初心者歓迎 スレ立てる前に此処で質問を 917
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軍事に関する質問や疑問はこのスレッドでどうぞ。 質問の前にまず検索して調べてみてください。 疑問が解けなければ質問をどうぞ。 荒らしはスルーしましょう。目障りならNGネームに入れておくことを お奨めします。 前スレ 初心者歓迎 スレ立てる前に此処で質問を 916 https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1565006020/ <<48 もう、10年ぐらい前だったかも 2ch 青木邦弘で検索しても見つからないな >>51 ひえ、ありがとう 自分で探しても無理そうだな…ログ消えてるかも >>50 大袈裟説も有力 普通に撃ってもすぐ熱くなる以上気温で変質というのは考えづらい https://youtu.be/n2E2Vw--wAM >>49 だろうわな… >>48 剣なんかまだマシだぞ タ号なんか見てみろ どっかの雑誌か文庫のライターが「遊園地の遊具の方がまだ豪華な造り」なんて書く始末なんだから >>50 簡単に言えば公式見解はそのとおり。ただしH&Kにも言い分はある ttps://en.wikipedia.org/wiki/Heckler_%26_Koch_G36#Overheating ttps://www.focus.de/regional/baden-wuerttemberg/verteidigung-heckler-koch-zweifelt-g36-untersuchung-an_id_4628606.html ttps://www.thefirearmblog.com/blog/2015/04/22/heckler-koch-fires-back-at-g36-audit-report/ 中国のGuide Infraredという企業が開発した、「ミニセルフガイダンスミサイル」。 射程2km、重量1.2kg、予備6発。 こういったスティンガーやカールグスタフよりも軽い、小威力・短射程の携帯小型誘導ミサイルは、潜入破壊任務や突発的な対ゲリラ戦において、ゲームチェンジャーになりますか? https://twitter.com/southwood_/status/1060122203423797248?s=21 https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) >>55 https://www.overtdefense.com/2018/11/14/chinese-qn-202-handheld-missile-launcher/ >>This missile system should be quite effective against lightly armored vehicles and can be a very valuable asset on the modern battlefield thanks to its mobility and range. 軽装甲車に対しては有効だけどサイズ見りゃわかるが対戦車には使えない https://www.raytheon.com/capabilities/products/pike https://en.wikipedia.org/wiki/Pike_ (munition) アメリカのレイセオンはセミアクティブ誘導(射手とは別にポインターが目標にレーザーを照射)だけどグレネードランチャーから発射可能な超小型ミサイルを開発してる >>56 詳しい回答ありがとうございます。 やっぱり対戦車以上は、カールグスタフなどの出番ですか。レイセオンも同じような物を開発していたのは知りませんでした。 単純な装甲なら信濃の方が硬いだろ 信濃が撃沈されたのは防御力強化の為にベトン流し込んでバルジが沈み混み 沈み込んだ分バルジの無くなった箇所に図らずも魚雷を撃たれた上で 工事未了と経験不足でダメコンできなかったからだから まじかー、中国と韓国と北朝鮮は潜水艦持ってるから心配だな。 10式戦車は61式戦車よりも 重量や出力が大きいのに 燃費が良いのはなぜですか >>60 そもそも現代の軍艦は、昔の戦艦のような水中防御用の厚い装甲バルジを持たない 信濃は工事促進のため気密試験を省略したんで設計通りの水密性が保証できないからなあ >>59 バルジが沈み込みって喫水が計画時より深くなってた=空母化で戦艦時よりも重量、排水量が増えたってこと? >>65 大鳳が爆沈した戦訓からガソリン庫やバルジにコンクリを流し込んだので6000t排水量が増えたのと その前に空母化による排水量低下を見越してバルジを下げてたので計算違いが起きた おまけに米潜側は空母を転覆させるには浅深度で雷撃した方が有効と判断してた 米駆逐艦フィッツジェラルドと貨物船との衝突事故の事故調査報告書が報道されています。 夜間なので当然、目視視界は悪い中、どうやら航海レーダーの調子も悪いにもかかわらず、時速37キロ程度 で航行を続けた結果、衝突したと。 視界不良・レーダー不調の中、時速37キロで航行を続けた理由までは報道されていないようです。 速度を落とさなかった、あるいは停船してレーダー修理しつつ日の出を待たなかったのはどの様な理由が考えられるでしょうか? そんなに急いでどうするのでしょう? 夜中にヘッドライトが片方切れたから、30キロでバイパス走ろう…とは、ならんでしょ アメリカ独立戦争にてイギリス戦列歩兵はライフルで不意打ち狙撃するミニットマンのゲリラ戦に悩まされたそうですが アメリカ独立戦争に限らず戦列歩兵時代のそういう狙撃への対策ってどうなってたんでしょうか? 先に一発撃たれてからそっち方向に盲撃ちで斉射するしか無いように思えますが 的が密集した戦列歩兵でなく散開している(またはたった1人)である場合はほぼ当たらないのではと >>68 艦長、その他がいい加減だったから だから首が飛んでる ttps://en.wikipedia.org/wiki/USS_Fitzgerald_and_MV_ACX_Crystal_collision#Investigations ちょっと難しい質問かもしれませんが 制海権→制空権ときて、今制宇宙権と深海がホットになってきています。 時代と共に決戦兵器の移ろいがありますが、決戦兵器があります。 一方、オバマ時代からサイバー空間も戦いが激化しています。 素人からすればハックする側とそれを防ぐ側の単純な攻防に見えます。 ただ、具体的に何をどのように戦っているのかもひとつ分かりません。 サイバー空間での戦いでは実際にハックされる前の前哨戦で、雌雄を決する決戦兵器的なものとか、制サイバー権みたいな概念があり、そのサイバー内の空間の主導権を巡って米中露がせめぎ合うみたいなのりなのでしょうか。 それともそんなものは無く、お互いが相手陣営のネットワークに直接出向いてドア壊して無理矢理入ろうとし合ってるという単純なものなのでしょうか? >>72 補足です。 リアル空間の場合、制空権を取れば制海権を取れます。 理由は船を沈める事ができる爆撃機、雷撃機が飛ばせるからです。 その制空権を確保する為専用に戦闘機があります。 サイバー空間の戦いも、実際にハックする事自体が爆撃機、雷撃機としたら、それが出番になる前にはどっかのサイバー空間か何かをを抑える必要があり、 そこを抑える為に米中露がしのぎを削る為に戦闘機的な、ハック機能ではなくサイバー空間か何かを抑える為の機能に特化したソフトウェア同士が争ってるみたいな構図なのでしょうか? >>72-73 うまく説明できないけど、そういうふうに「実体のあるもの」として捉えてる時点で既に違う、ということだけは言える。 戦車が撃破されたが、乗員が無傷で脱出したという話は間々聞きますが。 戦車または装甲車両が装甲を貫通された場合の乗員の負傷の割合の統計は存在しますか? >>72-73 あるのはサイバー空間じゃなくて、インターネットという名のネット環境とその外を含むPCやその他の総和みたいなもんだしな。 今ならファーウェイが何でアメリカに目をつけられてるか調べたり考えたりすればわかるかな……。 昔は偽シスコルーターとか、公的機関からのiPhoneのハッキング手段教えろとかあったんだが。 まあ1年間隔ぐらいで色々あるので別にダークウェブに潜る必要もなく色々調べたりできるよ。 >>70 軽歩兵や軽騎兵によるスクリー二ング また、当時のライフルだと熟練者が有効射程目一杯で初弾を撃っても、二発目撃つ前に銃剣が突き刺さる。 つまり、単独〜少数のライフル兵では、隊列相手には阻害行為以上の戦果・被害は及ぼせない >>70 散兵には散兵で対応するのが基本 (大規模散兵には敢えて騎兵で対応する事も有りましたが) アメリカ独立戦争に限ればイギリス軍側にもライフル装備部隊は存在していて、それらで対応していた様です 代表的なのは ・ブラウンシュヴァイクの軽歩兵大隊 ・ブラウンシュヴァイクの猟兵中隊 ・ヘッセン=カッセルの猟兵中隊 ・クイーンズレンジャーズの一部 等々 王党派民兵なんかも存在していて、これは独立派民兵と同じ様な装備と戦術でした また戦列歩兵連隊内にはライフル未装備ながら散兵隊形を組める軽中隊が1個大隊に付き1個中隊編成されていました ナポレオン戦争の時代でもライフル装備の有無こそ有れ、各国共に連隊や大隊内に散兵隊形を組める隊を編成 連隊や大隊規模の隊も有りました 意外に思えるかもしれませんが散兵隊形は攻撃用と言うよりは、その縦深により密集隊形の本隊を守る為の防御的な隊形でした ACOGの上部に装着されている赤いライトチューブは なぜ斜めに付いているのでしょうか? 接続箇所と直線のほうが材料を節約できそうですが、 何かメリットがあるのですか? >>80 スコープ本体にテーパーがついていてレティクル調整ダイヤルの邪魔にならなくてまんべんなく光があたる >>75 被弾した戦車や砲弾の種類や、命中箇所で全然違うので、そんな統計は無い 特定のタイプの戦車が被弾・貫通された際の火災発生率とかならあるが >>80 あとライトチューブを屈曲させずにレティクルに光を当てることができる 第一次大戦のドイツ海軍の主力艦隊であるHochseeflotteの訳名についての質問です。 