>>519
海面高度で水蒸気や湿度が高い場所でホバリングするのでも同じ事
ヘリが水面高度でホバリングする時、ローターが巻き起こした水煙とローターの摩擦でコロナ放電が発生する
この帯電現象が機体に伝わると機体全体が蓄電する
救難ヘリが海面近くに降下して要救助者をスリングする時は降ろしたスリングロープをいきなり救助者に
触らせずに接地(接水)させて放電させる必要があるのはこのため
F-35Bのリフトファンはフォージャーの様なリフトエンジン方式と違って原理はターボシャフトでローターを回す
ヘリコプターと同じ原理なので、同じ事が発生する
かつ、ヘリのローターは大気中に露出しているわけだが、F-35Bのリフトファンは胴体内部に埋め込みなので
摩擦熱が大気拡散せずに胴体内に拡散する事で、垂直着艦時に機体内部が過剰に過熱して、これを冷却しない
とメカニックが機体内部へアクセス出来ない問題にもなっている

https://bohjingaku.com/3-11-kyuuzyo-heri/
・自力でホイストに身体を通す時、静電気の放電のため少し離れた場所にスリングを接地(接水)させる事があります。
 空中にある時は無理に手を伸ばさず、救助員を信じて自分の近くに来るまで待ちましょう。