ビジネス特集/ロシア進出はアド“ベンチャー” (NHK 9/13)
(前略)・実は不満なロシア

しかし、ロシアに進出する日本企業の数が大きく増えたという統計は見当たりません。 逆に、楽観的な見方を一蹴するような意見があります。
日ロ関係に詳しいモスクワ国際関係大学のドミトリー・ストレリツォフ教授は、日ロの経済協力について「一定の前進は見られるものの、全体
としては悲観的に評価せざるをえない」と分析。

8項目の協力プランでは、ロシアが国の成長に直結する大規模なインフラ整備やエネルギー開発を求めているのに対して、日本が進めようと
している事業はあまりに規模が小さく「投資意欲が疑われている」と言うのです。
ロシア側は日本から大型投資を引き出したいのが本音。 ただ、期待されている日本の大企業を取材してみると
「アメリカの経済制裁が年々強まる今のロシアは、投資リスクが大きい」という意見が数多く聞かれました。

プーチン政権は内に経済の低迷を、外にはシリア内戦やウクライナ紛争をめぐる欧米との対立を抱えています。
ビジネスを欧米でも展開する大企業は、ロシアで事業を拡大したり、新規の事業を展開したりするのは危険だ、と感じているのです。(後略)
https://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2018_0913.html?utm_int=news_contents_tokushu_002

野党とマスゴミはウレションしながら「アベはプーチンに外交完全敗北♪」と宣伝中ですが、今回のプーチンのやり口は元々ひどく乏しい
日本の対ロ投資意欲をほぼ根こそぎ吹き飛ばす最悪手だって事をまるで理解していないんですよな。

既に2回も日本企業の巨額投資を根こそぎ巻き上げて国営化した前科がある以上、大手企業は国のケツ持ちが無い限りもう対ロ投資は
懲り懲りなのに、ロシアの方から「平和条約は結んでも領土は絶対返さない」と明言されては、ロシアは日本との関係改善の意思など
全く無いと絶叫しているも同然だから、もはや形式的な小口投資以外は出来なくなります。

その結果日本からの新規大口投資は完全に途絶し、ロシア経済の中国一極依存と極東シベリアの中国植民地化は加速するのですが。