>>142
>低空飽和攻撃に対処できるのはイージス艦世代になってからのお話

ちょっと誤解があるようだが、別に敵機を全部撃ち落とす必要は無い
敵機に損害を与え、雷撃・爆撃を妨害し、自艦の損害なしに撃退できれば十分。

1942年5月7日の戦闘で、陸攻隊が敵巡3,駆逐艦3の艦隊を雷爆撃した。
雷装の一式陸攻12機、爆装九六式陸攻20機。敵戦闘機は無し。

爆弾や魚雷は一発も命中しなかった。開戦時の練度の高いパイロットでも
敵艦の激しい対空砲火で正確な雷爆撃が困難。また被害も多かった。

雷撃隊12機の被害の内訳は、撃墜4機、被弾損傷6機、無傷2機。つまり83パーセントの大損害。
 小関中尉の一式陸攻は調べたところ被弾71箇所。 「暁の珊瑚海」 森史朗より
敵は雷撃機に砲火を集中したということもあるが命中率は相当に良好。

兵器の価格で見ると、単発の艦載機なら20万〜30万円くらい。大型の陸攻は五十数万円と高価。
撃墜または損傷でスクラップになる機体など、被害額は数百万〜一千万円近くになるだろう。
パイロットの養成も非常にコストがかかる。

つまり水上艦隊vs陸攻隊として見ると陸攻側の大敗。以前のマレー沖海戦の時と比べ段違いに優秀な米艦隊の対空砲火