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富裕層の申告漏れ980億円 2年連続最高更新―国税庁
2023年11月22日20時52分
ttps://www.jiji.com/jc/article?k=2023112200913&g=soc
全国の国税局が6月までの1年間に実施した所得税の税務調査で、
多額の有価証券や不動産を保有していたり、収入が大きかったりする富裕層の申告漏れ所得が
前年比16.8%増の980億円に上ったことが22日、国税庁のまとめで分かった。
2009年以降で過去最高となり、2年連続での更新となった。

国税庁によると、富裕層への調査は前年比32.2%増の2943件だった。
一方、追徴税額は23.1%減の183億円となり、
比較的税率が低い金融所得の割合が大きかった可能性があるという。
海外投資をしている富裕層の申告漏れは514億円と全体の5割超を占めた。
前年から37.4%増えたが、追徴額は半減して71億円にとどまった。
業種別では、経営コンサルタントの申告漏れ所得が平均3367万円と最も多く、2年連続のトップだった。
2位は2483万円のくず金卸売業で、資材高騰が影響したとみられる。
ブリーダーは2075万円で2年連続の3位となった。4位には1611万円の焼き肉が入った。
同庁は全体の所得税調査状況も公表した。申告漏れは25.5%増の9041億円、
追徴額は29.3%増の1368億円に上り、過去最高だった。