Hochseeflotteは日本語訳で「高海艦隊」「大海艦隊」「公海艦隊」「大洋艦隊」「外洋艦隊」と様々な表記がありますが、どの呼び方が正しいのでしょうか? それとも全部正しいのでしょうか? >>70 ケンタッキーライフルのようなマズルロードライフルは 紙薬莢でまとめていれられない分連射力が普通のものの三分の一くらいで、 射程も現代みたいに長い訳じゃないしばらばらに突っ込まれたら逃げるしかない 一発撃って馬で逃げたらそう追いつかれないだろうし、ゲリラ戦が弱いわけではない >>84 Hochseeには外海、外洋、公海、外洋などいろんな訳語があるのでどれでも間違いではない 要するにドイツの沿岸だけではなく大西洋など外洋に進出する能力(=当時世界最強の英海軍と対峙できる能力を持った)を持った艦隊という程の意味 ドイツ帝国海軍は建国前のプロイセン海軍が母体だが、19世紀末にヴィルヘルム2世とティルピッツ提督のもとで軍備増強が行われるまでは規模の小さいものだった >>84 https://de.wikipedia.org/wiki/Hochseeflotte プロイセン海軍時代とその後ドイツ帝国海軍が編成された当初はドイツの艦隊は冬季は休眠状態で、春になると艦や乗員を稼働状態にするために艦隊演習をするところから始めなければならなかった そのために夏のみ編成された練習艦隊(Ubungsflotte)が1903年に常設の現役戦闘艦隊(Aktive Schlachtflotte)と名を変え、1907年にHochseeflotte と更に改名した >>75 とりあえず下の資料数えてみてください ttps://en.wikipedia.org/wiki/History_of_the_M1_Abrams#Tank_and_crew_casualties いずも型1隻を常時運用した場合の護衛艦隊の構成についての質問です 艦隊防空可能な護衛艦はDDG8隻、あきづき型4隻しかいないですが、ワークホースのDDを含めてどのような編成、ローテーションを組むことが予想されるでしょうか また、既存の護衛艦隊にいずも、かがを組み込むのか、ミニ空母打撃群の護衛艦隊を新設するのはどちらが現実的でしょうか 米陸軍がPAC-3での巡航ミサイルの迎撃に成功したってニュースがありましたが、PAC-3の迎撃ミサイルと巡航ミサイルじゃ値段が釣り合わないってことないです? そもそも巡航ミサイルは対空ミサイルで迎撃するって思っていましたが、これは間違い? >>90 https://defence-blog.com/army/u-s-army-conducts-intercept-of-cruise-missile-at-record-distance.html 試験で使ったのはPAC-3 CRI(Cost Reduction Initiative)インターセプターというタイプ 従来の目標の前方で爆発飛散した弾頭の弾片で撃破するのではなく、目標にダイレクトにミサイルをぶつけることで一発あたりのコストを削減している 統合防空ミサイル防衛 (IAMD) 戦闘指揮システム (IBCS)を使うことで低空を飛ぶ巡航ミサイルも遠方から探知・迎撃できるようになり、脅威に対応する能力が拡大された >>90 巡航ミサイルで破壊される物の値段考えたら安い物 >>91 低空を飛んでくるので、昔の対空ミサイルでの迎撃は難しかった トマホークの場合、巡航速度が800km/hくらいなので、低空をいきなり飛んできた場合は迎撃困難だが、コースが読めている場合は待ち伏せて対空機関砲で迎撃できる >>93 たしかに巡航ミサイルの標的の価値を考えるべきだったわ。 射撃管制装置について質問です、105mm戦車砲よりも40ミリ機関砲の射撃管制装置の方が口径が小さい分小型で安くできるのですか? 40mm機関砲とかだと対空射撃も考慮してるから 大掛かりな火器管制システムとなるのもある ようは何を狙うかどのくらいの精度を求めるかなので 105mm砲でも直射しかしなければコンパクトに収まる 「1隻沈めるために81人もの兵士が死」 「駆逐艦、ラフェイ」「特攻機6機と爆弾4発が命中」「沈没することなく」 「機体に装着した爆弾の破壊力や貫通力は、爆弾を投下する通常の攻撃法より、かなり小さなものとなる」 「1隻沈めるために81人もの兵士が死」 「「神風特別攻撃隊」の本当の戦果をご存じか?(栗原 俊雄) | 現代ビジネス ... ttps://gendai.ismedia.jp › articles キャッシュ 敗戦まで、航空特攻の戦死者は海軍が2431人、陸軍が1417人で計3830人であった(人数には諸説がある)。 一方で敵艦の撃沈、 ... 撃沈の合計は47隻である。 1隻沈めるために81人もの兵士が死 ななければならなかった、ということだ。しかも戦果のほとんど ...」 「駆逐艦、ラフェイ」「特攻機6機と爆弾4発が命中」「沈没することなく」 496名無し三等兵2018/10/09(火) 17:04:39.38ID:SXma0+SD 体当たり攻撃による破壊力、打撃力の低下をいわば実証してみせたのが、米海軍の 駆逐艦、ラフェイ である。1945年4月16日、レーダーピケット艦として沖縄水域で警戒にあたっていた同艦は、 80分間のあいだに22回の特攻攻撃を受け、 特攻機6機と爆弾4発が命中 するという大きな損害を被った。日本軍機による機銃掃射も受け、人員の損害は死者および行方不明31人、負傷者72人に達した。 しかし 沈没することなく 、駆逐艦とタグボートに曳航されて泊地にたどりつき、そこで応急の修理を受けたのち、自力でグアムまで帰投している(Victory in the Pacific 1945)。 アメリカ側のダメージコントロール(消火や各種の応急処置によって被害を最小限度のものとすること)能力の高さを示す事例でもあるが 、6機の特攻機が命中しても駆逐艦という小型艦艇を沈没させることができなかったのである。 爆弾を装着したままでの体当たり攻撃の限界は、特攻隊員のなかでも自覚されていたようである。零式戦闘機(ゼロ戦)のパイロットだった橋本義雄は、 より効果的な体当たり方法を常に仲間たちと模索していた。橋本は次のように書いている。 「機体に装着した爆弾の破壊力や貫通力は、爆弾を投下する通常の攻撃法より、かなり小さなものとなる」 495名無し三等兵2018/10/09(火) 17:03:26.57ID:SXma0+SD 特攻についてはすでに多くの文献があるので、ここでは特攻攻撃の破壊力の問題だけを取り上げたい。 G. 航空機による通常の攻撃法では、落下する爆弾に加速度がつくため破壊力や貫通力はより大きなものとなる。しかし、 体当たり攻撃では、急降下する特攻機自体に揚力が生じ、いわば機自体がエアブレーキの役割を果たしてしまうため、 機体に装着した爆弾の破壊力や貫通力は、爆弾を投下する通常の攻撃法より、かなり小さなものとなる 。体当たり攻撃で大型艦を撃沈できないのは、この理由による。 H. 」 「艦船は、日本軍が失う飛行機一機と搭乗員一人以上の対価」 35名無し三等兵2019/08/29(木) 21:24:14.64ID:inkYUH4i3637 帝国海軍の航空機による特攻作戦の効果ですが、 爆装した航空機がアメリカの軍艦に突入した場合、 その 艦船は、日本軍が失う飛行機一機と搭乗員一人以上の対価 を支払う事も多かったのでしょうか? 36名無し三等兵2019/08/29(木) 21:29:53.72ID:olSnB6kJ 35 例えばここを見て比較してみてはいかがでしょうか ウィキペディア「特攻で損害を受けた艦船の一覧」 ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E6%94%BB%E3%81%A7%E6%90%8D%E5%AE%B3%E3%82%92%E5%8F%97%E3%81%91%E3%81%9F%E8%89%A6%E8%88%B9%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7 37名無し三等兵2019/08/29(木) 22:55:10.38ID:Jn6UGShl38 35 ちなみに1機突入させるために何機、何人失うかも考慮せねばならないため、突入した機と乗員のみカウントしても意味はありません。 38名無し三等兵2019/08/29(木) 23:13:45.39ID:nnQ2Qgb4 37 キ115「剣」のテストパイロットが、こいつを100機出撃させて突入成功は最大に見積もって5機、 常識的に見積もって0機,絶対採用させる訳にはいかないと敗戦まで頑張り抜いて阻止したって話もあったね。 (まともな脚がついてない機体の不整滑走路からの発進失敗で3割、まっすぐ飛ぶ能力がないので、目標視認までの飛行で4割、敵哨戒戦闘機に対空砲火、などなど) 39名無し三等兵2019/08/29(木) 23:14:09.50ID:olSnB6kJ40 それに言及しようかと思ったんだけど 元々の質問は「爆装した航空機がアメリカの軍艦に突入した場合」で、突入成功時の効果を尋ねてたんで止めたんよ 質問者が尋ねている事以上の範囲まで慮って拡大して答えるのは果たして是なのか非なのかは考える必要があるのでは 行き着くところまで行けば「これこれの前提条件が考えられてその場合は最強論議になるので回答不能です」でごり押しされる可能性も 40名無し三等兵2019/08/29(木) 23:34:29.98ID:Jn6UGShl43 39 それは俺も考えたけど、 「1機突入すれば驚きの効果が!特攻にはそんなすごい意味があったんですね!」 だけで質問者に納得されてもアレなんで、回答にも何種類かあるよって話にしたかったのさ。 ・突入に成功した分だけカウント ・成功しないけど突入した分も ・突入に至らなかった分も ・直掩機の分も ・出撃前に損耗した分も ・出撃に要した全てのリソース分も ・それ以前の教育にかかった各種リソース分も って、何種類もの回答がある。 