まぁこの時の一番の問題は、
図演の米担当者が消極的に過ぎたこと。
宇垣の裁定覆しは、相手が基地航空部隊だったので当然とも言える判定
現実には攻撃全て回避してるので、赤城沈没想定でも多すぎるくらい。
米側担当者が空母部隊出していたら日本側空母全滅くらいの結果がでて、
艦隊側の甘い認識も少しは改まったかと思うがなぁ。
アメリカは4隻撃沈の可能性あるなら2〜3隻の空母を投入する可能性があるとね。(エンタープライズ、ホーネット、サラトガ)

結局ミッドウエイ攻略後プラス5日だっけ?南東方面、つまりハワイ方面に進出するとこまで進めたけど、
そのときは戦艦部隊である本隊を前に出してその後ろを機動部隊が進む形。
ここまでやってやっと会敵、米空母2隻撃沈、日本は1隻沈没1隻大破、もしくは2隻沈没。
実は図演の裁定って身内に甘い訳でもないんだな。

戦艦とか本隊の被害は書かれてないので、空母部隊同士の戦闘だけで終わると見ていたのか、
それとも戦史叢書は戦後の航空主兵の眼で書いているから、意味はあまりないとして書いていないのか。
このあたりは意図してなくても書き落とすこともあるので不明としか言いようが無いな。