>>248
「日本に合った装備を作る」為には先ず要件を洗い出して、其処から優先順位を決め、その上で試作要求を出して
試作させた後に各種トライアルを実施して採用し、採用後には当然部隊評価を行って可能ならば改良を行う。

水陸両用車の場合、そもそも要件決めの為の知見の蓄積を始める必要があって、それには部隊は編制出来ても
未経験装備については有りものの装備で良いから先ず部隊に与えて知見を得るところから始めなければ、
試作以前に要件が決まらないのだ。

で、部隊は財務省さえウンと言わせれば(これはこれで大変ではあるが)編制は難しくはない。
だが、部隊を編制しても装備が無ければ専用装備に対しての自衛隊なりの知見なんか得られる訳が無い。
また試作側だって全くの未経験装備に対してなんら情報もなしに試作など着手出来ない
(技術や編制の事が判らなければ、どうして上のような過程が編制に当たり必要になるかが判らないから)。

編制・編成・編組には当然前提となるべき「戦略・作戦・戦術」が存在し、それを編み出す為には「経験」が必要になる、
というだけの事だがな。