堀江「俺たちがつくっているのは液体酸素を使う「液体燃料ロケット」なんだけど、
    実験のときの安全性を考えて、代わりに液体窒素を使おうとしたら圧力容器に入れられなかったの。
    容器に液体窒素を流し込んでも、沸点がマイナス196度だからすぐに気体になっちゃうんだよ。
    その問題解決に1カ月くらいかかったんだけど、どうやったと思う?」
渡辺「いや…まったくわからないです。」
堀江「正解はタンクを断熱材で覆って、圧力をかけて液体窒素をどんどん圧送するだけ。
   気化しても気にせずどんどん入れていくことでタンクが冷えて、マイナス196度以下まで下がるの。
   そしたらやっと液体窒素がタンクの中に液体のまま入っていくんだよ。
   それを三菱重工の人に話したら「そんなの当たり前じゃねえか」って言われたの。
   でも、そんなの知らないないヤツにはわかんないじゃん。
   ヤフー知恵袋とかにも書いてないでしょ。」