中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)から2020年11月に独立したスマートフォンブランドのHonor(オナー)は10日、
同社初の折りたたみ式端末「Magic V」を発表した。
これに関連し、中国メディアの環球時報は12日、折りたたみ式スマホはなぜヒットしないのかとする記事を掲載した。
以下はその概要。

先月にはファーウェイと中国のスマホ大手OPPO(オッポ)も折りたたみ式スマホをそれぞれ発表している。
韓国のサムスンと中国のXiaomi(シャオミ)は折りたたみ式スマホをすでに製品化しており、中国のvivo(ビーボ)も年内に
発表する計画だ。

2019年以降、サムスン、ファーウェイ、米モトローラなどが折りたたみ式スマホを製品化し、業界内で期待されてきたが、
いまだ主流とはなっていない。

調査会社のカウンターポイントによると、21年のスマホ総出荷台数約14億台のうち、折りたたみ式スマホは860万台に
とどまっている。

折りたたみ式スマホが普及しない理由について、消費者の44.6%が「悪い体験」を挙げていることが業界の調査で分かった。
消費者から報告された問題は、ディスプレーにしわが発生することや、ヒンジやディスプレーの耐久性に集中していた。
価格の高さも主流になれない理由の一つだ。
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3年前にサムスンやシャオミが鳴り物入りで発表した折り畳み式スマホですが、蓋を開けてみればロクに売れないまま。

やはり既存のスマホと比べて割高で構造上脆弱であるし、単に大画面見たいのならタブレット端末持ち歩いた方が
便利なのだから、余程大きな技術的ブレイクスルーが無ければ折り畳みスマホが主流になる日は遠そうです。