日産が最終利益2・8倍の3253億円 日米欧好調で売上高過去最高 23年4~12月期
産経 2024/2/8 21:42

日産自動車が8日発表した2023年4~12月期連結決算は、純利益が前年同期比約2・8倍の3253億円だった。
半導体不足の緩和が追い風となり、売上高は22・3%増の9兆1714億円で4~12月期として過去最高を記録。
営業利益も65・1%増の4783億円と好調だった。

他方、電気自動車(EV)などで地場メーカーが台頭する中国では苦戦が続いた。
スティーブン・マー最高財務責任者(CFO)は記者会見で
「日本や欧米での好調な販売が中国の落ち込みを補った」と説明した。

24年3月期の世界販売台数計画は、従来の370万台から355万台に引き下げた。
マー氏は「各地域での競争激化や、米国など重点市場での物流逼迫」を要因に挙げた。
24年3月期の業績予想は据え置き、中国事業の強化を急ぐ。
https://www.sankei.com/article/20240208-56WM2SOBR5MOBOLNMUBGH4KPRE/

日産も円安と半導体不足の解消で業績を大きく伸ばすも、EVと中国市場の不振が足を引っ張る形に。