>>956の続き
つまり、通信諜報を行う軍令部特務班長より、全海軍艦隊各参謀長へ

米臨時編成部隊
・呼出符号Z8X
(ハルゼー提督のTF16の可能性大、史実では4月30日ハワイ出撃)

・呼出符号Z3W
(フィッチ提督のレキシントン:史実では4月17日ハワイ出撃、
ないしはフレッチャー提督のヨークタウンの可能性あり)

の洋上行動が確実と思われることから
「左記通信状況を総合考察するに敵機動部隊の蠢動しある算大なり」
と情報(警報)を発したのでしょう。

さて通信解析のみでは、敵有力部隊の出撃(又は行動中)の公算あり
まではある程度の確実な判断はできますが、
敵の攻撃目標、作戦企図を判断するのは至難です。
これらは通信解析以外の情報がなければ、
戦略的妥当性等の状勢判断に頼るしかありません。

よって、三、の通信諜報から「第二次本土空襲」の可能性もあるため、

この宛先には支那方面艦隊(CSF)と鎮守府等の内戦部隊も含まれているわけです。