【コラム】NASA創設60周年を眺める韓国科学技術者の心境 (中央日報 10/11)

く任務を受けた。 今回また(トランプ)大統領から命令を受け、月と火星に行く」。 
NASAのジム・ブライデンスタイン長官が1日に公開した映像メッセージだ。

最近、米国科学界はお祭りムードだ。 NASAが創設60周年を迎えたうえ、来年は人類初の月面着陸50周年となるからだ。
さらに米国は50年ぶりにまた「月に戻る」と宣言した。 今度は月軌道を回る宇宙ステーションと月面基地の構築が目標だ。
これを通じて火星のようなさらに深い宇宙に行く計画という。 米国国民は忘れた半世紀前の記憶を思い起こしながら熱狂している。
(中略)
NASAの「60周年」を眺める韓国科学技術者の心境はうらやましいというよりも複雑だ。
追いかけるのが不可能なほど遅れた韓国の事情をいうのではない。

NASAのように独立した宇宙専門部処が一つもないのは言うまでもなく、関連研究所もばらばらだ。
宇宙科学研究は天文研究院、人工衛星・ロケット開発は航空宇宙研究院、月探査車両の開発は科学技術研究院…。
政府が年初に小惑星探査帰還計画を発表したが、探査主務機関の航空宇宙研究院には小惑星を知る研究者が一人もいない。
以前の月探査計画さえも政権によってゴムひものように伸び縮みするのだから、これ以上どんな言葉が必要だろうか。
https://japanese.joins.com/article/954/245954.html?servcode=100&;sectcode=120&cloc=jp|main|breakingnews

「これ以上どんな言葉が必要だろうか」って言われても、ですが一同としては「あきらめろ もう試合終了だ」としか言いようが無いし・・

そもそもやっと3回目で成功したナロ号三号機の打ち上げ(2013年)から、次の国産ロケットによる衛星打ち上げは早くて7年後、
遅ければ10年後(2023年)になるのだから、只でさえ先行する宇宙大国と比べひどく乏しい予算と人員とノウハウも、ロクに
統合されないまま宇宙開発自体が日陰者扱いされている状況ではね。

ましてムンムンの無茶苦茶な経済政策で更に景気が悪化すれば、宇宙開発なんて真っ先に大ナタ振るわれる対象なんだしな。