何しろ >日本軍が失う飛行機一機と搭乗員一人以上の対価を支払う事も多かったのでしょうか? の1機、1人の解釈にはだいぶ幅があるからね。 43名無し三等兵2019/08/30(金) 03:37:32.84ID:MHUY0nBX 40 ねえよぼけ 44名無し三等兵2019/08/30(金) 07:47:56.75ID:Dm0xJbim>>47 「剣」の設計者が、 あれは特攻用ではない、爆弾を投下し、帰投して胴体着陸する構想で、そのため胴体下部が厚くなっている、 と書いていましたが、戦後の弁解ですかね。 46名無し三等兵2019/08/30(金) 08:44:43.38ID:TdHHlCno テストした人は、あの構造で胴体着陸したらコクピットが潰れると、その昔、終戦記念日の剣特番で言ってた 47名無し三等兵2019/08/30(金) 10:20:22.89ID:h+O9dTn0>>48 44 「剣」の一件は以前にこの板でも議論がありましたが、戦後の言い訳、詭弁である・・・が大勢でしたね まあ、根本的には飛行機本来の特性ですら不合格な機体を設計した事を氏は恥じるべきですけど 48名無し三等兵2019/08/30(金) 11:06:11.64ID:GSYgXP2L>>53 47 それどのスレかわかりますか? 末期の特効兵器は使い捨てというのもあってめちゃくちゃだから… 特効する事自体が目的になってるんじゃないのってのがたまにあってつらい 49名無し三等兵2019/08/30(金) 11:11:19.44ID:y/+TcAIr>>52 ? 特攻自体が目的に決まってるだろ 戦果なんか考えちゃいないよ 51名無し三等兵2019/08/30(金) 13:11:55.13ID:h+O9dTn052 48 もう、10年ぐらい前だったかも 2ch 青木邦弘で検索しても見つからないな 52名無し三等兵2019/08/30(金) 13:17:18.12ID:GSYgXP2L 51 ひえ、ありがとう 自分で探しても無理そうだな…ログ消えてるかも >>50 大袈裟説も有力 普通に撃ってもすぐ熱くなる以上気温で変質というのは考えづらい ttps://youtu.be/n2E2Vw--wAM >>49 だろうわな… 53名無し三等兵2019/08/30(金) 13:28:54.19ID:DylADqxq 48 剣なんかまだマシだぞ タ号なんか見てみろ どっかの雑誌か文庫のライターが「遊園地の遊具の方がまだ豪華な造り」なんて書く始末なんだか 「1隻沈めるために81人もの兵士が死」 「駆逐艦、ラフェイ」「特攻機6機と爆弾4発が命中」「沈没することなく」 「機体に装着した爆弾の破壊力や貫通力は、爆弾を投下する通常の攻撃法より、かなり小さなものとなる」 「1隻沈めるために81人もの兵士が死」 「「神風特別攻撃隊」の本当の戦果をご存じか?(栗原 俊雄) | 現代ビジネス ... ttps://gendai.ismedia.jp › articles キャッシュ 敗戦まで、航空特攻の戦死者は海軍が2431人、陸軍が1417人で計3830人であった(人数には諸説がある)。 一方で敵艦の撃沈、 ... 撃沈の合計は47隻である。 1隻沈めるために81人もの兵士が死 ななければならなかった、ということだ。しかも戦果のほとんど ...」 「駆逐艦、ラフェイ」「特攻機6機と爆弾4発が命中」「沈没することなく」 496名無し三等兵2018/10/09(火) 17:04:39.38ID:SXma0+SD 体当たり攻撃による破壊力、打撃力の低下をいわば実証してみせたのが、米海軍の 駆逐艦、ラフェイ である。1945年4月16日、レーダーピケット艦として沖縄水域で警戒にあたっていた同艦は、 80分間のあいだに22回の特攻攻撃を受け、 特攻機6機と爆弾4発が命中 するという大きな損害を被った。日本軍機による機銃掃射も受け、人員の損害は死者および行方不明31人、負傷者72人に達した。 しかし 沈没することなく 、駆逐艦とタグボートに曳航されて泊地にたどりつき、そこで応急の修理を受けたのち、自力でグアムまで帰投している(Victory in the Pacific 1945)。 アメリカ側のダメージコントロール(消火や各種の応急処置によって被害を最小限度のものとすること)能力の高さを示す事例でもあるが 、6機の特攻機が命中しても駆逐艦という小型艦艇を沈没させることができなかったのである。 爆弾を装着したままでの体当たり攻撃の限界は、特攻隊員のなかでも自覚されていたようである。零式戦闘機(ゼロ戦)のパイロットだった橋本義雄は、 より効果的な体当たり方法を常に仲間たちと模索していた。橋本は次のように書いている。 「機体に装着した爆弾の破壊力や貫通力は、爆弾を投下する通常の攻撃法より、かなり小さなものとなる」 495名無し三等兵2018/10/09(火) 17:03:26.57ID:SXma0+SD 特攻についてはすでに多くの文献があるので、ここでは特攻攻撃の破壊力の問題だけを取り上げたい。 G. 航空機による通常の攻撃法では、落下する爆弾に加速度がつくため破壊力や貫通力はより大きなものとなる。しかし、 体当たり攻撃では、急降下する特攻機自体に揚力が生じ、いわば機自体がエアブレーキの役割を果たしてしまうため、 機体に装着した爆弾の破壊力や貫通力は、爆弾を投下する通常の攻撃法より、かなり小さなものとなる 。体当たり攻撃で大型艦を撃沈できないのは、この理由による。 H. 」 443名無し三等兵2018/10/09(火) 15:56:13.52ID:SXma0+SD 神風特攻に関する私の結論。 「有効な作戦だった」。しかし、馬鹿な上官が、有効性を生かせなかった。 444名無し三等兵2018/10/09(火) 15:57:20.15ID:SXma0+SD 「「特攻はアメリカ軍を苦しめた有効な作戦だった」という評価と「特攻は非人道的で統率の外道で二度と繰り返してはならない」という評価は両立し得る」 「通常航空攻撃と特攻を比較した場合」「攻撃の有効性は圧倒的に上回っており」 「特攻による損傷艦が膨大な数に上った」「アメリカ高級軍人の伝記等を読めばわかる」 「体当たり攻撃で大型艦を撃沈できない」 「投下された爆弾の方が威力が大きい」 「爆弾は投下できないように機体に固定されていた」 「特攻という大きな犠牲に見合った戦果をあげられなかった」 445名無し三等兵2018/10/09(火) 15:58:43.17ID:SXma0+SD 「通常航空攻撃と特攻を比較した場合」「攻撃の有効性は圧倒的に上回っており」 「通常航空攻撃と特攻を比較した場合 、特攻の方が命中弾を与えるのに必要な攻撃機数は1/5、命中までに要する攻撃回数1/10、実際に攻撃できた場合の命中率5倍〜10倍、命中を与えるまでの損失機数は約1/3〜1/2と、 攻撃の有効性は圧倒的に上回っており 、損失率すら低かったのです。 確かに特攻は、攻撃成功=戦死の異常な戦術であることに異論をはさむ人は殆どいないと思いますが、異常な戦術であってもそれが桁違いに“有効”な戦術であれば、劣勢な日本軍が、その異常な戦術を強化するのは、非情ながら必然だと思います 446名無し三等兵2018/10/09(火) 15:59:37.09ID:SXma0+SD 「特攻による損傷艦が膨大な数に上った」「アメリカ高級軍人の伝記等を読めばわかる」 特攻による損傷艦が膨大な数に上った アメリカ側が小沢氏が言うところの「雑兵のかすり傷」と余裕綽々どころか逆に追い込まれており、この傾向がアメリカ海軍が史上最悪の損害を被った沖縄戦がピークとなったことは、アメリカ軍の記録や アメリカ高級軍人の伝記等を読めばわかる ことで、そのごく一例を挙げると 「44ヵ月続いた戦争のわずか10ヵ月の間にアメリカ軍全損傷艦船の48.1% 全沈没艦船の21.3%が特攻機(自殺航空機)による成果であった」 「アメリカが(特攻により)被った実際の被害は深刻であり、極めて憂慮すべき事態となった」 「日本が(特攻で)より大きな打撃力で集中的な攻撃を持続し得たなら、我々の戦略計画を撤回若しくは変更させ得たかもしれない」 「日本人によって開発された唯一の、最も効果的な航空兵器は特攻機(自殺航空機)であり、戦争末期数か月に日本全軍航空隊によって、連合軍艦船に対し広範囲に渡って使用された。」 「十分な訓練も受けていないパイロットが旧式機を操縦しても、集団特攻攻撃が水上艦艇にとって非常に危険であることが沖縄戦で証明された。」 (以上アメリカ戦略爆撃調査団報告書) 「沖縄戦は攻撃側にもまことに高価なものであった・・・艦隊における死傷者の大部分は日本機、主として特攻により生じたものである」(太平洋艦隊司令ニミッツ) 「沖縄に対する作戦計画を作成していたとき、日本軍の特攻機がこのような大きな脅威になろうとは誰も考えていなかった。」(第5艦隊司令スプルーアンス) 「特攻に対する防御技術が完成するまでは 大艦隊による戦局を決定的にするような作戦だけが、特攻の脅威に高速空母をさらすことを正当化できる」(第3艦隊司令ハルゼー) 「日本軍は特攻機という恐るべき兵器を開発した。日本航空部隊がその消耗に耐えられる限り、アメリカ海軍が日本に近づくにつれて大損害を覚悟しなければならないだろう。」(第7水陸両用部隊司令バーベイ) 447名無し三等兵2018/10/09(火) 16:01:58.81ID:SXma0+SD 「 つらい真実―虚構の特攻隊神話 この本のレビューにも書きましたが、この本は初版が1978年という時代もあり、当然ネットもなく、 現在よりは外国の資料の調査が困難な中で、十分なアメリカ軍の資料を収集できず、 その不十分な資料を小沢氏の政治思想に基づいて、偏った引用と加工をしているので、かなり不正確なものとなっています。 小沢氏は、華々しい日本軍主張の通常攻撃の有効率(鴻上氏は小沢氏の引用を「米国の記録」と誤解して書いているが、 小沢氏の引用は日本軍の戦果報告)と小沢氏が主張する特攻の有効率を比較し、 「特攻の軍事的効率を高くは評価できない」という珍分析を下しており、鴻上氏もこの珍分析を鵜呑みにし、この本でも引用しています。 