>>346 つづき

しかし、放事庁は業者が提出した申請書を差し戻した。 理由は国防技術品質院と'用役契約'を通じた品質検査をしなければならないということだ。
結局、S&T重工業側は再び品質検査計画書を提出し、3次量産までのぎりぎりの日程に時間を費やすだけだった。

このように国産変速機の耐久度評価が遅れたことを受け、K2戦車3次量産事業と関連し、体系会社である現代ロテムと主要協力会社は8日に
「K2戦車3次量産契約準備検討協議会」を開催した。 会議内容の骨子は、耐久度評価が遅れている変速機を除いて、
年内の量産契約の締結が急がれるという内容だった。

1100あまりの中小協力会社の被害が懸念されるため、変速機の問題で3次量産事業全体が遅延されてはならない」とし、
防衛産業会社の生存のために速やかな事業推進を促し、年内の契約締結に向けた多様な方策の検討を求めた。

K2戦車は、3回にわたって量産され、300台が韓国軍に普及する。 車体やエンジンなど、全ての技術が国産化されたが、
変速機はドイツメーカーの製品を搭載している。 このため、3次量産はK2戦車技術の100%国産化を実現できる最後のチャンスだが、
これも水の泡となる恐れが高まった。

K2戦車の100%国産化に向けて、防衛事業庁が「運営の妙」を考えなければならない状況に至った。
困難に陥った防衛産業界を立て直し、国防技術の国産化を同時に成し遂げることができるよう妙案を立てなければならないということだ。

国産化を諦め、ドイツ製変速機を選ぶのは簡単なことだ。 一方、耐久度評価で公正性を保障し、国産変速機を開発して適用することは、
決して容易なことではない。 K2戦車にかける国民的期待が大きいだけに、開発会社と放事庁が深く議論し、熟慮しなければならない理由も十分だ。