EUの原付四輪車はクアドリシクルと言います。元々はフランスの規格です
クアドリシクルはかつては排気量50ccまでだったのがフランスなどでは400ccまで緩和されたようで、
馬力もかつては5馬力ほどだったのが現在では20馬力あります。
イタリアなどでは500ccクラスのエンジンを積んだものもあるそうですが、
基本的には日本のクボタやスバルの産業用ディーゼルエンジンが転用したものが多く、
排気量や馬力の割には低回転からトルクがあるからなのか、思ったより軽快に走っています。
見た感じはトヨタ iQ、あるいはメルセデス・ベンツのスマートと言った感じでそれほど安っぽい感じは無く、
スズキ ツインなどよりよほど立派です。
ものすごく取り回しの良さそうな超ショートホイールベース2人乗りのショートボディですが、
バックモニターまでついている車種まであるのは、路上駐車の多いパリなどで隙間に
詰め込むような縦列駐車が必要だからでしょう。
シティコミューターとしてはものすごく立派で自動車としてはこれで十分、と思うところですが、
最高速度は45km/hに制限されているので高速道路には乗れず、長距離移動には適しません。