は〜ん
輸送部隊陸自にもできるけど 海自と統合されるのか

南西諸島の「有事」に対応、陸・海自で統合輸送
2018年12月11日 16時56分

 政府は、陸上自衛隊と海上自衛隊による「統合輸送部隊」を創設する方針を固めた。
今月中旬に策定する次期中期防衛力整備計画(中期防、2019〜23年度)に明記し、
中・小型輸送艦を新たに導入して、統合輸送部隊を編成する。
中国軍による海洋進出の拡大を念頭に、南西諸島への海上物資輸送など、有事の際の自衛隊の補給能力を高める狙いがある。

 複数の政府関係者が明らかにした。
自衛隊が統合輸送部隊をつくるのは初めてで、防衛相直轄の共同部隊とする。
海自は人員不足のため、離島への海上輸送を陸自にも担わせることにした。
海自は、輸送艦を運用するための教育訓練を行う。
中期防と同時にまとめる新たな「防衛計画の大綱」(防衛大綱)で「弾薬や燃料の整備・備蓄」を優先事項に位置づけ、
中期防で部隊を編成することにした。

 南西諸島は大型輸送艦が入港できる港湾施設がない島も多く、
有事の際にも地対艦・地対空ミサイルや弾薬、燃料などの物資が枯渇しないよう、
統合輸送部隊が中・小型輸送艦でピストン輸送できる態勢とする。
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