>>660
航空母艦に降りるときはいわゆる「アプローチ」の距離を長く取れる。
なんせ海の真ん中だからね。
空母に比べると陸上の滑走路、特に市街地近郊にある空港は意外と長いアプローチが取れない。
市街地の上を延々と緩やかに低空飛行するのは難しいからだ。

なので空母に降りるからって「急降下」はしなくてもいい。

空母への着艦が「制御された墜落」って言われるのは、艦載機は「着地」するときに甲板に張ったワイヤを機尾のフックで引っ掛けてそのまま「引きずり降ろす」(もっと正確に言うなら甲板に「叩き下ろす」)から。
こうしなければ短い甲板では止まりきれないからだけど、これはまぁ高度は低いとは言え「上空から叩き落としてる」のと変わらない。
だから「制御された墜落」と呼ばれる。
甲板への降下角度の問題ではないのだ。