>>251
たとえば領空侵犯した航空機に威嚇射撃するのと同様の行為が「潜水艦に対する、威力が低いものの爆発音は伝わる程度の演習用爆雷を用いた威嚇攻撃」。
潜航中の潜水艦には、他に警告する手段がないからね(まさか至近距離に魚雷を走らせるわけにもいくまい?)。

で、キューバ危機で演習爆雷による威嚇を受けたソ連潜水艦B-59では、新たな命令を受け取るにも浮上して通信を行う事もできずストレスで好戦的になった
艦長と政治将校は米艦隊へ各魚雷による攻撃を決めたが、副長の反対により実現せず、核戦争は回避された(当時のソ連潜水艦では幹部3人が全員一致しないと核兵器を使えなかった)。

そんなわけで、威嚇自体は妥当だが、それに対する反応が過度なものになる可能性はあり、威嚇といっても慎重に行わねばならず、
かつ最後は人間の「良心」や「常識」みたいな、曖昧なもので結果が決まる。