ロシア軍はどれだけ航空機を失った?高性能機の損害相次ぐ 制空権の獲得は不可能か

イギリス国防省は「ウクライナの防空部隊が成功」

イギリス国防省は、2024年2月3日にウクライナ紛争の戦況分析を更新し、ロシア空軍が制空権を獲得できていないとの分析を明らかにしました。


ウクライナ軍の参謀本部は1月30日、ロシア空軍のSu-34戦闘爆撃機をルハンシク州東部で撃墜したと発表。

Su-34戦闘爆撃機は、ロシア空軍の中では高価かつ高性能な機体ですが、この戦争では損害が相次いでおり、また損失が発生したとみられます。
イギリス国防省は、ロシア空軍は2022年2月のウクライナへの全面侵攻以降、合計で82機の固定翼戦術機を失ったと推定しており、大きな被害が生じています。

イギリス国防省によると、ロシア空軍の航空部隊は、地上部隊への一貫した支援に苦心している可能性があるとのこと。

また、機体の損失を恐れ、ウクライナ軍の防空網の外側から射程延長用滑空装置を備えた兵器を発射しており、リスクを回避したい意向がある可能性が高いとしています。

こうした動きは、ウクライナ軍の防空部隊が成功し、ロシア空軍がウクライナ上空の制空権を獲得することが不可能になっていることを示しているとしています。

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