【阿比留瑠比の極言御免】存在感薄れた小沢一郎氏 (産経 1/16)

かつては常に政局の中心にいて、周囲を巻き込みながら政界に混乱と停滞をもたらしてきたこの人も、影が薄くなったと率直に感じた。
国民民主党の小沢一郎衆院議員のことである。

小沢氏は、立憲民主党の枝野幸男代表と国民民主党の玉木雄一郎代表の両党合流をめぐる党首会談が不調に終わった10日夜、
国会内で緊急記者会見を開いた。小沢氏がこうした場を設けること自体が異例であり、その中で次のように強調していたのが印象的だった。

「これをうまく成就できないことは国民に対する裏切り行為であって、何としてもわれわれは恩讐を乗り越えて、1つのグループとして政権を
いつでも取れる体制を早く作り上げたい」
この日は、合流に踏ん切りがつかない玉木氏への直接的な批判こそしなかったものの、思うように事態が進まないことへのいらだちは隠せなかった。

また、立憲民主党側にはその数日前から、合流推進派の小沢氏の剛腕を見込んで、玉木氏は折れてくるとの見方があった。
幹部の一人はこう述べていた。
「心配しなくていい。岩手のおじさん(小沢氏)が出てくるから、玉木氏は決断せざるを得ない」
ところが、合流は合意に至らず、小沢氏の怒りの記者会見も、新聞各紙は取り上げないか、報じはしてもごく小さな扱いだった。(後略)
https://www.sankei.com/politics/news/200116/plt2001160004-n1.html

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