>>916
>サハリン全土と北海道の北側を領土とした北日本が日本に復帰しているのに何故「南サハリン」に限定して傀儡国家を作るのかがよくわからないけど

東京政権が北日本を併合して統一国家になると、樺太島を南北に分断するラインで統一日本国と直接国境を接する事になり、敵性国家に対して
新たな前線を抱え込む羽目になります。

これはロシアの安全保障政策の上でも決して好ましい事ではありません。

そして統一後の南樺太で、日本への帰属や臣従を拒む旧人民軍残党ゲリラや、シベリアの少数民族対策で東京政権が多大な犠牲と出費を強いられ、
南樺太が権益と言うよりも政治てお荷物になるような状況に持ち込めば、日ロ両国による外交交渉で相互の権益を尊重した上での、暫定緩衝国家が
設立される余地はあるかも?

統一戦争後の日本では、政治的な建前はどうあれ実質4階級に国民が分断されてしまうでしょう。

1 元からの南日本/東京政権下の国民で、両親とも日本人のいわば純日本人
2 元北日本/豊原政権下の国民で、両親とも日本人
3 元北日本/豊原政権下の国民で、片親が大陸から移住した外国人ハーフ
4 元北日本/豊原政権下の国民で、移民一世であったり両親とも外国人

4のグループが北日本消滅後に速やかに大陸の故郷に帰るのならまだしも、移住から数十年が経ち生活基盤も北日本にある者はそうも行かないでしょう。

それに2のグルーブですら元南日本の国民からすれば、半世紀もの時間が元同胞と言う意識を薄めているのに、3や4ともなれば余程意識の高い奴
以外は同じ日本人とは扱わないでしょうから、占領した南樺太の統治においては大変な障害になるでしょう。