>>791

「各国はコスト削減のため、それぞれの判断のもと、装備の共通化を進めています。」
という状況があって、日本が防衛装備を海外に輸出するにあたり、NATOカタログ制度( NCS )
の運用が喫緊の課題になっている、と解説がされています。

そしてNATOカタログでは、装備の試験データなども登録され、それはNCSで定義
されている、とあります。

http://www.data-craft.co.jp/dcmail/20160101.htm
非常に簡単な特性や仕様だけで済むものから
材質や試験データ、詳細性能に至るまで細かな技術情報が求められる装備品もある。
そしてこれらはすべてNCSで定義づけられている。


たとえば、装甲板の防弾性能の試験は、NATOが定義した基準が用いられるのでは
ないですか? 日本が輸出しようとする装甲板において、日本独自の試験の基準が使われていたなら、
「装備の共通化」はできないでしょう。日本から入手したサンプル品を、NATO加盟国は
NATO基準での試験をやり直して、品質を確認することが必要になってしまいます。