>>917
> F-2をF-16を小改造した物って思ってるのと一緒…
> (同じ部分は、エンジンと垂直尾翼と細々とした所位しかないんだけど…)

残念ながら世界の基準で言えばF-2はF-16のヴァリアントに過ぎない
つまり現在のF-2アメリカで採用されていればF-16○という制式コードを与えられる代物だよ

戦闘機ファンでも国粋主義的な意見を書く人の意見としてしばしば見るのがF-2はF-16とは全く違う新設計同然の戦闘機だという類のだが、
残念ながらこの意見は完全に間違い

本当に新設計同然というほど異なる設計ならばF-2がF-16と基本レイアウト(エアインテーク〜エンジン〜ノズルの基本形状・配置、主翼や尾翼の基本形状など)に関してあそこまで似ることは有り得ない
スパホとレガホの違いのほうがF-16とF-2との違いよりも大きい

F-2の実際の機体およびアビオニクスの各コンポーネントとかがF-16と異なる当時としては新しいものというのは事実だが、
それは同一機種の戦闘機でも長期的に使用していれば後期ヴァリアントでは変わり得るものであって実質的な異機種を意味するほどの違いではない

F-2とは、日本の要求(ASMの4発搭載)を満たすようなF-16のヴァリアントをその時点で機体とアビオニクスとに新しい技術を使って作ったものと言うべき
あれがF-16とは別の戦闘機というのはかなり恥ずかしい身贔屓だ

それでもF-2の経験は、日本の航空産業にとっては自分で戦闘機を設計・製造する能力を身に着ける上で決定的な1ステップだったのは確かで
戦後日本の戦闘機開発にとってはF-2は燦然と輝く金字塔なのは事実だ、あの経験とXF9とがなければF-3の日本主導による開発は有り得なかったのだから