ISW論評
https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-may-30
戦況図(丸印が戦闘地域)
全域
https://www.understandingwar.org/sites/default/files/DraftUkraineCoTMay30%2C2022.png
東部
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ルハンスク
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ハリコフ
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ヘルソン
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重要点
・ロシア軍はセベロドネツクの地域を徐々に占領し続けたが、まだ完全に街を包囲していない。

・ロシア軍は、Slovyansk と Barvinkove への攻撃を再開するため、Izyum 周辺の再編成に注力し、
小規模な攻撃しか行わなかったが、失敗に終わった。ロシア軍はスロビャンスクに向けて徐々に前進し、
今後数週間のうちに都市そのものへの攻撃を試みているが、決定的な成果は望めそうにない。

・ハリコフのロシア軍は、ウクライナの反撃がハリコフとベルゴロド間の国際国境に達するのを阻止することに
引き続き力を注いでおり、ウクライナ軍はここ数日、同地域で重要な作戦を展開していない。

・ケルソン州北部でのウクライナの限定的な反撃は、この48時間にそれ以上の地盤を確保することはなかったが、
ロシアの作戦を混乱させることになった。ロシア軍は、インフレート川の東岸にあるウクライナの橋頭堡に対して、数回の攻撃を行ったが、失敗した。

・ロシアの下級将校の死傷者が続出し、ロシアの士気と指揮統制能力をさらに低下させるだろう。