しかしながら、実際の『米国の記録』での日本軍の通常攻撃の命中率は、小沢氏や鴻上氏が鵜呑みにしている日本軍の戦果報告とはかけ離れており、 真珠湾攻撃では日本軍主張の急降下爆撃命中率49.2%に対し、第二次攻撃隊の急降下爆撃隊99艦爆78機が艦船攻撃を行い、 アメリカの被害報告による250s爆弾の命中弾は合計で12発、出撃機数から算出した全体での命中率は15.3%、航行中の戦艦ネヴァダには23機が攻撃して命中5発、 命中率21.7% インド洋海戦(セイロン沖海戦) 2隻の重巡洋艦(コンウォール・ドーセットシャー)命中弾 日本側主張46発(88%)→イギリス軍被害報告18発(34%) 珊瑚海海戦 レキシントン命中弾 日本側主張10発(53%)→アメリカ被害報告2発(10.6%) ヨークタウン命中弾 日本側主張9発(63%)→アメリカ側1発(7%) と日本側の華々しい主張とは大きくかけ離れていましたが、これは小沢氏が特攻の戦果を調査した際に参照したアメリカ軍の資料にも載っているはずなんで、 自分の珍説に都合がいいデータを使い分けていると思われます。 小沢氏は、旧日本海軍や海軍高級軍人らを「矮小で卑劣な」嘘つきや「昭和天皇制軍隊の恥部」や「醜悪」などと散々罵倒しときながら、 その大嘘つきの旧海軍や高級軍人らが主張していたありもしない過大戦果報告を引用するなんて、都合よすぎだろとしか思えません。 448名無し三等兵2018/10/09(火) 16:04:14.98ID:SXma0+SD 小沢氏は通常攻撃の急降下爆撃の命中率は日本軍の戦果報告を鵜呑みにしているのに対して、特攻の命中率(有効率)に関しては、 「戦果確認機の報告はあっても不確実を極めたから」という理由で、 アメリカ側の「アメリカ海軍作戦年誌」「キング(アメリカ海軍作戦部長)報告書」「ニミッツ戦記」から引用したデータを、 難解な独自ルールで加工して提示しています。 その独自ルールとは「隻数をそのまま戦果の指標とすることは、あまりにも乱暴であろう」という考えに基づき、 損傷艦については「雑兵のかすり傷まで戦果に計上してしまっている」と断じ、 その損傷艦のなかで「アンテナが折れたとか甲板が少し削れた程度」の軽微な損傷艦を戦果から差し引いて、 命中と判定できるのはそれ以外の「中破以上の100隻前後であろう」とする独自ルールに基づくもので、鴻上氏も手放しにこの小沢氏の独自ルールを評価しています。 しかし、小沢氏が参考にした「アメリカ海軍作戦年誌」は原文がネットでも見れますが、艦の損害は「sunk(沈没)」「damaged(損傷)」ぐらいの記述、 「ニミッツ戦記」は単なる読み物で統計らしい掲載はなく、「キング報告書」は未確認なので確定的なことは言えませんが、 命中から差し引いた損傷艦をどうやって「アンテナが折れたとか甲板が削れた」とかの軽微な損傷だったと断定したか不明ですし、 急降下爆撃は命中すれば損傷の度合いは問わず命中率(有効率)に加算しときながら、 特攻だけ訳の分からない難癖つけて命中率から除外するという理屈は全く不公平で理解不能です。 第二次大戦米国海軍作戦年誌―1939-1945年 (1956年) 鴻上氏は小沢氏の“独自ルール”で算出した特攻の低い命中率と日本軍主張の過大な急降下爆撃の命中率を比較し、特攻の命中率は大したことないとするこの小沢氏の珍論に誘導されてしまっています。 449名無し三等兵2018/10/09(火) 16:06:28.64ID:SXma0+SD こんな比較しようのないデータでの比較ではなくて、アメリカ軍が公式記録として、公式の戦闘記録や被害報告を元にして、特攻と通常攻撃の有効性の比較をしっかりとまとめております。 (アメリカ合衆国海軍司令部. Anti-Suicide Action Summary August 1945 アメリカ海軍公式HPで閲覧可能) フィリピン戦以降で特攻が開始された1944年10月以降沖縄戦初期の1945年4月までのデータとはなりますが、 アメリカ軍艦艇の視界内に入った通常攻撃機は2,152機中有効攻撃58機(有効率2.7%)特攻は784機中有効攻撃216機(同27%)と有効率は特攻が通常攻撃の10倍でした。 さらに1発(1機)の命中弾をアメリカ艦艇に与えるために失われる攻撃機の数は、特攻3.6機に対して通常攻撃は6.1機と倍近い損失率となっていますので、 特攻よりも通常攻撃の方が危険だったという皮肉な結果となっています。 これらの数字から解ることは、航空機による艦艇攻撃は非常に難易度が高く、 特に制空権を失った対戦末期の日本軍ではなおさら厳しかったという事実であり、 そんな厳しい状況の中でも高い有効率であった、特攻の"戦術"としての有効性もよく解ると思います。 450名無し三等兵2018/10/09(火) 16:08:26.27ID:SXma0+SD しかし、この本やこの本のネタ元のように、 通常攻撃の有効率は、制空権が日本軍のものであった大戦初期の日本軍の主張の過大な数字を引用、特攻は制空権を失った大戦末期のアメリカ軍の統計の数字を理解不能のルールで目減りさせものを比較して、 公平で合理的な分析なんてできっこないでしょう。小沢氏の独自見解の特攻の有効率も、 不完全ながらアメリカ軍の公式資料が元のデータを加工したものですから、 客観的・合理的に分析するなら、同じ時期(大戦末期)で同じ基準(アメリカ軍の公式資料)の数値を、加工しないか、同じ基準で加工して検証しないと、 比較分析のしようがありません。 451名無し三等兵2018/10/09(火) 16:08:46.32ID:EZQV04Ob もっとも命中しても装甲を貫通できないので、特攻による大型艦の撃沈例は無いわけで 452名無し三等兵2018/10/09(火) 16:09:13.56ID:SXma0+SD 以上の通りで、小沢氏の特攻不効率説はデータ選択の時点で既に破綻してしまってると言えます。 なぜ、鴻上氏やその他この本を引用する方々は、自分で徹底的な調査をしようとせずに、このような古臭くて不正確な本をありがたがるのか本当に理解に苦しみます。 目の前にあるPCかタブレットかスマホで『kamikeze』とでも検索すれば、この本とはくらべものにならない正確で詳細な情報が世界中から得られるこのご時世で、 その努力も怠って、絶版本の記述を妄信しているのは手抜き以外のなにものでもないと思います。 453名無し三等兵2018/10/09(火) 16:09:57.70ID:SXma0+SD 鴻上氏は、小沢氏の特攻に対する評価や分析を鵜呑みにして、舌鋒鋭く「もはや、冷静に現実を見る能力をなくしたといっても過言ではない」と日本軍と特攻を罵倒していますが、しかし、小沢氏の知識不足による誤認がどうであろうが、 454名無し三等兵2018/10/09(火) 16:11:04.89ID:SXma0+SD 特攻による損傷艦が膨大な数に上った アメリカ側が小沢氏が言うところの「雑兵のかすり傷」と余裕綽々どころか逆に追い込まれており、この傾向がアメリカ海軍が史上最悪の損害を被った沖縄戦がピークとなったことは、アメリカ軍の記録や アメリカ高級軍人の伝記等を読めばわかる ことで、そのごく一例を挙げると 「44ヵ月続いた戦争のわずか10ヵ月の間にアメリカ軍全損傷艦船の48.1% 全沈没艦船の21.3%が特攻機(自殺航空機)による成果であった」 「アメリカが(特攻により)被った実際の被害は深刻であり、極めて憂慮すべき事態となった」 「日本が(特攻で)より大きな打撃力で集中的な攻撃を持続し得たなら、我々の戦略計画を撤回若しくは変更させ得たかもしれない」 「日本人によって開発された唯一の、最も効果的な航空兵器は特攻機(自殺航空機)であり、戦争末期数か月に日本全軍航空隊によって、連合軍艦船に対し広範囲に渡って使用された。」 「十分な訓練も受けていないパイロットが旧式機を操縦しても、集団特攻攻撃が水上艦艇にとって非常に危険であることが沖縄戦で証明された。」 (以上アメリカ戦略爆撃調査団報告書) 「沖縄戦は攻撃側にもまことに高価なものであった・・・艦隊における死傷者の大部分は日本機、主として特攻により生じたものである」(太平洋艦隊司令ニミッツ) 「沖縄に対する作戦計画を作成していたとき、日本軍の特攻機がこのような大きな脅威になろうとは誰も考えていなかった。」(第5艦隊司令スプルーアンス) 「特攻に対する防御技術が完成するまでは 大艦隊による戦局を決定的にするような作戦だけが、特攻の脅威に高速空母をさらすことを正当化できる」(第3艦隊司令ハルゼー) 「日本軍は特攻機という恐るべき兵器を開発した。日本航空部隊がその消耗に耐えられる限り、アメリカ海軍が日本に近づくにつれて大損害を覚悟しなければならないだろう。」(第7水陸両用部隊司令バーベイ) 455名無し三等兵2018/10/09(火) 16:12:26.91ID:SXma0+SD 「大部分が特攻機から成る日本軍の攻撃で、アメリカ側は艦船の沈没36隻、破壊368隻、飛行機の喪失800機の損害を出した。これらの数字は、南太平洋艦隊がメルボルンから東京までの間に出したアメリカ側の損害の総計を超えている」(連合軍最高司令官マッカーサー) 他多数 戦争当時に特攻と対峙したアメリカ軍やその高官らが正確な情報でおこなった分析や評価より、 10代で高等商船学校より予備学生で軍務について実戦経験はない小沢氏が、不十分・不正確な情報で下した主観的な評価の方が正確ということがあり得ない話ということは、賢明な鴻上氏ならご理解頂けると思うのですが・・・ なんでアメリカ側の特攻に対する評価がこれほど高いのか?については上述の通り、 圧倒的に高い(大戦序盤の熟練搭乗員による急降下爆撃の命中率を凌ぐ)有効性もですが、何より人命優先のお国柄ですから、「雑兵のかすり傷」にもつきものの人的損失が膨大に及んだためです。 20,000名〜45,000名(諸説あり)にも及んだ特攻による死傷者にアメリカ軍は非常に頭を悩ませ、 死傷防止のハウツービデオ(ニュース映画)を作ってみたり必死に対策を講じましたが(United States Navy ACTION REPORT FILM CONFIDENTIAL『Combating suicide plane attacks』)、それでも死傷者は増え続けました。 