<<症候による亜分類>>
重症、軽症の病型を高血圧、蛋白尿の程度によって分類する。

【★軽症】
血圧:次のいずれかに該当する場合収縮期血圧 140mmHg以上、160mmHg未満の場合。
拡張期血圧90mmHg以上、110mmHg未満の場合。蛋白尿:原則として24時間尿を用いた
定量法で判定し、300mg/日以上で2g/日未満の場合。
【★重症】
血圧:次のいずれかに該当する場合収縮期血圧 160mmHg以上の場合。拡張期血圧 
110mmHg以上の場合。蛋白尿:蛋白尿が2g/日以上の場合。なお随時尿を用いた試験紙法
による尿蛋白の半定量は24時間蓄尿検体を用いた定量法との相関性が悪いため、尿中
蛋白の上昇度の判定は24時間尿を用いた定量によることを原則とする。随時尿を用いた
試験紙法よにる成績しか得られない場合は、複数回の新鮮尿検体で、連続して3+以上
(300mg/dl)の陽性と判定されるときに蛋白尿重症とみなす。

発症時期による病型分類妊娠32週未満に発症するものを早発型(EO,early onset type)、
妊娠32週以降に発症するものを遅発型(LO,late onset type)とする。