<<病型分類>>
【妊娠高血圧腎症(preeclampsia)】
高血圧+蛋白尿のタイプで、最もよく見られる典型的なもの
妊娠20週以降に初めて高血圧が発症し、かつ蛋白尿をともなうもので分娩後12週までに
正常に復する場合をいう。
【妊娠高血圧(gestational hypertension)】 
高血圧のみのタイプで、かかる頻度は妊娠高血圧腎症の1/3程度。
妊娠20週以降に初めて高血圧が発生し、分娩後12週までに正常に復する場合をいう。

【過重型妊娠高血圧腎症(superimposed preeclampsia)】もともと高血圧、腎臓病などがあるケース
(1)高血圧症(chronic hypertension)が妊娠前あるいは妊娠20週までに存在し妊娠20週以降
  蛋白尿をともなう場合
(2)高血圧と蛋白尿が妊娠前あるいは妊娠20週までに存在し、妊娠20週以降、いずれか、
  または両症状が憎悪する場合
(3)蛋白尿のみを呈する腎疾患が妊娠前あるいは妊娠20週までに存在し、妊娠20週以降に
  高血圧が発症する場合をいう。