456名無し三等兵2018/10/09(火) 16:15:34.44ID:SXma0+SD 鴻上氏とその元ネタの小沢氏は特攻の有効性を、 主に艦艇の沈没数と排水量の合計トン数だけで評価していますが、人命重視のアメリカ軍は、人的損失で特攻の有効性を評価しており、特攻隊員約4,000名の人的損失で20,000名〜45,000名の連合軍将兵を死傷させた特攻は、非常に“有効性”が高い戦術と考えていました。 それに、鴻上氏らは艦艇の損傷をかなり簡単に考えているみたいですが、 主力艦が深刻なダメージを受けて、 アメリカ軍従軍記者(ピューリッツァー賞受賞記者ハンソン・ボールドウィン)が、 「損傷艦が多すぎて太平洋が渋滞している」と嘆いていたぐらいの勢いで次々と戦線離脱するのは、 アメリカ軍の公式記録や海軍高官の回想等を見ても、作戦に大きな支障を与えており、 特攻の大きな成果であった事がわかります。 例えば、フィリピン戦で特攻による空母の戦線離脱が相次いだため、 1944年中に計画されていた高速空母隊による初の東京への本格的な空襲が中止に追い込まれ、 沖縄戦では特攻によるアメリカ軍艦隊の損害があまりにも大きかったため、 艦隊司令スプルーアンスの懇願により1945年4月〜5月にかけて都市の無差別爆撃が中止され、B-29は特攻基地への戦術爆撃に回されています。 この間2か月弱、日本の主要都市はB-29の無差別爆撃の被害がかなり軽減されています。 これは、 大統領命で作製された第二次世界大戦におけるアメリカ軍最上級の報告書であるUnited States Strategic Bombing Survey Summary Report (Pacific War) にも「約2000機のB-29爆撃機の出撃は日本の都市並びに工場施設の直接攻撃から九州の神風特攻隊基地への攻撃に変換させられた」と記述されているれっきとした史実です。 これらも特攻による戦略的・戦術的な効果ですが、鴻上氏らはこういう事実を知りもしないし、また調べる気も全くなかったのでしょう。 これらもれっきとした特攻による戦略的・戦術的な効果ですが、鴻上氏らにはそういった視点は全くありません。 457名無し三等兵2018/10/09(火) 16:16:09.95ID:SXma0+SD 鴻上氏は、日本軍が歪んだ精神主義のために、効果の薄い特攻を体面で続けたみたいな誤解をしています。 しかし、例えば、太平洋戦争最大の激戦となった沖縄戦では海軍だけで合計延べ7,878機の航空機を出撃させてますが(通常攻撃機だけで延3,747機)、その中で特攻機は延べ1,868機ですから構成比でいうと23.7%に過ぎません。 敵が沖縄まで迫り、日本軍は一時、航空戦力の総力を投入したのですが、投入機数で見れば、日本軍の主戦術はあくまでも『通常攻撃』であったのです。 日本軍は精神主義で破れかぶれに特攻機を出撃させていたのではなく、沖縄に侵攻してきた連合軍を粉砕すべく大量の航空機を投入し、そのため相対的に特攻機の出撃機数も増えたに過ぎません。 ただ、フィリピン戦と比較すれば、通常作戦機:特攻機の比率が“拡大”したことは事実です。これも理由は簡単で、特攻が戦術として桁違いに有効だったからに過ぎません。 上記の通り、 458名無し三等兵2018/10/09(火) 16:16:53.44ID:SXma0+SD 通常航空攻撃と特攻を比較した場合 、特攻の方が命中弾を与えるのに必要な攻撃機数は1/5、命中までに要する攻撃回数1/10、実際に攻撃できた場合の命中率5倍〜10倍、命中を与えるまでの損失機数は約1/3〜1/2と、 攻撃の有効性は圧倒的に上回っており 、損失率すら低かったのです。 確かに特攻は、攻撃成功=戦死の異常な戦術であることに異論をはさむ人は殆どいないと思いますが、異常な戦術であってもそれが桁違いに“有効”な戦術であれば、劣勢な日本軍が、その異常な戦術を強化するのは、非情ながら必然だと思います。 459名無し三等兵2018/10/09(火) 16:18:14.22ID:SXma0+SD 史実は上記の通りですが、鴻上氏はこの本の主人公佐々木氏が、9回出撃し命中弾1発至近弾1発与えている、何回も出撃させればこういう戦果も上がるとも主張しています。 しかし、佐々木氏が主張している戦果をアメリカ軍の公式記録で検証してみると、佐々木氏の6回目の出撃となった1944年12月5日に、佐々木氏は急降下爆撃により“大型輸送艦”を撃沈したと主張し、 鴻上氏もそれを信じているようですが、日本軍の特攻の戦果の過大報告を検証するために、鴻上氏自身もこの本でも引用している「アメリカ海軍作戦年誌」によれば、 この日のアメリカ軍の損害の記録は駆逐艦ドライトンと駆逐艦マグフォードの損傷のみで大型でも輸送艦でもないし、この戦果のいずれもby suicide plane(特攻機)による損傷となっています。 ただ「アメリカ海軍作戦年誌」はこの本でも指摘されている通り、アメリカ徴用商船や連合軍友軍の損失が一部計上されておりませんので、アメリカ徴用商船隊「United States Merchant Marine」の損失や、 イギリス・オーストラリア軍の記録も調査した日米の書籍を検証すると、同じ12月5日には「アメリカ海軍作戦年誌」には計上されていないアメリカ軍の中型揚陸艦LSM-20が撃沈され、LSM-23が損傷しています。 460名無し三等兵2018/10/09(火) 16:19:16.24ID:SXma0+SD こちらも排水量743トンで“大型輸送艦”というには程遠い上に(佐々木氏自身が1回目の出撃で攻撃した揚陸艦は小型艦であるという認識している)、 詳細な戦闘経緯も判明しており、LSM-20には特攻機オスカー(一式戦隼のこと)が船尾に命中し、 船尾から次第に沈没していき最後は船首が海中に没していく経緯が写真として残っていますし、LSM-23には特攻機ヴァル(海軍の99式艦上爆撃機のことだが、 この日に同機の出撃記録はないため、同じ固定脚機の99式襲撃機と思われる)が海上に接触した後に同艦に激突して15名の死傷者を生じさせています。 461名無し三等兵2018/10/09(火) 16:21:06.08ID:SXma0+SD 以上の通りで、アメリカ軍の公式記録を検証する限りでは佐々木氏の撃沈は確認することができません。 11月12日の一回目の出撃における至近弾も同様で、佐々木氏は小型の揚陸艦を発見し、急降下し揚陸艦の至近海面に800s爆弾を投下していますが、 鴻上氏は「アメリカ海軍作戦年誌」に計上されている損傷艦の揚陸艦修理艦エジャリア、同アリキーズ(このARL-41の普遍的な読み方はアキレス)が佐々木氏が確認した 「船首が箱型に切り立ったようになっていた」 「部隊を輸送、上陸させる揚陸船」と同じ形だったから、佐々木氏の戦果であろうと書いてますが、鴻上氏は揚陸艦と揚陸艦修理船を完全にごっちゃにしており、 揚陸艦修理船(ARL)は「船首が箱型に」切り立ってもなければ、両艦とも排水量4,000トンクラスですから揚陸艦(700トン)の6倍近い排水量で小型艦とは言えません。 このように佐々木氏の主張する戦果は、鴻上氏が「割り増し」と揶揄している日本軍の戦果報告の一例に過ぎず、 残念ながら佐々木氏も他の日本軍の多くの通常攻撃と同様に、 客観的に確認できる戦果を挙げていなかったことになります。 そしてほとんどの通常攻撃の搭乗員が、卓越した技術と強い意思力で激戦を生き延びた佐々木氏とは異なり、敵艦に接近することもできないままに撃墜されていきました。 462名無し三等兵2018/10/09(火) 16:22:10.51ID:SXma0+SD ドキュメント 神風〈上〉 (徳間文庫) Kamikaze Attacks of World War II: A Complete History of Japanese Suicide Strikes on 取材対象に入れ込むあまり、冷静な検証を怠るのはいかがなものか?と私は考えます。 特に色んな資料や証言を駆使して、特攻や日本軍を鴻上氏なりに分析、検証の上で罵倒しているのですから、 佐々木氏の証言についても検証しないと公平で客観的な記述はできないでしょう。 463名無し三等兵2018/10/09(火) 16:22:43.35ID:SXma0+SD アメリカ軍もこれらの特攻と通常攻撃の有効性の大きな差を分析のうえで、日本軍が特攻を開始した事情を「自殺攻撃が開始された理由は、冷静で合理的な軍事的決定であった。」と評価し (アメリカ軍の最高レベルの第二次世界大戦公式報告書United States Strategic Bombing Survey Summary Report(Japanese Air Power)) ジャパニーズ・エア・パワー―米国戦略爆撃調査団報告/日本空軍の興亡 さらに特攻を「特攻は、米海軍が今まで直面したことがない、もっとも困難な問題」と評価したうえで 〇従来の対空戦術は特攻機に対しては効力がない。 464名無し三等兵2018/10/09(火) 16:23:17.91ID:SXma0+SD 〇特攻機は撃墜されるか、操縦不能に陥るほどの損傷を受けない限りは、目標を確実に攻撃する。 などとその有効性の高さの原因を分析していました。 (アメリカ海軍の特攻分析報告書Anti-Suicide Action Summary アメリカ海軍HPで閲覧可) その他も、この本には、特攻に対する誤解や事実誤認の典型例がずらりと並んでますので、そのごく一部を指摘しておきます。 〇特攻戦死者の士官の内80%以上が学徒出陣の予備士官で、海軍兵学校出身者は温存されていた。 465名無し三等兵2018/10/09(火) 16:24:34.78ID:SXma0+SD これは特攻が始まるまでに海軍兵学校卒の航空士官が多数戦死しており、軍は学徒動員による予備学生士官で慌てて士官の補充を図った為、 特攻開始時での現役士官:予備士官の構成率は15:85(終戦直前には10:90)になっていた。特攻による戦死士官の海軍兵学校出と予備学生の構成率は、 単にその時点の軍全体の航空士官の海軍兵学校卒:予備学生士官の構成率と同じ。 