誰にも信じてもらえないと思うから人には話さないけど、
まだ寝返りもできない頃
たぶんどこかにお出かけしたかなにかで、母が疲れきってこたつで寝てた。
私はすぐとなりにぴったり寄り添っていた。
すごく眠くて目をつぶっていたんだけど、母の顔が私のおでこにくっついていて嬉しくて幸せでその感触を感じながら涙ぐんでいた。
父がカメラでその様子を撮ろうと構えている気配を感じて一生懸命泣かないようにこらえていた。

そんな記憶がある