ドルとユーロの国際的地位、当然視されるべきでない=ECB総裁
2023年4月18日2:55 午前
https://jp.reuters.com/article/jp_europe/idJPKBN2WE1AR?il=0

[フランクフルト 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は17日、中国やロシアが独自のシステムを構築する取り組みを進める中、米国とユーロ圏は自国通貨の国際的な地位を当然視してはならないと述べた。

講演で「新たな世界地図」が描かれるつあるとし、一部の国々は中国人民元やインドルピーなどインボイス通貨になりつつある代替通貨を求め、金を蓄え、独自の決済システムを構築していると指摘。「こうした動きはドルやユーロの優位性喪失が差し迫っていることを意味するものではなく、これまでのところ国際通貨の使用における実質的な変化はデータで示されていないが、国際通貨の地位がもはや当然とされるべきではないことを示唆している」と語った。