米の捜索支援終了=防衛省は継続・F35墜落事故
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019050901345&;g=soc

航空自衛隊三沢基地(青森県)の最新鋭ステルス戦闘機F35Aの墜落事故で、米海軍は9日までに、機体の捜索・回収支援活動を終了したことを明らかにした。
米軍がチャーターした深海活動支援船「ファン・ゴッホ」は8日で活動を終えた。
米海軍は「この捜索における米軍と自衛隊との緊密な連携と協力は、強固な同盟関係を反映するものだ」としている。

一方、海洋研究開発機構の海底広域研究船「かいめい」も8日で支援活動を完了。
かいめいは、海底にF35の機体の一部とみられる人工物が沈んでいるのを確認。
その情報に基づき、ファン・ゴッホがフライトデータレコーダーの一部などを引き揚げた。
飛行データを保存した記録媒体は見つかっていない。

操縦していた細見彰里(ほそみ・あきのり)3等空佐(41)は依然、行方不明で捜索が続いている。

防衛省によると、今後は空自が契約した民間のサルベージ船が捜索を継続。
既に2隻のサルベージ船が現場海域に到着。
最終的には3隻投入される。海上自衛隊の掃海艇「あおしま」が海面の捜索や警戒監視を実施している。
(時事通信社編集委員 不動尚史)。