輝度でわかりにくいならこう考えればいい

170cmの人間がオリジナルで600cmの枠で撮影
この場合見たい部分は170cmまでだね。

これを300cmのディスプレイに映して1mの距離で見る場合に、
170cmまで等倍に、200cm以上は圧縮して映すのがPQ
半分にきっかり圧縮してしまうのがHLG。
※PQも同じ様に均等に圧縮することは出来る。業務用機ではそういうのもある。

さて、この場合映したいものをより忠実に見れるのはどっちでしょうね、って話。
当たり前なんだがPQだよ。
HLGだと150cmの人?ちっちゃ!(モニターの場合暗い、となる)

もちろん200cm以上の領域に何かが映っていればそれは圧縮されるわけだが、2つの理由で実用上は問題無いと言える。
一つはそもそも見上げる形になるので正しい距離感をつかめない
※輝度で言えば人の目はそもそも高輝度に対しては鈍く、実際にPQも低輝度側に階調を振ってる。
もう一つはそもそもそんな高いところに何かが映ることは稀だということ
※実際の映像でも400cdや600cdはめったに使わない。むしろ低輝度側のほうが多いくらい。

そして現状普及してるディスプレイってのはここで言う高さで言えば300cmくらい、って事になる。
もちろん600cmのもある。一部のハイエンド液晶がそれに当たる。
当たり前だが実際に600cdまで映したほうが(1000cdまで出せたほうが)、臨場感はある。臨場感はね。

ちなみにOLEDの場合はこの例で言えば200〜250cmが良いとこかな。(RGBWでも全白400cd出せれば御の字かな。RGB式だとSONYのマスモニですら150cd)