確かに、2030年頃になればF-35のブロック4(4.1〜4.4)は完成しているかもしれない。
しかしこれはブロック4のF-35が生産できるという意味ではあるが、既に導入された
ブロック3FのF-35を、ブロック4にすんなりアップデートできるという意味ではない。

少なくともソフトウェアのアップデートだけで済むレベルのものではなく、なんらかの
ハードウェアの改造が必須となってくる。その改修のためにかかる時間や費用が、
どの程度になるかは一切わからない。

加えて、ブロック4でAMRAAM×6本が内装できるようになるが、同じくブロック4で
内装できるミーティアは(今のところ)4本のみ。本体のサイズ的に同程度のJNAAMが
F-35で運用できるようになったとしても、内装できるのは4本ということになる。

一方でF-3は、JNAAM×6発+AAM-5B相当×2発が内装可能。(26DMU)
AAM運用数だけで考えても、F-3を開発するメリットは十分にある。