特攻でなくとも、 海軍兵学校卒の航空士官の戦死率は異常に高く、例えば海軍兵学校第67期生は全体で248名の同期生の死亡率は64.5%であったが、 そのうち86名の航空士官に限れば66名死亡で死亡率76.6%、特に戦闘機に搭乗した士官は16名のうちで生存者はたった1名、 艦爆搭乗の士官の13名は全員戦死しており、温存なんかできていない。 467名無し三等兵2018/10/09(火) 16:25:14.64ID:SXma0+SD 〇戦後に特攻を命じた側の多くは責任も取らず生き延びた。 これはある意味本当ですが、この本でもそうである通り、責任をとって自決した例として挙げられるのはせいぜい大西瀧次郎中将ぐらいで、あとは部下を道連れにしたから無効扱いで宇垣纏中将が登場するくらいです。 佐々木氏を何度も死地に送り込んだ日本陸軍の終戦時の責任者は阿南惟幾陸軍大臣でしたが、映画『日本のいちばん長い日』でもよく知られている通りに自決していますし、特攻が決定されたときの陸軍大臣杉山元元帥も自決。 日本のいちばん長い日 [DVD] 468名無し三等兵2018/10/09(火) 16:27:09.80ID:SXma0+SD その他にも終戦時に陸軍航空隊の将官・士官だけで58名が自決しており、陸軍航空本部長寺本熊市中将や、 この本で非情で無責任な日本軍参謀の典型例として何回も登場する猿渡参謀の上席の参謀となる第4航空軍の参謀長で、 終戦時陸軍航空審査部長であった隅部正美少将など陸軍航空隊の要職の責任者や、佐々木氏ら万朶隊の特攻隊員が搭乗した99式軽爆撃機を特攻機仕様に改造する指揮をとった、 陸軍航空技術審査部員水谷栄三郎大佐ら、陸軍特攻を指揮、監督し、佐々木氏らと深く関わった高官も含まれています。 海軍は自決した人数の集計はわかりませんが、 この本でも叩かれている特攻兵器『桜花』で戦った神雷部隊司令官岡村基春大佐、練習機『白菊』特攻高知航空隊司令官加藤秀吉大佐などが自決しています。 特に陸軍隈部少将は、娘2人にヴァイオリンを奏でさせたのちに母親と妻を加えた一家4人と心中をはかり、 水谷大佐は手榴弾で自爆、海軍加藤大佐は副官らが自決を防ぐために拳銃や軍刀を取り上げ見張っていましたが、隙をついて井戸に飛び込んで自決するなど、 壮絶な最期を遂げた指揮官や将官もいますが、「特攻を指揮した連中はぬくぬくと生き延びた」と叩く本でこれらの記述を見た事がありません。 さらに、日本海軍であれば、最初期の特攻の提唱者の有馬正文少将や城英一郎大佐、 特攻決定時の軍令部次長の伊藤整一中将、人間魚雷回天の発案者、黒木博司大尉と仁科関夫中尉らは、 自ら特攻や特攻に等しい決死の出撃で戦死していますが、この手の本では無視されがちです。 469名無し三等兵2018/10/09(火) 16:28:36.53ID:SXma0+SD この本でも叩かれている第4航空軍司令官冨永恭二中将や、第201海軍航空隊中島正中佐など、 戦後も生き延びた指揮官らが多いのも事実ですが、この本のように、 自決した指揮官らの存在には触れず、冨永は逃げた、中島は自己弁護の本を書いたと叩くばかりの本が多いのは、 読者に対する重要な情報隠しではないかと私は考えます。 戦後も寿命をまっとうした特攻指揮官も多かったが、責任をとって自決した指揮官らもこれだけいました、 と公平に記述しないと、読者を誤った判断に導きかねません。 あと、特攻の指揮官らに責任をとって死ななかったのはつまらんと罵るのは、 特攻が非人道的で、当時の日本はおかしかったとバッシングするこの本のような姿勢と相反する、 鴻上氏らが非難している、罪は命をもって償わなければいけないとする、 人権軽視の旧態依然としたかつての日本的な思考ではないでしょうか? 470名無し三等兵2018/10/09(火) 16:29:46.83ID:SXma0+SD 佐々木氏の証言を中心に記述されていた前半はよかったのですが、その中に時々含まれる鴻上氏の誤解に基づく特攻への評価や、 第4章の不正確で古臭い小沢郁郎氏著『つらい真実―虚構の特攻隊神話 』に基づく誤った特攻や日本軍への評価や罵倒や、ピント外れの特攻と現代日本の共通点の指摘などで、 前半の評価は台無しになってしまうと思います。 鴻上氏は第4章のまとめで、軍関係者の多くが亡くなったので「ようやく冷静に特攻を考えられるようになった」と言ってますが、 事実はまったく逆で、この本やこの本の元ネタの『つらい真実―虚構の特攻隊神話 』を出典にしている一連の本のように、逆に感情ばかりが表に立ち、データや史実を客観的、 総合的、合理的に評価できない本の出版が相次いでいると感じます。 471名無し三等兵2018/10/09(火) 16:31:03.97ID:SXma0+SD 私感になりますが、 「特攻はアメリカ軍を苦しめた有効な作戦だった」という評価と「特攻は非人道的で統率の外道で二度と繰り返してはならない」という評価は両立し得る と思うんですが、何故に鴻上氏らの様に無理やり全否定したがる人が多いのか理解に苦しみます。 特攻を否定するにしても賛美するにしても、しっかりとしたデーターに基づき、正確で合理的な分析をしてから行うべきでしょう。 この本は特攻や日本軍を叩きたい、否定したいという気持ちばかりが先走っている、よくある旧軍バッシング本の一つに過ぎないと思います。 鴻上氏が恭しく引用している高木俊郎氏の特攻に関する本も全て読みましたが、高木氏、鴻上氏、 小沢氏に共通しているのは、特攻隊員の軍から非道な作戦で死に追いやられた「犠牲者」という面だけを強調していることです。 たしかにそれも特攻への評価には必要不可欠ではありますが、それはあくまでも特攻への評価の一部分に過ぎず、同時に特攻は軍事作戦である以上、 その軍事作戦としての“有効性”への評価も必要不可欠だと自分は考えます。 472名無し三等兵2018/10/09(火) 16:32:50.86ID:SXma0+SD その視点で、日米両軍の資料を総合的・客観的な目で見れば、絶望的な戦況のなかでも、現場が様々な工夫や努力でしっかり結果を残してアメリカ軍を苦しめたというのが、 本当に資料を見ているのであれば判るはずなんですが、非人道な戦術を命じた国(軍)をバッシングするために、 特攻でアメリカ軍を徹底的に苦しめ誇り高く亡くなっていった特攻隊員までも「役立たずだった」「無駄死にだった」と誤ったレッテル貼りをするのはいかがなものでしょうか? 少なくとも特攻隊員たちは志願にしろ命令にしろ敵に一矢報いようとして出撃し、実際に一矢以上報いているのですから、 それを不正確な情報と一面的な評価で「無駄死に」の「犠牲者」扱いにして、誇り高く亡くなっていった特攻隊員らの慰霊はできないと思います。 鴻上氏のような聡明で影響力のある著者による誤った認識や知識で書かれたこのような本は、特攻への合理的な評価を阻害することとなりますので、その意味からも最低評価とさせていただきます。 」 474名無し三等兵2018/10/09(火) 16:34:39.61ID:SXma0+SD 「特攻という大きな犠牲に見合った戦果をあげられなかった」 「、警戒が手薄で、上陸部隊や艦艇の生命線ともいえる輸送艦・輸送船を目標にした攻撃が行われるべきであった。 しかし、特攻隊員も。艦隊至上主義の影響を受けていたから、輸送艦のような目標は体当たりにふさわしいとは考えなかった。 結局、通常攻撃によって、米輸送船団を攻撃することをしなかったのは、特攻隊を編成し、米軍艦艇に目を奪われた特攻作戦を展開した日本軍の失敗であったと考えられる。 特攻隊員とそれを送り出した指揮官たちの問題とも関連するが,日本軍は、攻撃目標の選定について、軍事科学的な検討を十分にせず、戦術的にも誤った「正規空母」という目標を第一優先した。 これも、特攻作戦を失敗させる= 特攻という大きな犠牲に見合った戦果をあげられなかった 大きな要因であろう。」 475名無し三等兵2018/10/09(火) 16:36:58.93ID:SXma0+SD Home Profile Library of Congress WarIndex Facebook WarBook Peace YahooGC Wikipedia email 476名無し三等兵2018/10/09(火) 16:40:23.08ID:SXma0+SD ◆特攻機による戦果:カミカゼ特攻機命中率56%の虚報 写真(左):海軍輸送艦「ネソーバ」の20mm対空機銃;最上甲板に搭載された。写真(右):輸送艦「ネソーバ」;軍艦は輸送任務についていたとしても「民間商船」ではない。 ただし、乗員に軍人があり、その指揮の下に行動していれば、話は複雑になる。 「特攻機の命中率が56%」という新資料が米国で見つかった、 と誤解を招く報道がされた。 この虚報の真相は、米軍が戦場で視認した特攻機の来襲機数のうち、 被害を与えた特攻機の機数である。 「アメリカ艦艇から目撃された特攻機の攻撃成功率」というのも、軽微な損傷、小破を含むもので、大破させたわけでも、撃沈したわけでもない。 しかし、当該報道には、このような解説は一切なく、日本軍が思っていたよりも特攻の成功率は高かった、 アメリカに予想以上の甚大な被害を与えていたとのイメージを伝えるプロパガンダとなっている、特攻隊員たちの苦悩や決意についても説明ないままである。 これが「虚報」であるという意味である。 戦時中、米軍は特攻機出撃状況を把握していないので、 レーダーでも肉眼でも来襲する敵機が特攻機かどうかは明確にはできなかった。 米軍は、来襲した日本機をすべて特攻機と見立てて、 その至近距離に達した「特攻機」の成果を大きく記録したようだ。 米軍の被害が大きいのは、 船体に近距離に撃墜した特攻機が僅かに軽傷を与えてもすべて被害(命中)と過大報告したことによる。 優勢な米軍は、損傷を受けたことを勇戦した証拠のように誇りにしていた。そこで、特攻機の効果を高めに見積もることは、米軍将兵にとっても、自らの勇気を誇示する目的が隠されている。 特攻の実態を覆い隠した「特攻機の命中率56%という米軍の新資料発見」との虚報は、当時の大本営発表のような報道姿勢であり、いかなる目的が隠されているのであろうか。特攻機の効果をことさらに誇張する喧伝は、特攻隊員たちの心情に反するのではないか。 