>>186

決議案は、人道目的の休戦や人道支援物資のガザ地区への搬入などを求める一方、
ハマスによる攻撃を非難する内容は含まれてませんでした。

これについてカナダが、ハマスの攻撃や人質の拘束を非難する文言を加えるよう
修正を求めましたが、必要な賛成が得られず修正は認められませんでした。

そして決議案の採決の結果、アラブ諸国やロシア、中国、フランスなど120か国が賛成、
アメリカやイスラエルなど14か国が反対、日本やイギリスなど45か国が棄権し、
棄権と無投票を除く3分の2以上の賛成で決議が採択されると、会場では拍手が上がりました。

国連総会の決議に法的拘束力はありませんが、国際社会の総意を示すものとされ、
地上侵攻の準備を進めるイスラエルに対して一定の圧力となるとみられます。

一方で、反対や棄権、無投票などにまわったのはおよそ70か国にのぼり、
パレスチナ問題をめぐる国際社会の分断も浮き彫りになりました。