「あれはまさか無羅摩鎖…未だ受け継ぐ者が居ようとは!」
「雷電、知っているのか!?」

無羅摩鎖(ムラマサ)
多くの拷問器具を生み出してきた秦王朝においても、特に異彩を放つ器具。
対象者の頭部に装着し、その後徐々に頭部を締め付ける力と器具そのものの重量が増加する。
最大時の重量は約200〜250貫(750Kg〜900Kg)と言われ、
拷問中に頸椎に甚大な損傷を受け死亡する者も多数出た。
なお、現代におけるヘッドホンは、この器具の考案者である
「経怒洪(へ・ドホン)」の名から付けられたことはあまり知られていない。
(民明書房「拷問の罪と罰」より抜粋」