Links 477名無し三等兵2018/10/09(火) 16:41:38.39ID:SXma0+SD Links 【アジア太平洋戦争インデックス】:日中戦争から沖縄戦まで 神風特別攻撃隊:1944年10月レイテ戦 USS GUEST DD472 OKINAWA CAMPAIGN : UNITED STATES STRATEGIC BOMBING SURVEY:SUMMARY REPORT: U.S. Naval Chronology Of W.W.II, 1945 478名無し三等兵2018/10/09(火) 16:43:17.03ID:SXma0+SD 『米国戦略爆撃報告 太平洋戦争方面の作戦』によれば、沖縄戦における米軍の艦船撃沈 は36隻、損傷368隻。航空機喪失合計は763機、内訳は戦闘による損失458機、作戦に伴う事故などの損失305機である。 他方、日本軍の航空機喪失合計は 7,830機、内訳は戦闘による損失4,155機、 作戦に伴う損失2,655機、地上撃破1,020機に及んでいる。 479名無し三等兵2018/10/09(火) 16:45:06.19ID:SXma0+SD The Naval Technical Board 出撃した特攻機は、敵戦闘機に迎撃され,対空砲火に砲撃され、目標を冷静に選択する余裕はなかった。 正規空母を攻撃したかったが、そこまで辿り着くのは困難であるようだ。空母の位置も不明である。 敵戦闘機も迎撃してくる。こうなれば、撃墜される前に、発見した敵艦艇に突入するのが、特攻で成果をあげる唯一の道のように思える。 特攻機の隊員は、本来は自らの命と引き換えで、敵正規空母を轟沈したかった。 しかし、米海軍空母任務部隊は、中心に正規空母2隻,軽空母2隻を、その周囲を巡洋艦4隻、外側を駆逐艦16隻で護衛する輪陣形を組んでいる。 したがって、中心部の空母に辿り着くまでには、熾烈な対空砲火をくぐらなくてはならない。 空母からは、F6F「ヘルキャット」、F4U「コルセア」など戦闘機がレーダー誘導されて、遥か100km手前から特攻機を迎撃してくる。 また、任務部隊のさらに外側には、駆逐艦、護衛駆逐艦、掃海艦、敷設艦、揚陸艦が、レーダー・ピケ(警戒網)を張っている。 米国のレーダーは、200km以上先の敵機(単機でも)捉えることができる。その、進行方向、高度も把握されている。つまり、特攻機が発見されることなく、 空母に接近することは非常に困難である。 したがって、特攻機が撃沈した正規空母,軽空母は1隻もない。 480名無し三等兵2018/10/09(火) 16:46:34.81ID:SXma0+SD 特攻機が損傷させた米海軍空母(延べ隻数)は、正規空母16隻、軽空母3隻で、合計18隻で、損傷艦の7%に過ぎない。 小型の護衛空母17隻を含めても、13%である。他方、空母を護衛する駆逐艦は87隻で31%、護衛駆逐艦も24隻、9%もある。 機雷敷設艦、高速掃海艦はともに駆逐艦を改造したもので,駆逐艦同様、レーダー警戒網を形成していたから,空母の護衛艦艇とレーダー警戒艦艇が、特攻による被害艦艇の半数以上を占めていることになる。 ただし、上陸部隊や艦艇への補給を任務とする輸送艦は、40隻、14%とあまり多くはない。本来は、警戒が手薄で、上陸部隊や艦艇の生命線ともいえる輸送艦・輸送船を目標にした攻撃が行われるべきであった。 しかし、特攻隊員も。艦隊至上主義の影響を受けていたから、 輸送艦のような目標は体当たりにふさわしいとは考えなかった。結局、通常攻撃によって、米輸送船団を攻撃することをしなかったのは、特攻隊を編成し、米軍艦艇に目を奪われた特攻作戦を展開した日本軍の失敗であったと考えられる。 481名無し三等兵2018/10/09(火) 16:47:15.63ID:SXma0+SD 特攻隊員とそれを送り出した指揮官たちの問題とも関連するが,日本軍は、攻撃目標の選定について、軍事科学的な検討を十分にせず、戦術的にも誤った「正規空母」という目標を第一優先した。 これも、特攻作戦を失敗させる=特攻という大きな犠牲に見合った戦果をあげられなかった大きな要因であろう。 482名無し三等兵2018/10/09(火) 16:48:20.92ID:SXma0+SD 戦時船舶管理局(War Shipping Administration)によると,第二次大戦中の米国商船の撃沈は 1,554隻で, そのうち733隻は,排水量1000トン以上の船舶の撃沈である。 また,外国船 Foreign flag shipsでも海軍武装警備隊 AG(Naval Armed Guard) が乗船し,警備している船舶も,米国の戦域U.S. territories,例えばフィリピンにあるようなときは,この損失に含めている。 1945年(昭和20年)3月23日,米艦隊が沖縄本島に艦砲射撃を開始し, 3月26日に沖縄の慶良間列島に米軍が上陸すると,日本軍は「天一号作戦」を発動した。これは,日本陸軍機・海軍機による米輸送船団と艦艇に対する迎撃戦, 上陸した米軍に対する持久戦である。 484名無し三等兵2018/10/09(火) 16:49:51.30ID:SXma0+SD 米国商船の被害一覧によれば,フィリピン戦と沖縄戦の特攻で撃沈した米国の商船は6隻。 沖縄方面で被害を受けた米国の商船は,特攻,爆撃,魚雷,機雷,友軍の誤射など合計24隻,撃沈は4隻である。天号作戦では輸送船団を主要攻撃目標とする適切な判断をしていたが, いつの間にか,敵艦船,特に米任務部隊の空母に集中してしまった。たしかに,自爆特攻の目標を,輸送船とするのは,海軍上層部でもできなかったのかもしれない。 Source:U.S. Merchant Ships Sunk or Damaged in World War II 485名無し三等兵2018/10/09(火) 16:50:28.42ID:SXma0+SD 下記、◆特攻機による戦果:カミカゼ特攻機命中率56%の虚報を参照ください。 ttp://www.geocities.jp/torikai007/1945/kamikaze-statistic.html 486名無し三等兵2018/10/09(火) 16:52:35.22ID:SXma0+SD 投下された爆弾の方が威力が大きい」 「爆撃機から 投下された爆弾の方が威力が大きい 事は自然の原則です。特攻讃美の大親分(笑)が特攻を神格化するために力学の原則を無視した事をチマチマと書いていますが、特攻機に装備した爆弾は特攻機のスピードと同じです。 これは子供でも分りますね。しかし爆弾の破壊力は、爆弾自体の質量(海軍だと25番とか50番とか)と衝突速度によって決まります。 上空から投下する爆弾、あるいは降下爆撃機(投下高度の関係で急降下より緩降下の方が効果は大と言うが)から投下する爆弾には加速度がついて、 敵艦に命中する時点での速度は特攻機が突っ込むスピードよりはるかに高い。従って破壊力も大きい、と。まあこれは軍事知識の常識ですが。」 下記、特攻で爆弾抱えた飛行機が敵艦に命中した場合、 爆弾単体が切り離されて命中した場合より破壊力は大きくなるのですか?を参照ください。 ttps://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13138521438 487名無し三等兵2018/10/09(火) 16:53:25.16ID:SXma0+SD 「爆弾は投下できないように機体に固定されていた」 「神風特攻隊についてのインタビュー www.isc.meiji.ac.jp/~takane/academy/kamikaze/kamikaze-sij.htm 1. キャッシュ 2. 類似ページ ご存知のように、特攻機は行きの燃料しか詰まれておらず、帰りの燃料を積んでいませんでした。そして、 爆弾は投下できないように機体に固定されていた のです。 第二に、1944年の秋から1945年の夏の戦争終結にいたるまで、日本軍はそのような「必死」攻撃 ...」 488名無し三等兵2018/10/09(火) 16:54:07.36ID:SXma0+SD 「特攻機の突入によって大きなダメージを受けた。低空を飛行してきた安則盛三中尉操縦の 零式艦上戦闘機は飛行甲板上に250キロ爆弾を 投下 した 、爆弾はバンカー・ヒルの飛行甲板と舷側を 貫通 し艦の横数メートルの海上で爆発した。 その後零戦は飛行甲板に突入し、燃料を満載していた艦上機を破壊し大火災を引き起こした。 小川清少尉の操縦する二機目の零戦は対空砲火を通り抜けて250キロ 爆弾を投下 し、乗機は艦橋と飛行甲板の境に激突した」 下記、ウィキペディアのバンカー・ヒル (空母)を参照ください。 ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%AB_(%E7%A9%BA%E6%AF%8D) 「機体に装着した爆弾の破壊力や貫通力は、爆弾を投下する通常の攻撃法より、かなり小さなものとなる」 489名無し三等兵2018/10/09(火) 16:55:04.56ID:SXma0+SD 「体当たり攻撃で大型艦を撃沈できない」 A. 「自爆する直前に爆弾 B. C. 投下 D. E. (低空飛行で)、爆弾をスキップさせて敵艦に命中させ、自身は急反転待避、さらに自爆もしくは空戦することにより、より効果をあげる」 「航空機による通常の攻撃法では、落下する爆弾に加速度がつくため破壊力や貫通力はより大きなものとなる。 しかし、体当たり攻撃では、急降下する特攻機自体に揚力が生じ、いわば機自体がエアブレーキの役割を果たしてしまうため、 機体に装着した爆弾の破壊力や貫通力は、爆弾を投下する通常の攻撃法より、かなり小さなものとなる。 体当たり攻撃で大型艦を撃沈できない のは、この理由による」 490名無し三等兵2018/10/09(火) 16:55:45.83ID:aRjkTnuT539 483 このレベルの奴ってスクリプト扱いで通報したりできないの? 491名無し三等兵2018/10/09(火) 16:57:17.41ID:SXma0+SD 「亡国のために死んではいけない・・太鼓たたいて笛ふいて・ 2018-06-10 15:18:25 | 日記 F. 特攻を英雄にするだけでは間違う。。 