トルコで大規模な反イスラエルデモ
エルドアン大統領「ガザで起きているのは大虐殺」
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231029-OYT1T50108/

イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの攻撃を強化する中、
世界各地で28日、大規模な反イスラエルデモが開かれた。

トルコではタイップ・エルドアン大統領がデモに参加し、
「イスラエルは戦争犯罪国家だ」と非難した。



トルコ・イスタンブールでは約150万人(主催者発表)が詰めかけた。
演説したエルドアン氏は
「ガザで起きているのは大虐殺。イスラエルを止められない西側諸国にも責任がある」と強調した。
イスラム主義組織ハマスについて「テロ組織ではない」とも述べた。

エルドアン氏はイスラエルとハマスの戦闘が始まった当初、
経済協力を期待して関係改善を進めていたイスラエルへの批判を抑えていた。

停戦に向けた仲介にも意欲を示していたが、
ガザの人道危機の深刻化を受け、反イスラエル姿勢を鮮明にした。



トルコは29日、世俗主義を国是に掲げて誕生した共和国の建国100周年を迎えたが、
イスラム色の強いエルドアン政権はパレスチナとの連帯を優先し、記念行事を縮小したという。