0149名無し三等兵
2019/09/01(日) 14:48:18.83ID:C8r6hNEz496名無し三等兵2018/10/09(火) 17:04:39.38ID:SXma0+SD
体当たり攻撃による破壊力、打撃力の低下をいわば実証してみせたのが、米海軍の
駆逐艦、ラフェイ
である。1945年4月16日、レーダーピケット艦として沖縄水域で警戒にあたっていた同艦は、
80分間のあいだに22回の特攻攻撃を受け、
特攻機6機と爆弾4発が命中
するという大きな損害を被った。日本軍機による機銃掃射も受け、人員の損害は死者および行方不明31人、負傷者72人に達した。
しかし
沈没することなく
、駆逐艦とタグボートに曳航されて泊地にたどりつき、そこで応急の修理を受けたのち、自力でグアムまで帰投している(Victory in the Pacific 1945)。
アメリカ側のダメージコントロール(消火や各種の応急処置によって被害を最小限度のものとすること)能力の高さを示す事例でもあるが
、6機の特攻機が命中しても駆逐艦という小型艦艇を沈没させることができなかったのである。
爆弾を装着したままでの体当たり攻撃の限界は、特攻隊員のなかでも自覚されていたようである。零式戦闘機(ゼロ戦)のパイロットだった橋本義雄は、
より効果的な体当たり方法を常に仲間たちと模索していた。橋本は次のように書いている。