ここまでのウクライナ戦争を見ると

ロシア軍は開戦前までプーチンがはじめた軍事改革を経て、現代的な軍になろうと志向していた。すなわち人的損害を可能な限り減らし、要所をエアランド・バトルにより電撃的に攻め落とす少数精鋭の軍だ。
その代表的なものがロシア陸軍の基本編成単位である大隊戦術群による火力のコンパクト化と機動力の確保である(これはアメリカのストライカー大隊に通じる思想。)。

しかし、諸々の事情により大失敗した。

その結果、ソ連軍の伝統である圧倒的物量と人的資源を元にした総力戦に切り替えた。


ロシアのドクトリンの変更に対応したウクライナは総力戦に引き込まれて、物量差で押されるようになってきた。

これが戦略的まとめだとおもっている。