ウクライナなぜ士気高いまま? 開戦まもなく2年 西側兵器の供与による好循環/ロシアが抜け出せぬ悪循環とは

西側のMBTやIFVは、車両自体はいくら撃破されようとも乗員さえ生還すれば、彼らはその戦訓を身に付けて新しい車両に乗り再び戦えるという過去の戦訓に基づき、乗員の生存を第一に考えた設計が施されているからです。

 その結果、最前線ではロシア製MBTやIFVに比べて、西側製のそれらの乗員の生存率は高いため、やはり西側製は優れているという一種の信頼感と安心感がウクライナ軍兵士たちに生まれているのだとか。

 しかも生還した乗員たちは、その戦訓を身に付けて「経験値を上げて」再び戦闘に参加できます。加えて、万一ロシア側の攻撃にあっても生還できる可能性が高いので、乗員たちの士気が旺盛になり、兵士個々のスキルがより向上し、戦いにも積極的になるという好循環が生まれているそうです。

結果として、ロシア軍兵士よりもウクライナ軍兵士のほうが高い士気を保っていることが、奮闘を続けている大きな理由となっている模様です。一方で、ロシア側に関しては相も変わらず、戦わずして車両を放棄・脱出して逃亡する兵士が散見されると伝えられています。

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