父は見栄っ張りで口が悪くてタバコ臭くて物心ついたときからずっと好きじゃなかったんだけど、私の子に会うと聞いたことのない声であやして楽しんでいる。
私が産まれたときにもそうしてくれてたのかなぁと思って泣きたくなる。
あと私は3人姉妹の末っ子なので、父は他人からよく男の子が欲しかったでしょうって下世話な質問をされていたが絶対に否定してくれてたことは嬉しかった。
でもあまりにもこの質問の多さに自信がなくなってて反抗期にはいったよ。
そして数年後にどういうわけか父と電話をしてて、「お前は頼りないやつだからなぁ」って言われてショックじゃなくてホッとして泣いた。そうか、そんなに頑張らなくていいんだ!と思えた。愛されてる、愛されていたとも思った。
だから自分の子のどんな反抗期でも愛情だけは失くさない。