勘違いしてる人がまだいるけど
戦闘機の選考過程というのは下記の過程を経る

検討(選定)→内定(防衛省内の結論)→決定(内閣・政治の承認)

FSX選定時の国産案というのは公式記録的には検討の段階で落選という扱い
理由はどうあれ公式記録上は検討段階で落とされた案という扱い

内定までいって覆ったのはF-104が選ばれた第1回F-Xで
F-100とF-11が内定だが選定に問題アリということで落とされてF-104が選ばれた
小説のモデルにもなった有名な選定

F-3はというと決定までいってしまっている
これを外国が覆せと要求してきたら防衛政策として決まってることなので
即外交問題になるから米国の木っ端役人程度で協議できる話ではない
公式的には日本に防衛政策の変更を迫る行為だから
国防省だけの思惑では絶対にできないレベルの話に即発展する

情報を見誤る人の特徴は検討と決定の違いが明瞭ではなく
検討と決定の重みが全く違うとは思っていない
日本にとってだけでなくアメリカにとって決定事項を覆すことを要求するのは
単なる戦闘機の売り込みの範疇ではなく内政干渉レベルの外交問題でありハードルが相当に高くなる