中国の新型ウイルス肺炎、SARSの教訓生かす

中国中央部で肺炎ウイルスの感染が拡大したことで、周辺地域や近隣諸国は警戒を強めている。
危機の震源地であるここ武漢では、重症急性呼吸器症候群(SARS)の教訓が生かされており、それほど毒性が強くないとみられることも、脅威の封じ込めに寄与している。
 香港大学の教授で、感染症の責任者を務める袁国勇氏は、最初の感染例が報告された昨年12月12日から1カ月以内で新型ウイルスを検出したことは素晴らしいと指摘する。
 世界保健機関(WHO)も新型ウイルスの検出を高く評価。WHOの中国オフィスは、同国には強力な公衆衛生のリソースと包括的な感染の監視システムを有しているとしている。
武漢には、中国初となるバイオセイフティーレベル4(BSL-4)の研究施設がある。BSL-4とは、エボラ熱など致死率の高い病原体に対応できる施設を指す。
WHOによると、今回の肺炎はそれほど猛毒ではなく、伝染性も強くないもようで、中国が脅威を封じ込めやすい要因となっている。
 香港大学の袁国勇氏は、肺炎の症状が出ていない鮮魚業者が閉鎖されていない他の市場で販売しても、感染のリスクは最小限だと指摘する。
WHOは現時点の情報に基づくと、移動や商売を制限する理由はないとしている。
 しかしながら、中国のソーシャルメディア上では、春節(旧正月)の帰省・旅行シーズンに感染が拡大するのではとの懸念が出ている。

https://jp.wsj.com/articles/SB10869449990555783314904586133541887603516

毒性もそこまででSARSみたいにはならなそうでなにより
てかWSJで中国の対応に肯定的な記事は珍しいな