戦争の末期、日本軍が敵艦への体当たり攻撃作戦をおこない、「カミカゼ」特攻といって米軍を恐怖に陥れた、 と伝説のように聞かされた。鹿児島県薩摩半島にある知覧はその特攻基地があった場所で、 今は「特攻平和会館」という施設でさまざまな資料・文献・遺書の展示があり、 修学旅行生をはじめ戦争を学ぶ観光地として賑わっている。ぼくも一度訪れて展示をゆっくり見て回ったが、 特攻兵士たちの遺品や遺書には深い感慨を抱かせられると同時に、特攻を美化し純粋な若者が「国家に殉じた悲壮な美しさ」という会館のコンセプトに、 強い違和感を抱いた。自分が確実に死ぬことを知って飛び立った特攻兵士の望んだことは、公式には国家の勝利だとすれば、 結果として献身した祖国は敵に敗北し占領されたわけで、彼らの死は報われなかった。それはだれもが知っているが、 誰もそのことは忘れて、若者の純粋さと国家への献身だけを素晴らしいと語ろうとする。あるいは、かれらが自らの死を意味づけようとした根拠を、 親への感謝、家族への愛着、さらに故郷共同体への同一化、それがそのまま天皇と国家に結びつき「靖国の英霊」まで昇華、というか神話化する。 特攻とは戦争の作戦としてほとんど意味のない、若い兵士の命をただ消耗させただけの禁じ手だったと思う。特攻が実施されたのは、 海軍も陸軍も有効な武力・戦闘能力を長期化した戦争で壊滅させてしまった段階で、他にもう戦う手段がないから苦し紛れにとった戦闘法で、実際の戦果としても戦局を転換させる効果などなかった、 ということを確かめておきたい。 492名無し三等兵2018/10/09(火) 16:59:54.73ID:SXma0+SD 「絶望的交戦期に固有の戦死のありようとしては、よく知られているように、特攻死がある。 特攻隊(特別攻撃隊)とは、主として爆弾を搭載した航空機による艦船などに対する体当たり攻撃(航空特攻)のことを指すが、それ以外にも「震洋」、 マルレ艇などのモーターボートによる艦船への体当たり攻撃(水上特攻)、一人乗りの改造魚雷「回天」による体当たり攻撃(水中特攻)などがあった。 ここでは、最大の犠牲者を出した航空特攻を取り上げたい。 航空特攻は、1944年10月に、海軍がフィリピン防衛線で神風特別攻撃隊(「しんぷう」が正式の呼称で「かみかぜ」は俗称)を出撃させたのが最初である。 当初の特効作戦の任務は、レイテ湾への突入をはかる栗田艦隊を支援するために、体当たり攻撃によって、 アメリカの正式空母の飛行甲板を一時的に使用不能にすることにあった。正規空母の撃沈そのものが目的ではなく、 当初の任務は限定的なものだったのである。それが次第にエスカレートし、 翌1945年3月末から始まる沖縄戦の段階では、特攻攻撃が陸海軍の主要な戦法となった。 そうしたなかで、特攻作戦に対する過大な期待も生まれてくる。 たとえば、1945年1月26日に、軍令部総長の及川古志郎海軍大将は、特攻専門機、「桜花」250機の配備について、 「現戦局に対し色々意見もあるが、私は重体ではあるが危篤とは見ない。 特攻兵器〔人間爆弾桜花〕も大体そろって(250)、今、鹿屋〔基地〕で大々的演習にかけている。 〔中略〕これは昨年十二月まで整備して比島戦〔フィリピン戦のこと〕に間に合わせる心組みだったが、それが遅れたが、今度これが間に合えば相当戦勢を逆転して『マリアナ』位までは取返したい」と語っている(『高木惣吉 日記と情報(下)』)。 493名無し三等兵2018/10/09(火) 17:01:14.13ID:SXma0+SD 及川軍令部総長の談を伝え聞いた海軍の長老、岡田啓介大将は、「月産200位の力で、芘島から『サイパン』まで盛り返すというのは、少し夢に近い話ではないか」と率直に語っている(同右)。 実際、「桜花」への期待は「夢」に終わった。同機はロケット推進器を装備した一人乗りの小型グライダーである。「ロケット機」などと書いている文献があるが正確ではない。 母機の一式陸上攻撃機に懸吊(けんちょう)して離陸し、敵の艦船に接近したところで母機から発進する。滑空しながら目標に向かい体当たりの直前にロケット推進器に点火して速度をあげ、 体当たりを行う。しかし、二トンを超える重量の「桜花」を懸吊した母機自体の速度や運動性が大きく低下するため、「桜花」の発信前に母機とともに撃墜されることが多く、 ほとんど戦果をあげることができなかった。 なお、一式陸攻の魚雷もしくは爆弾の最大搭載量は800キロにすぎない。 「桜花」の初出撃は、1945年3月21日だが、このときは出撃した「神雷部隊」の一式陸上攻撃機18機の全機が撃墜されている。 結局、敗戦までの航空特攻による戦果は次の通りである。 494名無し三等兵2018/10/09(火) 17:02:26.96ID:SXma0+SD 正規空母=撃沈ゼロ、撃破26/護衛空母(商船を改造した小型空母)=撃沈3、撃破18/戦艦=撃沈ゼロ、撃破22/巡洋艦=撃沈13、撃破109/その他(輸送船、上陸艇など)=撃沈31、撃破219 撃沈の合計は47隻にすぎない。一方、特攻隊員の戦死者は海軍が2431人、陸軍が1417人、計3848人である(『特攻―戦争と日本人』)。大型艦の撃沈には成功していないこと、主として小型艦艇を沈没させていることがわかる。 戦果があまりあがらなかった理由の一つは、アメリカ側が、フィリピン戦以降、特攻作戦に対する対策を強化したからである。米海軍は、機動部隊の前方に大型レーダーを装備した駆逐艦などのレーダーピケット艦をいくつも配備し、 早期警戒と迎撃戦闘機の誘導にあたらせた。特攻期はこの阻止線(ピケットライン)を簡単には突破できなかったのである。 また、特攻機自体も旧式機が多い上に、重い爆弾を搭載して飛行するので米軍の迎撃戦闘機の格好の餌食となった。 さらに、VT信管(電波を利用して、目標に近接すれば自動的に起爆する信管)の開発に成功した米海軍は、 1943年からVT信管付きの対空砲弾を使用するようになり、対空戦闘で大きな威力を発揮するようになる。 「機体に装着した爆弾の破壊力や貫通力は、爆弾を投下する通常の攻撃法より、かなり小さなものとなる」 495名無し三等兵2018/10/09(火) 17:03:26.57ID:SXma0+SD 特攻についてはすでに多くの文献があるので、ここでは特攻攻撃の破壊力の問題だけを取り上げたい。 G. 航空機による通常の攻撃法では、落下する爆弾に加速度がつくため破壊力や貫通力はより大きなものとなる。しかし、 体当たり攻撃では、急降下する特攻機自体に揚力が生じ、いわば機自体がエアブレーキの役割を果たしてしまうため、 機体に装着した爆弾の破壊力や貫通力は、爆弾を投下する通常の攻撃法より、かなり小さなものとなる 。体当たり攻撃で大型艦を撃沈できないのは、この理由による。 H. 「駆逐艦、ラフェイ」「特攻機6機と爆弾4発が命中」「沈没することなく」 496名無し三等兵2018/10/09(火) 17:04:39.38ID:SXma0+SD 体当たり攻撃による破壊力、打撃力の低下をいわば実証してみせたのが、米海軍の 駆逐艦、ラフェイ である。1945年4月16日、レーダーピケット艦として沖縄水域で警戒にあたっていた同艦は、 80分間のあいだに22回の特攻攻撃を受け、 特攻機6機と爆弾4発が命中 するという大きな損害を被った。日本軍機による機銃掃射も受け、人員の損害は死者および行方不明31人、負傷者72人に達した。 しかし 沈没することなく 、駆逐艦とタグボートに曳航されて泊地にたどりつき、そこで応急の修理を受けたのち、自力でグアムまで帰投している(Victory in the Pacific 1945)。 アメリカ側のダメージコントロール(消火や各種の応急処置によって被害を最小限度のものとすること)能力の高さを示す事例でもあるが 、6機の特攻機が命中しても駆逐艦という小型艦艇を沈没させることができなかったのである。 爆弾を装着したままでの体当たり攻撃の限界は、特攻隊員のなかでも自覚されていたようである。零式戦闘機(ゼロ戦)のパイロットだった橋本義雄は、 より効果的な体当たり方法を常に仲間たちと模索していた。橋本は次のように書いている。 497名無し三等兵2018/10/09(火) 17:05:53.60ID:SXma0+SD ちょうどそのような時、誰いう事なく J. K. 自爆する直前に爆弾投下(低空飛行で)、爆弾をスキップさせて敵艦に命中させ、自身は急反転待避、さらに自爆もしくは空戦することにより、より効果をあげる L. M. ことを考えた。その発想の原点は250キロまたは500キロ爆弾の慣性を生かす事により爆発の効果をより大きくすることにあった。 戦闘機に固定したまま体当たりするより爆弾自身の重さによる慣性効果と徹甲弾の威力を発揮させるための考え方である。誠に合理的な考え方である。 (『学生特攻 その生と死 海軍第十四期飛行予備学生の記録』) 498名無し三等兵2018/10/09(火) 17:07:04.66ID:SXma0+SD スキップボミング(反跳爆撃)と呼ばれた攻撃方法だが、まず爆弾を投下したのちに体当たりをすることを構想していたことがわかる。事実、独自の体当たり攻撃を実行に移した特攻隊員もいた。 1945年5月、沖縄海域で、エセックス級の大型空母、バンカーヒルに二機の特攻機(零式戦闘機)が連続して命中した。導管は沈没こそ免れたものの、 400人近い戦死者を出すという大損害を被った。このとき、二機の特攻機は突入寸前に爆弾を投下してから体当たりをしている(M・T・ケネディ『特攻』)。 小川清と安則盛三という二人の特攻隊員がこの攻撃法をあえて選んだのは、できるだけ大きな損害を敵に与えたいという戦闘機パイロットとしての意地からだったのだろうか。 それとも、合理性を欠いた無謀な特攻作戦に対する無言の抗議だったのだろうか。 なお、特攻機のなかには、機内に爆薬を装填したものや爆弾を機体に固着させて爆弾の投下ができないようにしたものもあった。」吉田裕『日本軍兵士』中公新書、pp.52-58. ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
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