基本的にヘッドホンは作られてる国の音楽の好みに合わせてチューニングされています。

日本的な音といえば歯切れのいいドンシャリです。
ギターのエッジの音や金物の打撃音などを強調してメリハリのある音にしつつベースやバスドラの音をドンドン響かせる音作りです。
こうしたヘッドホンは、日本人の大多数が聞いているであろうロックやJポップにとても合う音作りになっています。

ただ少しヘッドホンに興味の持ち始めた方はAKGやゼンハイザーなどの外国製ヘッドホンも視野に入ってくると思います。
しかしそれでロックやJポップを聞くのは大変もったいないです。
基本的にヨーロッパの方は音のつながりを重視して音作りを行っています。
歯切れの良さよりも、響きからくる空間表現の方に重きを置いているのです。

AKGはまだ俗な音楽に合うようにチューンされていますが、ゼンハイザーはそんなの無視した音作りになっています。
そういう音楽ばかり聞く人が買っても、宝の持ち腐れとなるでしょう。