ついでにアリゾナ異説について。

 「大日本帝国の興亡」(トーランド著日本版1971)では、艦首甲板を貫いた爆弾により燃料貯蔵区で火災発生、
規定に反してここに貯蔵されていた黒色火薬700kgを爆発させ、これが更に無煙火薬の爆発を引き起こしたとしています。
 同じ著者の「米軍敗走の180日」(日本版1972)でも同様の経緯。

 「太平洋海戦」(佐藤和正1988)でも艦首部の燃料区で火災が起き火薬庫の爆発としていますが黒色火薬については触れていません。

 燃料区が根本の火災源とする見方もあるようです。