>547 これも意味不明です。
針路変更を伝えなかったのは、日本側に傍受されて
自艦の位置が明らかになるのを恐れたからでしょう。
>TF16の関心事は日本艦隊どころではなかったかと
では何が関心事だったので?
晩御飯のおかずかな? >>548 これまた・・・本気で仰っているのでしょうか。
>上空を飛び交う航空機の数から航空優勢を確保しつつあるのは把握できていた
きっと0730時までの南雲司令部も、そう思っていたでしょう。
一発の被弾ですべてが失われる空母の脆弱性を無視した発言かと >>555の続き
特に珊瑚海を経験しているフレッチャーにとっては、
「何重もの戦闘機や対空砲火の防空網をもってしても、
日本軍攻撃隊を阻止することは出来ない」
との認識であったことは、想像に難くなく、
飛龍小林隊にしても、艦爆18機のうち11機を戦闘機で撃攘し、
対空砲火で更に2機を撃墜して、5機まで減らしたというのに
3発も被弾したのですよ。
どこに安心できる余地があるのでしょうか。 >>553
アメリカ側は防勢作戦側だ。
日本海軍の「ミッドウェイ攻略の企図」を破砕すればいい。
「日本海軍を撃滅」するのは「望ましい目標」ではあっても「必ず達成すべき目標」ではない。
当然、敵空母を索敵すべき海域はミッドウェイを航空攻撃し得る海域。
前日同様、ミッドウェイ島と分担して索敵するだけでは?
というか史実もそうでしょう。 >>554
>晩御飯のおかずかな?
マクラスキー隊がなかなか収容せきず「...我機位置ヲ喪失、燃料スデニ尽キ、コレヨリ着水ス....ルーズベルト大統領閣下万歳!....(putu)..」てな悲痛な機体が多発してる状況ですよ。
確か「提督スプルーアンス」では、チョンボをやらかしたブローニングは心神喪失状態に近く
この事件がきっかけでスプルーアンスの航空閥の参謀への不信感は決定的になり後々の用兵の対立にも繋がっていく、となってたはずだ。 >>556
>艦爆18機のうち11機を戦闘機で撃攘し、
対空砲火で更に2機を撃墜して、5機まで減らした
つまり、飛龍の航空戦力は潰滅し、それは米機動部隊の目視とレーダーで確認できる範囲で起きたと。
健在な航空機数の優位は認識していただろう。 ミッドウェイ海戦では、サッチウィーブは自慢タラタラの本人の証言とは異なり、あまり有効に機能しなかったようだが
この海戦が、空母機動部隊の戦闘における「航空優勢の争奪」の必要性が認識され組織化される有力なマイルストーンなのは確かだろう。 >>556
>フレッチャーにとっては、 「何重もの戦闘機や対空砲火の防空網をもってしても、
日本軍攻撃隊を阻止することは出来ない」
これは戦史上かなり有名でフレッチャーの用兵に与えた影響は「戦闘機とレーダーによる艦隊防空の有効性」で
第二次ソロモン海戦の防空戦の成功に繋がっていくはずだが。 ヨークタウンを撃破された時点で
米海軍が防空に自信を持っていたとは思えない
珊瑚海ではCAP機は攻撃前の会敵が行えず
第一次空母攻撃だって攻撃前の会敵は昭和17年の米海軍にしては奇跡的成功だが
艦爆隊が突撃隊形を作ってからようやく6機が遭遇したのみ
(しかも艦爆隊を阻止した際は零戦隊の交戦記録はない
そして重松隊がCAP機と交戦するや、戦闘機の数で4対17の圧倒的戦力差なのに、CAP機は艦爆隊が一番脆弱なはずの離脱時に何もできなかった
後知恵になるが、重松隊が直接援護に徹していれば艦爆は18機全機が輪形陣に突入しただろう)
第二次空母攻撃(第二次ソロモン海戦)ではCAP機は会敵が遅すぎて対空砲火の中で迎撃し
同士討ちの損害を出している
この時点で明らかになったのは
戦闘機による防空は空振りのリスクが大きく
対空火器も僅か数機に過ぎない敵機を阻止できず
敵が空母一隻と一個飛行隊規模(米海軍だと14〜33機程度)の攻撃隊を有するならば
逆転される可能性があるということ おっと脱字が
第二次空母攻撃(第二次ソロモン海戦)
は
MI作戦の第二次空母攻撃(と第二次ソロモン海戦)
の誤りです >>549 もちろん、索敵報告を得ず、日が暮れてしまったら
避退するしかありませんがね。
>>550 むむ・・・これまたよく理解できませぬが
>互いの相対位置はそれくらいは1時間で変動する場合もあると。
だからこそ、発進時の彼我の位置関係と、敵の予想針路を
より高い精度で見極めないといけないのでは?
>40マイル誤差があったと延々と責められているが、
そりゃ、飛龍のときのように、うまいこと両者が接近するように
動いてくれれば良いですけど、逆方向なら80浬に開いてしまう、
ってことですよね
>>551 その通り。水偵を持てば解決するという話ではりません。
それぞれに得失があるので、総合的に評価する必要があるかと。
>>557 具体的に、とお尋ねしましたが・・・
>前日同様、ミッドウェイ島と分担して索敵するだけでは?
史実を例に出されていますが、6月6日(現地時間5日)に、
スプルーアンスは、何時に、どの地点から、何機を、どの方向に
索敵に出しましたか? >>558 えっと・・・つまりこういうことですか?
米機動部隊にとっての関心事は、日本軍第四の空母の所在なんかではなく、
ブラウニング参謀長のミスによる、第一次攻撃隊収容時の混乱を収拾することだった
とんだ無能司令部ですねぇ
>>559 なるほど
基地航空隊の度重なる空襲をすべて撃退した南雲機動部隊は
「航空優勢を確保している」と安心できるわけか。
それは結構ですなぁ >>560 ? この話はどこにつながるのかな
>>561 防空戦闘機を増強していくのは
日米共通の戦訓ですね。
ところで、第二次ソロモン海戦の防空って、成功したっけ?
エンタープライズは3発も被弾して、真珠湾送りになったような・・・ >>562 ご無沙汰しております。
そういえば、貴官は防空戦闘機懐疑派でしたかな・・・
まぁ、当時の空母司令官が
「防空に徹し、後退すればよい」とは、
気楽には思えないでしょう。
「君が泣くまで殴るのをやめない!」
これが空母戦の真髄でしょう? >>545の続き
逆に、日本側から言えば、この3時間余りは
「日本側は米空母を捕捉しているが、
アメリカ側は日本空母の所在を知らない」
という、”ワンサイドゲーム”が成立する
好機中の好機です。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています