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緊急事態宣言解除以降の感染拡大の傾向
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000654497.pdf

新型コロナウイルス感染症は、「飛沫感染」及び「接触感染」が主たる感染経路と
考えられてきたが、わが国においては、2月に基本方針を策定した頃から、
いわゆる「3密」の条件における「飛沫感染」や「接触感染」では説明できない
感染経路を指摘し、対策に取り組んできた。

「3密」と「大声」に関連する感染経路として、
最近になっていわゆる「マイクロ飛沫感染」が世界的にも重要と認識されてきている。

様々な状況証拠から「3密」と「大声」の環境においては、「飛沫感染」や
「接触感染」に加えて、「マイクロ飛沫感染」が起こりやすいものと考えられている。

一方で、屋外を歩いたり、感染対策のとられている店舗での買い物や食事、
十分に換気された電車での通勤・通学で、
「マイクロ飛沫感染」が起きる可能性は限定的と考えられる。

注)「飛沫感染」とは、咳や会話により発せられた飛沫を吸い込む感染経路であり、
通常2m以内の距離の人に感染が起こる。
一方、「マイクロ飛沫感染」とは、微細な飛沫である5μm未満の粒子が、
換気の悪い密室等において空気中を漂い、少し離れた距離や長い時間において
感染が起こる感染経路である。
なお、いわゆる「空気感染」は結核菌や麻疹ウイルスで認められており、
より小さな飛沫が例えば空調などを通じて長い距離でも感染が起こり得る。
「マイクロ飛沫感染」と「空気感染」とは異なる概念であることに留意が必要である。