嬉しかったことなんか、物とかそんなんじゃなく、ただ手を繋いで他のお母さんとおなじふうにしてくれたことだけ。
それ以外が破天荒すぎて…
さんさんタウンというとこがあり、休みに母がさんさんタウン行こうか!と言ったら飛び上がるくらいうれしかったのを覚えてる。
行ったら必ず3000円までで好きなおもちゃ買っていいよっていわれた。
でも母子家庭でお金がなんとなくないんだろうなと気づいていたから、いいよって言った。いらないって。
弟はそんなこと気にせず3000円嬉しそうに選んだ。
自分は6歳だったがすでに上記のように考え遠慮し、遠慮しない弟をにらんだりしたやっかいな子供だったな。
母に、だってうち、お金、ないんやろ?やからええねんうち。って言ったときのかなしそうな顔がわすれられない。
多分弟が正解だったんだよね。
子供ははやくからいろんなことわかってる。
だから我が子にも誤魔化しや嘘はつかないときめてる。