いつも勘違いしてる子がいるけど、

●「F-35はいずもからジャンプ台無しでも発艦できる」

 合ってる。

●「なので実戦で戦闘運用できる」

 無理。

1機発艦する度に後端からの滑走のため甲板をフルクリアにしなければならない。
カタパルトとジャンプ台の大きな役割の一つは、『滑走距離を縮め 甲板後部を常時自由に使えるよう空けるため』。

強襲揚陸任務のワスプだと主役はドックの艇とオスプレイ、ヘリでの車両・兵員の送り出しなので、
事前に1機づつ発艦し、揚陸部隊出撃後は露払いと支援に1機づつ着艦補給発艦を繰り返せばおk。
その為に短く狭い甲板でもエレベータを2基とも完全張り出しに改修済。

いずもは完全に航空・離島支援要撃なので、空母のように発艦・着艦・補給・修理・準備を全て同時に運用しなければならない。
エレベータも1基は甲板ド真ん中、1基は半張り出しで順番に使うしかない状態。

更にカタパルトならレールで進路固定されるので横幅安全領域狭く済むけど、滑走だとかなり広く空けなければならない(どの艦にも線が引かれている)。
「甲板全部を使って1機が十分発艦できる!」だけでは話にならない訳なのよ。

ジャンプ台は、日常の哨戒はともかく対中戦術的にほぼ必須。

3番艦からは専用設計になるだろうから、それ待ちですなあ。