>>864
例えば通常の5.1/7.1chソースは、どの音がどのスピーカーから出力されるかは決められている
同様にAtmosもどの位置に配置した音が、どのスピーカーから出力されるかは決められている
https://i.imgur.com/cW3R9cv.jpg

360SSMオフなら通常通りに出力され、その位置にピンポイント定位する
しかし360SSMオンだと、本来出力されるスピーカー以外からも出力され
音は広がるが定位が曖昧になり、ピンポイントではなくぼやけた音になる

STR-AZ7000ESの7.1.4chシステムで検証すると以下の出力になる
フロントRとセンター、サラウンドRとサラウンドバックRの2スピーカーに出力し定位する音が
この2スピーカー以外からも出力される

トップフロントL、トップフロントLとトップリアL、トップリアLの天井SPのみに出力される音が
フロアの7chスピーカーからも出力される

フロントLとトップフロントLの2スピーカーに出力し定位する音が
サラウンドL、サラウンドバックスピーカーにも出力される、という話

360SSMは音が広がり面白い効果は得られるが
その反面、定位が曖昧でぼやけた音になるのと、音自体も変わってしまう

これはAVSを含め各種フォーラムで報告されているし、このレビューでも指摘されている
https://www.whathifi.com/reviews/sony-ta-an1000
だから使う人、使わない人、ソース限定で使う人などに分かれる